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告白

告白しようと思う。

僕は生まれてこの方寿司が嫌いと言い続けていたが、

最近になって案外うまいと感じるようになってきた。

留学中には日本人なのに寿司が嫌いというステレオタイプに反逆した姿勢を売りにしていたこの僕だったが、

帰国して気づいてしまった。

自分は案外、寿司がすしかもしれない。

(例のように文章中につまらないボケを挟んだところでリアルタイムで滑ってしまった際に突如として登場する何とも言えない気まずい空間が読者側にしか生成されないため筆者は如何なる時もそして何事においても優位な立場に立っているのだ。)

出典(僕)

このように多かれ少なかれ人には言えない秘密を誰しも抱えているものだ。

わざわざ秘密にする必要も本当はないんだと、

この時代を信じたいんだけれど、

この日本社会はそうさせてくれなかった。

この秘密を公にすることを世間一般ではカミングアウトというらしい。

僕はどうやらバイセクシュアルである。

でもどっちかというと男の人に惹かれることが多い。

ここで「え、気持ち悪い」と感じた方は、

ご自由に女に、男に惹かれるなり、車に轢かれて下さい。

冗談ですよ。

なぜ突如として性的趣向を公にしたのかわからない。

ただ嘘をつき続けるこの毎日にうんざりしていた。

普通に好きな人に好きだと伝えて、

恋バナにも参加して、

派手に失恋したい。

何よりも自分に正直で居たかった。

ここでカミングアウトしたからっていきなり友達に

「僕はバイです」なんて、

名前を名乗る勢いで性的趣向をひけらかすなんてことは到底できないが、

時期が来ればちゃんと伝えたいと思う。

まだそんな勇気はないんだけれど。

また同じような悩み(悩みというものより秘密と言う方が正しいかもしれない)を一人で抱えるのも少しいっぱいいっぱいだった。

だからと言ってこのようにいきなり思い付きでインターネットに平気で性的趣向という超個人情報をドカンと載せてしまうあたりもはや秘密でも悩みでも何でもなくなってしまったわけだが、

このような拙い記事を読んでホッとしてもらいたかった。

一人じゃないんだよって。

別に悪いことじゃないんだよって。

親にも友達にも言えなくてむずむずしてるならこちょこちょしてあげるから無理しないで。

僕も、君も、みんなが笑って過ごせますように。

また来週 ;)



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