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あなたの積読教えてください⑤

まだ読んでいない本があるのに、新しい本を買ってしまう。そうやってどんどん未読の本を積み上げていくことはありませんか?誰しも必ず持っているであろう積読本を、これから1人ずつ紹介していきます。

第5回目は、幼少期から常に本棚が大きい今西の積読を紹介します。

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「積読」とは、私のためにできた言葉なのではないかと思うほどの積読本が我が家には溢れています。すでに手放しましたが、私の最初の積読本は小学生の頃に買った「ソフィーの世界」。中学を受験する予定だった私は、塾の問題集で読んで面白そうだったこの本を親に買ってもらいましたが、37歳のいまに至るまで読み切ったことはありません。でも表紙だけは鮮明に覚えているんです。積読する私を責めるようなソフィーのあの目を……。

そんな積読歴約25年の私のいまの家には、ゆうに50冊を超える積読本があります。いや、正直に言うと、100冊くらいある気がします。怖くて数えるのを辞めました。でも本は買わないとなくなるから! だから買う!
そんな膨大な積読本のなかから「これ絶対面白いんだけどな」と思っている5冊を紹介したいと思います。近々引越しますが、この本は持っていく予定。


積読本①:圏外へ/吉田篤弘

●積んでいる期間
13年
●なぜ買ったか
その当時、吉田篤弘さんの作品にハマっていたから。
●もうちょっと詳しく
同氏の「それからスープのことばかり考えて暮らした」を読んで作風が気に入ったので、ほかの作品も読みたくなった。手元にある積読本のなかで最長積読。


●なぜ積んだか
何度か読もうとしたが、なかなか最後まで進まず、いつの間にかそのままになっている。でもいつか読む気がして、いまだに手放さずにいる。


積読本②:拳の先/角田光代

●積んでいる期間
5年
●なぜ買ったか
29歳のときに角田光代氏の作品が突然好きになり、発売と同時に購入した。
●もうちょっと詳しく
初期の角田光代作品は恋愛が絡むものが多かったが、徐々にもう少し広い意味での人とのつながりを描くのでさらに好きになった。
●なぜ積んだか
同氏のエッセイも小説も好きなのだが、題材がボクシングだからか、どうしても途中で断念してしまう。この本の出版後、同氏は新作執筆を休んでいたのでその間に読もうと思ったら、2020年に新作「銀の夜」が出てしまった。こちらも積読中。

積読本③:旅行者の朝食/米原万里

●積んでいる期間
8年
●なぜ買ったか
食にまつわる本の代表作だから。
●もうちょっと詳しく
食にまつわる小説を買い漁っている時期があり、名著と言われるものはすべて読もうと思った。ちなみに持ち歩きやすいようにKindle版を購入。
●なぜ積んだか
旅先で何度も読み始めるが読了できず。内容を忘れてまた最初から、というのを8年繰り返している。

積読本④:Quick Japan 151/かまいたち特集

●積んでいる期間
1年ちょっと
●なぜ買ったか
一昨年のM-1を観てからかまいたちが好きだから。
●もうちょっと詳しく
高校〜大学の頃はよしもとの劇場に通い詰めていたくらいお笑いが好きだが、ここ10年は茶の間で満足している。M-1→YouTubeの流れでかまいたちが好きすぎる!
●なぜ積んだか
重版がかかるくらい売れた号らしいが、買っただけで満足してしまった。

積読本⑤:一番大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書/水野学

●積んでいる期間
3年
●なぜ買ったか
水野学氏に興味があったのと、たまに仕事術の本を読みたくなるから。
●もうちょっと詳しく
プロダクトデザイナーとしての水野氏に興味があった。あと、自分の仕事をやりつつ部下への指導も必要な年齢にさしかかったので、段取り上手にならないとなと思った。
●なぜ積んだか
この本を読む段取りができていないから。


文:今西絢美

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