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#34 この活動の3つの成功ポイント

こんにちは!てけ王です!🐔🍗


前回・前々回は、活動の成果をいくつか挙げました。


村上式ナレッジマネジメントの成果事例は、他にもたくさんあります。

132話のハピネスストーリーには、実に様々なストーリーがありました。

自分のことを、ひとりひとりが主体となって自由に語ることが、共感を生み出します。

ハピネスストーリーは、コミュニティにおけるキラーコンテンツになります。



さて、コツコツ書きためたこのブログも今回34回目となり、一旦のまとめをさせて頂こうと思います。

どうして村上式ナレッジマネジメントが上手くいったのか、客観的に考えてみると…

下記3つが挙げられる気がします。


■参加者の声を聞いて活動に取り入れたこと

ユーザーの声を聞きましょう。

僕は、「この場が、誰しもに公平な場になって誰もが意見アイデアを創出でき、誰もが輝ける場になること」を目標として推進していました。

心理的安全性を意識した場です。

「仲が良ければなんでもできる」が持論です。

ユーザーアンケートは、半年毎に定期的に行っていました。

現場の声を聞いてそれを活動にきちんと反映させる、といったことは、意識的に行う必要があります。

アンケートでは、回答者の約80%が「この活動で何かしらの成果を実感した」と回答してくれました。


■経営層からの応援を得たこと

経営層からも応援して頂きました。

毎回KMアワードに参加してくださったCFOを始め、多くのCXOや関係会社の社長が応援してくださいました。

特に、経理部門の枠を越えて全社展開となった際に支援してくださいました、当時のCHRO・CFO・CIOには、深く感謝しています。

最後となってしまった第4回KMアワードで、CFOが参加者に向けて仰った言葉は、本当に感動しました。(ヒストリー編の最後にお話ししようと思います)

■生い立ちが自主的、ボトムアップであること

この活動自体が完全ボトムアップで築かれたものです。

僕が工場経理を担当していた時期に、問題意識を持って始めた活動が大きく育ちました。

もともと僕が、工場内の経理チームへの問い合わせ削減を目的にExcelで作った文書管理システム「書庫」がこの活動の起源です。

活動当初から自主参加制です。

一時期、僕の異動により活動が停滞した時期もありましたが、2012年に公式に再開されました。

その後、当時のCHROから全社展開のご提案をいただき、2016年に僕がこの活動の責任者という立場のまま、情報システム部に転属しました。

当時は700名ほどの参加者でしたが、その後「KM推進グループ」という名前の部署が作られ、基幹システムやホームページを刷新しながら育てていき、僕が運営していた期間では 4,758名にまで広がりました。

上から指示されることもなく完全ボトムアップで自ら始め築いてきた活動が部署になったときは、本当に嬉しかったです。


ここまでが、僕が行ったナレッジマネジメント実践例の「仕組み編」です。

この後は、この活動がどのように生まれ育っていったか、どんなハピネスがあったか、どんな悩み苦しみがあったか、をご紹介する「ヒストリー編」です。これからゆっくり書いていきます。

ナレッジマネジメントの推進ノウハウ、知識共有・技術伝承のコツ、コミュニティの運営方法に、少しでもヒントになれば嬉しいです。

講演もしていますのでお気軽にお声掛けください。


仕組み編はマガジンでまとめました!


これからもどうぞよろしくお願いします!

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