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あなたの積読教えてください③

まだ読んでいない本があるのに、新しい本を買ってしまう。そうやってどんどん未読の本を積み上げていくことはありませんか?誰しも必ず持っているであろう積読本を、これから1人ずつ紹介していきます。

第3回目は、大学で日本文学を専攻していた20代社員 友納の積読記録です。

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この記事を書くにあたって、まずどの積読を紹介するか選ばないといけないという積みっぷりに自分でも呆れます。今回は4冊ピックアップしました。

『明るい部屋 写真についての覚書』ロラン・バルト/花輪光 訳

●積んでいる期間
半年ほど
●なぜ買ったか
目当ての本を購入し本屋を出ようとしたところで、「写真論の決定版」みたいなポップが目に入った。
●もうちょっと詳しく
2年前友人に誘われて美大の学祭(藝大やムサビ、その他合同展など)に何度か行った。すると、絵や写真をたくさん見たからなのか、途端に写真が上手くなるという経験をした。無意識のうちに、構図や画角などの経験値を手に入れたのかもしれない。それ以来、もっと写真撮影というかカメラを自分のものにしたい、と思っている。
●なぜ積んだか
来るべき時を待っているから

『ナイン・ストーリーズ』J・D・サリンジャー/柴田元幸 訳

●積んでいる期間
9か月ほど
●なぜ買ったか
原作者も訳者も好きだから
●もうちょっと詳しく
サリンジャーは『ライ麦畑でつかまえて』しか読んだことがない。ライ麦を読んだのは学生時代で、好きな小説のうちの1つだ。しかし、友人には「ライ麦は挫折したわ」というやつが2人もいる。気が滅入っちまうよ、僕には信じられないな。
●なぜ積んだか
ほかの小説が順番待ちしているから

『ラジオラジオラジオ!』加藤千恵

●積んでいる期間
1年ほど
●なぜ買ったか
そういえば加藤千恵さんの作品を1冊も読んでいなかったから
●もうちょっと詳しく
その昔、「朝井リョウ&加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)」というラジオ番組があって、毎週金曜はバナナムーンGOLD(1時~3時)→朝井&加藤のANN0(3時~5時)と続けて聴くのがきまりだった。小説家のラジオは聴いたことがなくて、作家ならではの話が(そうでない話も)おもしろかった。
●なぜ積んだか
失くしたと思っていた(本棚の後ろ側に落ちていたのをこの前発見)

『酔っぱらいの歴史』マーク・フォーサイズ/篠儀直子 訳

●積んでいる期間
2年
●なぜ買ったか
先人に学ぼうと思ったから
●もうちょっと詳しく
2年前の12月、高校の同級生との飲み会で初めて記憶をなくした。といっても覚えてないのは飲み会のうちの2時間ぶんくらいなのだが、気づいたら二軒目の店から知らない店のトイレにいて、気持ち悪さに苦しみながらそのテレポーテーションに笑ってしまった。そうして、自分も酔っぱらいの歴史に名を連ねたのだった。
●なぜ積んだか
買って満足してしまった(学ぶ気がないから)


文:友納一樹

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