2022年 映画ベストテン(サスペンス/ミステリー部門)
■「一人で一体いくつベストテンを作ってるんだ?」って思ってる人が大半だろうけど、年間200本以上映画を見てるから出来るんです。
ということで組んでみたサスペンス/ミステリーの2022年映画ベストテンだけど、他のベストテンとは若干毛色が違う作品が並んでいて新鮮である。その中で1位のアスガー・ファルハディ監督の『英雄の証明』は冤罪映画としても突出していた。このベストテン内、3位の『死刑にいたる病』、6位の『スティルウォーター』、7位の『オフィサー・アンド・スパイ』もいわゆる冤罪映画。時代、国、シチュエーションを変えながら各々見せているが、どれも印象深い。
『ニトラム/NITRAM』はいわゆる『エレファント』タイプの犯罪映画で中盤までの展開も悪くなかったし、5位の『ナイトメア・アリー』は20世紀前半のサーカス/見世物小屋の雰囲気たっぷりで独特だった。
2位の『MEN 同じ顔の男たち』と10位の『ノイズ』は『サイン』や『ハリーの災難』のようなヒッチコックの応用を根底に感じられたのでランクインさせたかな。
ランク漏れした中では『グッバイ・クルエル・ワールド』や『流浪の月』、『沈黙のパレード』といった日本映画やアメリカ映画の『ザリガニの鳴くところ』や『ナイル殺人事件』や韓国映画の『狼たちの墓標』といった辺りが惜しかったかな。
1位:『英雄の証明』
2位:『MEN 同じ顔の男たち』
3位:『死刑にいたる病』
4位:『ニトラム/NITRAM』
5位:『ナイトメア・アリー』
6位:『スティルウォーター』
7位:『オフィサー・アンド・スパイ』
8位:『さがす』
9位:『ファイブデビルズ』
10位:『ノイズ』
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