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人間の男性にツノを生やすべき4つの理由。


ツノとは、動物をはじめとする生物の頭から出ている突起状の構造のことをいう。


長年疑問だったのだが、何故シカやカブトムシにツノがあって、我々人間にはないのか。あったら絶対カッコいいのに。気軽に天井にぶっ刺さることもできるのに進化上必要とされなかったのだろうか。


私は日に日に増す人間のツノの有無に対する疑問に対して思考を巡らせることを諦め、検索することにした。

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無い。

延々とページをスクロールしても、次のページにいっても、pornhubや厚生労働省のサイトもくまなく探したが、人間にツノがない理由についての解説を見つけることはできなかった。

ああ、なんということだ。私と同じような疑問にぶち当たった人がいないということか。もっと情熱を持ってツノに興味を持つべきである。しばし憤激した後、私の知的好奇心の右に出るものはいないのだと我に返り、タピオカミルクティーを飲んで心を落ち着かせる。


つまるところ、人間にツノがない理由は不明、ということになる。

まあ恐らく、ツノは生物にとって”武器”としての役割が大きいため、武器を自分で作って使えばよかった人間には必要がなかったというところだろう。二刀流の宮本武蔵が三刀流になる世界線は存在し得なかったのだ。


うーむ。


せめて、せめて私だけにはツノが生えて欲しかった。

男目線で考えると、ツノがあるメリットは恐らく両手両足で数えても足らないほどあると思う。


①まず第一にカッコいい。

冒頭でも少し述べたがツノがあるとかっこいいのだ。

あの子供に大人気のカブトムシだって、カッコよさの90%はあのツノで出来ている。

ツノが無かったらあそこまでの人気は出ないだろう。ツノがないカブトムシのメスを「カッコいい」と言ってる子供なんてみたことない。せんとくんだってツノがなかったら、ただの坊主である。

人間が鹿のツノの剥製を家に飾る理由だってそうだ。考えてみて欲しい。なんとなくカッコいいからだ。そこにカバンを掛けたいからとか、ぶらさがりてえんだとかいう実用的な理由では決してないはずだ。

気分や相手に合わせて様々なツノに変えらえる柔軟な構造にできればなお良い。

無性に野草を食べたい時ははヤギのツノ、樹液を心ゆくまで吸いたい時はやはりカブトムシのツノだろうか。鏡の前でツノのファッションショーをしている想像をするだけでツノが硬くなる。

頭部にツノを生やすことで、モッテモテのツノライフを送れるのだ。


②身長を激しく誤魔化すことができる。

もう一度言う。激しくである。

ツノがあればもう身長測定で背伸びしたり、ワックスで髪を固めてかさ増ししたりといった姑息な手段は使わなくて済む。ツノは身長に含まれる。恐らくツノがあることで、いくらツノより下の部分が短かったとしても、平均身長は優に超えてくるだろう。

私自身に関していうと身長は高いので、天に向かって垂直に伸びてる型のツノがありさえすればほぼほぼダルビッシュだ。ツノがあったらダルビッシュに改名して渡米し速い球を投げる。ちなみに本物のダルビッシュにツノが生えたら身長制限でフライング・ダイナソーに乗れなくなる。

また、身長の高さを妬む輩に「胴長短足じゃん」と揶揄されようが「ツノ生えてないよりマシやろ」で一蹴することができる。ツノ is 無敵なのだ。


③50メートル走等で少しだけ速くゴールできる。

ツノがあれば基本的にリーチが長くなる。

リーチが長くなるということはどういうことかというと、陸上や水泳等の早くゴールについた方が勝ちという競技において有利になる。

走る系の競技なんて頭を少し傾ければ0.5秒ぐらい短縮できる。

水泳だって最終的にプールの壁に刺さるが、少しだけ早くゴールすることができる。

特に50メートル走のタイムがそのままヒエラルキーに繋がる男子小学生時代にツノが生えてれば無敵だ。羨望の眼差しを受けながら、スクールカーストの頂点に君臨し続けることができる。その地位と権力を振りかざして皆の給食の味噌汁も勝手にツノで混ぜたりする。


④満員電車で有利。

これは男女に共通していることだがストレートタイプではなく巻き角なら、手を使うことなく満員電車の中でツノを使ってぶら下がることができる。

例えば下の写真の皆さんご存知ヌビア・アイベックスのようなツノ。

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このツノさえあれば無敵だ。

満員電車で無双することができる。

下の画像を見て欲しい。

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ツノがない人間の一般的な満員電車の中での様子だ。


片手でカバンを持ち、片手でつり革を持っている。

当然、両手はふさがっている。

しかしツノが生えている人間になるとこうだ。

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手が一本自由になるというメリットが一目瞭然である。

このガラ空きにあった腕を使って読書やスマホいじりをして快適な満員電車ライフを送ることができるのだ。素晴らしい。

ちなみにツノが生えた人間がたくさんいると満員電車の解消にもつながる。

下の画像を見て欲しい。満員電車の中でつり革を持っている人たちの簡略図だ。


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実際はもっと悲惨なことになっているが、簡略図なので勘弁して欲しい。


満員電車というのは電車の中のスペースに対して、そのキャパシティを超える人間が存在しているから不快に感じられる。満員電車を物理的に解消するには人を減らすか空間を増やすかしかない。

しかし、人間にツノが生えていると、この課題も驚くべきことに解決することができる。


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ツノでつり革にぶら下がることによって新たにスペースを生み、そのスペースに人が入り込むことができる。画像では少しわかりにくいが、つり革を比較的高い位置に配置して、ツノ人間がぶら下がれば床と足の間に空間ができるのだ。

このように空間を拡大することで密度を低くすることができる。

素晴らしい、ツノisソリューション。

ツノを生やすことで社会問題も解決することができるのだ。あと電車の中でしんだ顔のサラリーマン同士がツノでツボを押し合うことで、疲労回復につながって皆ハッピーな顔になるという噂もある。一石七鳥だ。


以上が人間の男性にツノを生やすべき4つの理由になる。


明日から是非みなさんツノを生やして見て欲しい。さようなら。

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