みかん食べながら2020年振返り

大晦日の今日は、のんびり家族でおせちを作って、
私は金柑と栗金団を担当した。

玄関に正月飾りをつけて、と祖母に頼まれた時
あ、これ去年も全く同じ事をしたなぁと思った。

この歳になって、毎年が同じように迎えられるものではないと
少しずつ感じるようになってきた。

少なくとも、振り返った時にきっと誰にとっても
エポックメイキングな年になるであろう2020年の年末に
去年と同じように過ごせた事が、とても尊いと思った。

昨年末にもnoteに振り返り記事を書いていたので見直したら
余裕を持つって目標を書いていて、
それやのに全然成長できてない自分に笑った。
キャパオーバーしまくりで、今年きっと人生で一番余裕がなかったわ。

今年は、自分の中で「絶望」という
言葉の淵をほんの少しだけ覗いてしまった年だった。

でも良いこともあって、うまくいかないなかでも
会社で褒められたり、嬉しい言葉をもらったりした。

楽しい事に連れ出してくれる人、
辛い時に一緒に踏ん張ってくれる人、
今年お世話になった人の顔を思い出すと
あんまり人に会えなかった年のはずなのに
本当に、本当に人との繋がりに心から感謝する。

暗闇の中で泣いたと思えば、次の瞬間には爆笑するような年で
リアス式海岸のようにギザギザした1年やったなぁ。
わざとわかりにくいように例えてます。(かまいたち風)

街と人の営みが、今年は特に
静かな街からゆっくり浮き上がって見えた。

人が消えてしまった渋谷でこっそり見た、ネオンサイン。
外出できずに屋上から初めて見た4年間住んだ自分の街。
久しぶりに帰った地元の、懐かしい匂い。

この先の人生がそんなに単純に笑えるようなものでもない事に
私も周りの人たちもなんとなく気付き始めている、と思う。
でもそれでも日常にまだ笑えている。それどころか
どんな絶望に陥ってもまだ私は笑えるんじゃないかなぁと思っている。

だから来年も楽しみ。

来年は電子機器をあんまり触らずに
美しく丁寧に生きられるようにしたいです。

書いてる時点でもうちょっと無理かなと思っています。

去年も書いていたけど、
「良いお年を」と誰かと話すたびに
その人と過ごした1年を思って幸せになる。

来年もそういう毎日になりますように。

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