匿名希望

です

匿名希望

です

マガジン

  • 振り返り

    毎年恒例、振り返り

  • 川へ流れていくような

    濁流する思考と生活の保管庫

  • 今日の音楽

    <在宅期間中、(ほぼ)1日に1アーティストを聴き込む個人的なメモ>

  • 映画の感想

最近の記事

  • 固定された記事

『千と千尋の神隠し』 : 追体験と新しい発見

7歳のわたしと、26歳のわたしが見たジブリは、同じ故郷に20年たって帰ってきたときのような懐かしさと新鮮さがあった。 19年ぶりに映画館で『千と千尋の神隠し』を観れたこと、このポイズンな時勢でもすごいハッピーな出来事だった…。 何より、一度見た映画を追体験できたことがとても良かった。 その貴重な体験記をここにメモ。 いきさつ26歳の誕生日。何も予定がなく、直帰してもよかったけど なんだかそわそわした気持ちを抑えきれずに、 映画館で『千と千尋の神隠し』のチケットを衝動的

    • 今年もひとつ、季節が巡って

      2023年も、様々なことがありました。 新しいチャレンジをして。褒められることもあれば、なんでこんなに駄目なんだろう…と落ち込むことも沢山ありました。 環境が変わり、全く別の世界に行ったときに、自分の至らなさを沢山見て、もうほんと良い加減にしてくれよ……と自分で自分にがっかりする場面も多々。 でも、同時に、そんなどうしようもない自分と付き合うのは他ならない自分だから、もうすこし付き合ってやるか…。と謎の第三者視点(?)で覚悟を決めていった年でもあり、以前と比べると生きや

      • 結婚したい→昇進したいにはならない

        最近、あるライターが、「普通に結婚したい」という女性を揶揄する文章を上げて、ミソジニーっぽいと叩かれていた。そのあと、これは筆者のことでもあると弁解?していた。 そこでふと思った。 結婚しました!というポストは見かけるけど、昇進しました!というポストはあまり見かけない。なぜ? それともフォローしてるひとの傾向であるだけなのだろうか。 例えばここに、「昇進しました」という投稿があったとする。 タワマンと思われるビルの高層階から見える景色バックに。名刺とシャンパンが映さ

        • 6/1 疲れちゃった大雨

          朝からお布団に雨と一緒に染み込んで溶けゆくような日である。 割と4月からノンストップできたなーと振り返る。 引っ越し、転職、大好きな祖父の他界、GW出勤 2週連続の弾丸東京、からの会社で炎天下イベント、 定時退社で帰ってご飯を食べれば寝るまで副業 そしてまた6時半に起きて会社に行く…という生活 もちろん自分で決めたことで、楽しいし もっと大変なことはいっぱいあるし 何より一人で東京で何から何までやってた時に比べると 本当に家族の恩恵を受けていて最高やなと思ったが そんな日々の

        • 固定された記事

        『千と千尋の神隠し』 : 追体験と新しい発見

        マガジン

        • 振り返り
          5本
        • 川へ流れていくような
          5本
          ¥100
        • 今日の音楽
          7本
        • 映画の感想
          3本

        記事

          2/28 宇宙と、日常をちゃんと咀嚼すること

          ・宝石の国を夜中に読み始めると止まらなくなって一気に朝まで読んだ。しんどかった。 ・ページが進むに連れて物語も頭もバグっていき、一種のトランス状態に陥った ・仕事はやはり、夜になるに連れて盛り上がる ・久しぶりのメンバーで夜ご飯。ちょっと緊張していたがやっぱり会えばそんなことなかった ・みんな真面目で嘘がなく気持ち良いなぁとつくづく思うのである ・そういう人たち、高校以降会えないかもと思ってたけど、社会に出ても仕事以外で会えるのは本当に嬉しい、だいじ

          2/28 宇宙と、日常をちゃんと咀嚼すること

          2/27 注目されたくないけど存在はしてたい

          ・早めに起きようと寝る前に思ったのに無理だった。 ・いろんなことが机の上に置きっぱなしだった。 ・午前の大仕事をひとつこなした。 ・午後の大仕事までずっと胃が気持ち悪かった。 ・銀座の街で、ひたすらに積み上げられている看板が面白い。

          2/27 注目されたくないけど存在はしてたい

          2/26 休みの日を誰よりも休んだ自信あり

          ・14時半まで寝た。どうだ、勝てないだろう。 ・何もかんがえずにただSNSを見た。どうだ、勝てないだろう。 ・料理をせずに昨日買っていたパンにコーヒーを入れた。チョコもちょっとかじった。 ・先日買った塩大福も食べた。元祖というだけあって、しょっぱあまくて、しつこくない謙虚さがとても美しいバランスだった。薄めのお茶でちょうどいい。味が巣鴨だ。 ・とりとめないことを永遠と日記に書きつけた。 ・ひたすらPhoebe bridersを聞いていた。 ・CoCo壱番屋でスープ

          2/26 休みの日を誰よりも休んだ自信あり

          年の瀬。花束と、街の灯り

          毎年こっそりと振り返っているnote。年の瀬、茶会の茶室が寒すぎて風邪にかかり、酸素が回らない頭でぼうっと紅白をみていたら年が明けていた。だから下書き時の22年のまま、23年に投稿しちゃう。 今年(22年)もどうにもならないこともあったし、ああ、きついな。と感じることも多くあった。 昨年までの騒ぎがおさまったと思えば世間でも私の周りでも、余計にパワフルでヘビーなことが降りかかっていた。 それでも。 苦しい時間が多かったからこそ見つけられた大切なものがたくさんあった。悲し

