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男の青森1人旅

どうも、ワイティー(@waithiii)です。

このnoteでは、青森県に2泊3日の旅行をした際の出来事について書いていこうと思います。

冬の雪国に行くのは初めてだったので、普段なら半袖半ズボンですが、今回はコートを着ることにしました。それにしても、「雪国」という言葉は不思議ですね。「雪県じゃないのかよ」と、今noteを書きながら思いました。

そう考えると、私が行ったのは青森県ではなく、陸奥国だったのかもしれません。


あふさか → 陸奥国

一日目。

朝起きて早々に私は絶望しました。
なんと、大雪のため伊丹空港からの飛行機が欠航しています。

これが雪国たる所以でしょうか。
陸奥国への旅行は、わずか1分で終わりを告げました。


ということは、ありません。

その日の私は冴え渡っていました。

「日本には新幹線がある」

ふと、19の「水・陸・そら、無限大」という曲を思い出しました。

空が封じられても、水・陸という選択肢があります。
こうして、私は飛行機から新幹線に変更しました。

飛行機なら2時間ほどで着くはずでしたが、新幹線だと7時間以上かかります。せっかくなので、読書をすることにしました。


天地明察

江戸時代の初期を舞台にした小説です。

算術や天文学を駆使し、正確な暦を解明しようとする男たちの実直さや、幕府のお偉方を巻き込んで、改暦を実行する挑戦を見せてくれる小説です。

これまで正とされてきたことに異を唱え、新しいものを提示することに対して、不安や葛藤を抱えながらも前に進む姿勢は、素敵だなあと思わされました。


血の轍

毒親とその息子との日々を描いた漫画です。

不気味でどう着地するのかが読めない漫画ですね。人の心理描写の表現が半端じゃないなと毎巻思わされます。


文化人類学の思考法

当たり前や常識など人によって捉え方が異なるものに対し、問いを立て思考することの重要性が説かれた本です。

様々なテーマに対する研究者たちの主張と根拠が書かれており、自分の問いと照らし合わせて考えてみるのも面白いですよ。


読書の合間に外を眺めると、富士山が綺麗に見えました。

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富士山を眺めながら、小・中学校の同級生、山ちゃんのことを思い出しました。(誰やねん。)

東京 - 八戸間では、駅弁を食べました。

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心のどまん中を撃ち抜かれました。名前通り、肉々しい弁当でした。

読書ができ、駅弁を食べ、山ちゃんのことも思い出せたので気分は上々です。(だから、誰やねん。)

八戸駅から乗り換えて三沢駅まで行き、とうとう本日の宿の青森屋に着きました。


青森屋

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館内には、りんごジュースが出る蛇口があったり、コーヒーが飲み放題のカフェスペースがあったりと、良いサービスが揃っていました。

着いた時点で17時を回っていたので、すぐに夕飯を頂くことにしました。

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「七子八珍」

素晴らしいネーミングですね。なまこ、鮟鱇と食べたことないものだらけでした。

やはりいくつになっても初体験は興奮しますね。
舐め回すような目で見つめ、舐め回して味わいました

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日本酒に合う料理だらけだったので、グビグビ呑んだ結果、案の定ベロベロに酔っ払ってしまいました。この後に露天風呂に入ったとは思うのですが、何の記憶もありません。

覗きをしていないことを祈るばかりです。

翌朝、朝風呂の際に猛烈に雪が降っており、顔はめちゃくちゃ寒いのに体は暖かいという貴重な体験ができたので良かったです。朝食ビュッフェでは、リンゴカレーと海鮮丼を食べ、胃が驚愕しているのを感じながら、宿を後にしました。

次は奥入瀬渓流ホテルに向かいます。


奥入瀬渓流ホテル

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青森屋 - 奥入瀬渓流ホテルまでバスで移動します。

だいたい30分ほどで着きました。午前中に着いたので、近くを散策することにしました。どうやら少し離れた所に、十和田湖という湖があるようです「レンタサイクルで回ってしまおうかしら。」と思いましたが、11月-3月にレンタサイクルはやっていないようでした。

冷静に考えてみると当たり前の話ですね。
凍結した地面を自転車で漕ぐなど、ただの自殺行為です。

チャリで湖の周りを巡ることは、昔からの1つの夢だったのですが、次の機会にとっておきましょう。そうはいっても暇なので、徒歩で散策しようと思いました。

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5分で諦めました。

その5分の間に3回滑って転びました。こんなに短時間でスベったことは、これまでの人生を振り返っても10回くらいしかありません。

ただ、お腹が空いたので、Google Mapで近くのごはん屋さんを探すことにしました。

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「そらキレるわ。むしろ、キレなあかんな。」と思うようなレビューが書かれた店があり、心惹かれましたが、中国語の案内を出されたらキレてしまいそうなのでやめておきました。

悩んだ末に、石窯ピザOrtolanaというお店にしました。

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これまで食べたポテトの中で、一番美味かったです。ジャガイモの濃厚さと揚げ具合、塩加減と何をとってもパーフェクトでした。

大満足のランチを終えて、ホテルに戻ることにしました。帰り道では2回ほど転びました。雪国ではスノーブーツが必須アイテムですね。

ホテルでは露天風呂に入ったり、読書をしたりと、まったりとした時間を過ごしました。

そして、夕飯です。

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ビュッフェスタイルだったので、暴食することにしました。
イカとホッキ貝のグリルが旨すぎて、5皿ほど頂きました。

パンパンのお腹で風呂に入り、この日も終了です。


さて、朝になりいよいよ旅も最終日です。朝食もビュッフェスタイルでした。

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オムレツが旨すぎて、3皿ほど頂きました。

10時過ぎまでゆっくりした後に、バスで青森駅まで移動します。


青森駅周辺

なんと、奥入瀬渓流ホテル - 青森駅は、バスで2時間半かかるらしいです。

朝にコーヒーを飲んだのは失敗でした。バスが発車してから30分ほどで、尿意はピークに達しました。

その時、バナナマン日村氏のパンチラインを思い出しました。

0か100

何の話だと思いますか?

これは小便の話です。

さっきまで小便の気配など微塵も感じなかったのに、次に瞬間には膀胱という名のダムが、決壊寸前まで追い込まれていることを指しています。

端的に言うと、漏れそうだということです。

そこからの2時間は、ひたすら尿意との闘いでした。外の雪を眺めながら、必死に尿意から気持ちを逸らしました。そうこうしている内に青森駅に着いたので、すぐにトイレに駆け込みました。ブルーな気持ちで帰ることにならなくて良かったです。

お腹が空いたので、青森駅から徒歩8分ほどの距離にある、味の札幌 大西というラーメン屋に行きました。

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味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)なるものでした。

味噌、カレー、牛乳、そしてバター。濃厚界屈指の実力者たちが一同に介しています。旨くないわけがありません。「濃厚界ってなんだ?」と思いながらも、瞬く間に完食してしまいました。

帰りの飛行機は飛んでいるらしいので、青森空港に向かいます。

お土産として、リンゴバターやアップルパイ、林檎のマドレーヌ、りんごジュースなどを買いました。


林檎、りんご、リンゴ、アップルを買った男が、Appleのパソコンで文章を書く。

そんなnoteでした。

今度はスベらないように、夏に行こうと思います。




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