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回顧録(と抱負)

あけましておめでとうございます。

年末に書き始めたこの記事は未完のまま年越しを迎えてしまいました。

前半部分は年の瀬、後半は新年に書かれています。

年末に今年の振り返りを書いてしまうのはあまりにも当たり前すぎて少し面白みがないけれど、

結局年の瀬に小さな自分の部屋を整理するときには、

頭の中は勝手に今年のベストモーメントやら、やらかし集が放映されている。

わざわざ見たくもないけれど、

おばあちゃんの家で垂れ流されているバラエティーが無性に目に留まる、

そんな原理でしっかり今年の自分を振り返ってしまう。

三月留学出発までは嫌なバイト(カラオケ)を渋々続け、

稼いだその金で友達と遊びに耽り散在するというプラスマイナスゼロの生活を続けていた。

写真を見返すと三日連続遊んでいるような日もあって小学生かと突っ込みたくなるほどだったが、

典型的な日本の大学生の末路みたいなこんな日々も、

いつか来るその時にはお酒を片手につまみにでもなるのだろうか。

否、大のお酒嫌いな僕にはそんな未来は見えない…

三月には初めて大きなライブへと妹と参戦した。

高校時代好きな人が好きだからという不純な理由で聴き始めたバンドだったが、

まさか自分の目と耳で彼らの演奏を聴ける日が来るなんてあの頃は夢にも思っていなかった。

ライブが始まった。

掻き鳴らされたギターは真っすぐ僕の鼓膜を通り、心まで揺らす。

揺さぶられた心が落ち着かないまま、

待っていたのは夢のイギリス留学だった。

初めて日本から出る。

ちなみにこの前初めて半袖半パンで真冬にランニングをしてきた。

それはそれは最初はとてつもなく寒くて、

けれど走っているうちに体の皮膚の内側は暖かいけれど、

その一皮先は凍えるほど冷たい、

そんな新感覚アイスのような体験をしてきた。

話を戻そう。

やはり日本から出た先の出来事は日本を出ないと知り得なかった。

凍えるような寒い日に半袖半パンでランニングをした時に感じる気持ちは、

真冬に馬鹿な格好で走る以外知り得ない。

留学で知ったその先で僕はイギリスが好きだと感じたし、

僕の住む場所は日本ではないかもしれないと少し思い始めている。

行ってみないと何もわからなかった。

イギリスの料理はそんなにまずくないし、

キャッシュレスが日本に比べてすごく進んでいるし、

ホームレスがそこら中に野垂れ死んでいたし、

平日の昼から吞んだくれるやつだっていた。

知ることは楽しい。

去年の最大の学びはこれだと思う。

今じゃインターネットも普及して知ることは簡単になった。

実際しなくても、行かなくても、食べなくても、

大体人様の体験談で概要はつかめる。

だけれどやはりそれらは単なる二次元的なものにすぎないのかもしれない。

いくら良く書かれていたとしても、

いくら高級なカメラで撮影されていたとしても、

自分の目(レンズ)を通してしか知り得ないものがあるのだ。

やりたいことはなんでもやってやる。

これが2023の抱負だ。

ということで今年もよろしくお願いします。

記事への感想、今年の抱負等ございましたらコメント欄にご自由にお書きください。






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