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日本縦断歩き旅《佐賀⇒熊本》1日目『廃線跡の道』佐賀市⇒福岡県大牟田⇒熊本県荒尾


いよいよ歩き旅の再開。
4時に起きて5時に出る。

444も通ったけど333もあるのか。

吉野家で朝食。ワンオペだった。

ホ~ッ!!ホ~ッ!!ホ~ッ!!ホ~ッ!!
と叫び続けるおじさんがいて、避けてわき道に入る。
健康法かもしれない。

驚くほど真っすぐの歩道に入る。
車がいないから超快適。

徐福サイクリングロードらしい。
自転車道にはいつも助けられる。
快適だ。

朝日が木漏れ日でチカチカと明滅して輝かしい。
通った時間がよくて温度も涼やか、
車の音もなく、小鳥のさえずりなども聞こえて気持ちがいい。
数日前まで嫌な事ばかりだったので、
夢の中で歩いているような錯覚を覚える幻想的なひと時だった。

廃駅の休憩所があり、廃線跡の道だと知る。
車中心社会だから、歩行者が歩いていて気持ちがいい道は少ないけど、廃線跡は道の真ん中を歩けていい。

全国の子供が描いた古里の絵が展示してあった。

徐福像。
全国に徐福伝説ありすぎて、どれもうさん臭く見えてしまう。
沢山の人を連れてきたらしいから、古代日本の技術や文化を促進した偉人だとは思う。

橋が渡れるかと思ってきてしまったが、渡れないようだ。
この時、トイレを我慢していて。
橋の手前にあった公園は時間外なのか閉鎖されていて、橋を渡った先の公園でトイレをしたかったが橋が渡れない。

冷や汗をかきながら別のルートへ小走りする。

すこし離れたところにコンビニがあったが、すでに入っていた。
仕方なく店内を回って待っていると、別の人がトイレに駆け込んでさらに待つ。ようやく、トイレを使うと、2人ほどガチャガチャと入ろうとされる。

どうやら朝のトイレラッシュだったようだ。

腹が減りすぎて、このあとうどん食べるのに軽く食事してしまう。

目当てのうどん屋にきた。

全体的にレベルが高く感じた。
麺は柔らかめなのにコシがある。
肉はジューシー。
つゆは出汁の香りが高く残る。
ごぼ天も美味しい。

柳川ってもしかして、ジブリのドキュメンタリーの柳川?
って思って調べたら本当にジブリの『柳川堀割物語』の柳川だった。
土地勘なさすぎる。
そもそも、福岡が有明海に繋がっていないと思っていて、
佐賀から熊本が繋がっていると勘違いしていた。

この日、日本縦断ではじめて一日で3県歩いた事になった。

当たりますように。だと思ったらあたりませんように。なのか。
一度作って、作り直したのだろうか。

ここにもゴミ捨て看板。
山奥ではこの手の看板多いけど、どうしてだろうか。
川が近いから、河川敷に捨てに来ているひとだろうか。
そもそも、普通にポイ捨てしちゃうのか?

綺麗な道。
太陽も登ってきて快晴。
日差しが強くサングラスする。

手のギブスが蒸れ、歩いている時に無意識に握りこんでいるらしく、
小指が痛いほどめり込んでいて、少し中のクッションをずらす。

前になにかあったのかと思うと怖い。

真っすぐの道。

大牟田駅に着いた頃には、
足が痛くてたまらなかった。
ケガして運動不足だったのと、
今回は荷物を全て背負っているのとで負荷がかかったのだろう。

あと少しでホテルだけど、
ラーメン屋に入って休憩する。

うまい。

うまいけど、家族経営なのか娘と親で変にギスギスしていて。
娘が食事中に床掃除をせっせとして、親が注意、それでも床掃除を続ける娘。もやもやする。

熊本に入る。

大牟田にラジオステーションがあって前を通ると公開収録をやっていた。
マイク前に座っていた人がビックリするほど美人で驚いた。
さすが芸能人。

そのラジオをスマホのラジコで聞こうかとも思ったけど、
足の痛さで余裕がなくて、さっさとホテルに急いだ。

今日のホテルに到着。
前回の旅ではみかけても入らなかったが、
今回からAZホテルによくお世話になる事となった。

受付の方が、シングル満席らしく値段そのままでツインに変更してくれた。

ツインだから部屋が広い!

4機ある洗濯機がずーと使用中で困った。
足が痛いなか20分起きに3回見に行って使用中。
4回目で洗濯できた。

500円で夕食バイキングがつけられ、
「よーし!これからの歩き旅の栄養付ける為、腹いっぱい限界まで食うぞぉ!」
と意気込んでいくものの。

冷たかったり、ぬるかったり、なんか全体的にそそられず。
たった一膳で帰る。

せめて、納豆か卵があれば。

部屋に帰って20時ごろ就寝。

骨折で自暴自棄になって毎日飲酒していたが、
この日、禁酒できた。
それが嬉しかった。


この日歩いた距離 40 km












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