          年の瀬。花束と、街の灯り

          monthly music log - 22.1

          1月よく聴いた音楽メモ。新旧問わず。 ⒈ 君の横顔/古美術 良い!笑 2019年にヒットした大橋裕之原作のアニメ「音楽」の劇中歌。最近配信サイトにやってきてまた人気出てる。音楽制作勢が錚々たる面子だけあって、音響がめちゃくちゃ無駄に?良い映画。その中に出てくる見た目が70年代なフォーキーバンド「古美術」のアルバム。中身も70年代フォークに間違いないんやけど…めちゃくちゃ耳なじみよいのに新鮮で…しばらくずっと聴いてた。途中で覚醒してはっぴいえんどになるところも含めて大好き。

          monthly music log - 22.1

          ゆく年くる年

          時の流れに身をまかせ って今さらながら凄い曲。どうして歌謡曲はこんなにも人の心を打つのか。きっと幸せや平凡な人生なんて本当はあんまりないからでしょうね。たまに思うのは、悲しみや苦しみのない世界になったとして、人の心を動かす素晴らしい作品は生まれるのかしらということ。(どうした) それはさておき、テレサ・テンを聴きながら帰る道すがら、遅くなったけど昨年の振り返りと今年の抱負など、自分用にここにしたためておきたいと思います。 昨年は世界にとっても自分にとってもなかなかメモリ

          ゆく年くる年

          純粋なものに笑ったり泣いたりしたい

          昨年くらいから何だか少しおかしい。私も周りも社会も。 おかしいことは地球誕生以来ずっと起こり続けているので、私が生まれてから数十年余の統計として。うちのおじいちゃんくらいからしたら、1940年代が一番おかしくて、今なんかもう余生の祭りくらいにしか考えてなさそう。笑 これまでの辛いことたちは、どーんと一気にやってきて、一時期ワーワー喚くけど、そのあとは以外にアッサリしてた。毎年来る台風のように。今はひとつの歪みがドミノのようにバタバタと周りまで崩しておかしくなっていっている

          純粋なものに笑ったり泣いたりしたい

          「PINK BLOOD」 : 宇多田ヒカル

          6/2 にシングル「PINK BLOOD」を発売した宇多田ヒカル。今回も姉さんがすごいのだ。 いま、around 40 の女性が、すごい。 とは、この記事の受け売りだが納得することも多い。 若さを武器に、踏ん張った20-30代を超えた先には、何があるのだろう。 今まで描かれてこなかったその先の40代女性の景色が最近ドラマで描かれていると記事にはある。その記事を読んで日も浅かった私は、今回の新譜をきいて、それを体現しているのが宇多田ヒカルなんじゃないかと思った。 曲を聴い

          「PINK BLOOD」 : 宇多田ヒカル

          『ノマドランド』:住み方ではなく生き方の問題?

          主人公の「信念」が強く胸に刺さった作品。(個人の感想ネタバレ有) 今回、ロードトリップものというだけでよだれなのに、大好きな『スリービルボード』主演のフランシス・マクドーマンドが演じるとなれば、観る前から自分にとっての良作になることは決まっていた。自分の好きを確認しにいくための映画はひとりで行きたい。ノマドなので映画館近くのワーキングスペースで仕事して定時ダッシュした。 PC片手に仕事するノマドワーカーと、本作に出てくるノマドはちょっと違う。映画の中のノマドは、職(主に肉

          『ノマドランド』:住み方ではなく生き方の問題?

          あえてこの時代に都心に住むこと

          年始にバタバタと引っ越し、同時期に ライフイベントが何個も発生するという壮絶な3ヶ月を終え、 今年もう紅白見ても悔いがないんじゃ?と思うくらい 2021年を余生感覚で生きています。新年度です。 (多分あと1、2回は荒波が来る) そしてふっと落ち着いてみて思ったことが、 都会、住み良い…!ということ。 引越しでは、条件面だけをみて土地に拘りを持たなかったのに 気がついたら主要ターミナル駅に徒歩20分、電車で2分の とんでもない都心に住居を構えていた。 このコロナ禍で都心に住

          あえてこの時代に都心に住むこと

          みかん食べながら2020年振返り

          大晦日の今日は、のんびり家族でおせちを作って、 私は金柑と栗金団を担当した。 玄関に正月飾りをつけて、と祖母に頼まれた時 あ、これ去年も全く同じ事をしたなぁと思った。 この歳になって、毎年が同じように迎えられるものではないと 少しずつ感じるようになってきた。 少なくとも、振り返った時にきっと誰にとっても エポックメイキングな年になるであろう2020年の年末に 去年と同じように過ごせた事が、とても尊いと思った。 昨年末にもnoteに振り返り記事を書いていたので見直したら

          みかん食べながら2020年振返り

          大衆のメディア化がもたらすこと

          矛盾なんですが。 こんなにも簡単に何かを発信できる世の中は本当は恐ろしい。 普段出版物に関わる身として、その責任の重さを感じられずには要られない。 文明が発達し、世界へ一瞬で情報を拡散できる可能性のある発信機器をほとんどの人が持てる今。 誰もが拡散力のあるメディアとなり得る。 その恩恵とその罪悪は、誰もが知っての通り。容易に情報を発することで、それが孕む危険を須く持つことになることも、きっと暗黙知。 私もこうして不特定多数がアクセスできるメディアに簡単に書き込むこ

          大衆のメディア化がもたらすこと