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「おとな六法」を読んで最初に思ったことは、何ですか?

結論: 法律を使いこなすための導入書


夜が長く、涼しくなり読書にぴったりな秋。今回は、2023年9月20日に発売された「おとな六法」を読んだ感想について話します。

おとな六法は、スラスラ読みいってしまう法律の入門書。著者は154万人(2023年10月6日時点)にYouTubeチャンネル登録されている岡野タケシ弁護士。
予約時点で重版が決定し、発売からわずか5日で25000部が売れるほどの人気の本となっています。

岡野武志チャンネルから誕生

著者の岡野タケシ弁護士は、全国に12拠点あるアトム法律事務所を運営しています。さらに、弁護士の中では日本で一番YouTubeチャンネル登録者が多い弁護士YouTuber。お笑い社会系YouTuberと名乗っています。
法律を知らなかったでは済まされない時代。しかし、完全に理解するのは難しい。日本に住む誰もが法律に親しみを持ち、法律的なトラブルのない生活を送れるようにという思いから、Youtubeを始められています。

YouTubeといえば、ショート動画の「質問来てた。結論~。」というフォーマット。この結論を最初にもってくるスタイルは、noteでも参考にさせていただいています。
動画の内容は、大人から子どもまで楽しめ、法律が身近にあることを感じさせます。
法律厳守でゲームを楽しむ企画が特に好きです。法律の観点でゲームにツッコミを入れるというシュールな画かつ楽しく法律を学べて面白いです。

岡野タケシ弁護士といえば、2021年、「人生逆転最強メゾット」という本を出版されています。 この本は、高卒のフリーターから、YouTube者数登録日本一の弁護士になるまでにしてきたことについて、話されています。「どうしたら、いまの自分を変えられますか?」「変わりたいけど、何をすればいいか分からない」といった質問に、答えるため、目標設定、チャンスのつかみ方、手帳を使った時間術など、経験を元に書かれているので、説得力が強いです。
気になる方は、下記リンクから購入できますので、ぜひ購入してお読みください。

YouTubeショート動画から厳選した100の質問を収録

おとな六法の内容(ネタバレしない範囲)

今回のおとな六法には、ショート動画から厳選した100個の質問ネタを入れていました。アニメやゲームを弁護士視点でツッコむ真面目だけどシュールな内容から、法律がいかに生活に密着しているか実感できるほど、面白くわかりやすく書かれた本でした。また、ビジネス本一冊分程度の大きさと厚さのため、六法全書より持ち歩きしやすく、困ったときに、すぐ使える一冊です。

序盤は、スマッシュブラザーズ、ウルトラマンなど、人気のアニメ、ゲームを法律に当てはめるとどうなるか法律に親しみをもてます。

中盤は、職場、事故、ネットなど、巻き込まれる可能性のある事例について厳選して解説されています。
中には、「一万円札1枚を盗むことと一万円相当の価値があるものを盗むことは、どっちが罪が重いですか?」といった、鋭い質問もあります。
また、刑務所の生活についても書かれていて更正のための施設としての苦悩なども感じられました。

終盤は、岡野タケシさんの実体験から、弁護士を目指すために必要な勉強、弁護士の1日や弁護士あるある、岡野タケシさんが創設したアトム法律事務所について詳しく分かります。

短く分かりやすい解説

ショート動画を切り取った解説で、1つのテーマが短くまとめられています。次々と読み進められます。取り上げた事案は、応用可能。QRコードを読み取れば、元の動画、ショート動画へアクセスできます。動画の場合、岡野タケシ弁護士と動画スタッフののりちゃんの組み合わせによる面白い寸劇が観られます。

今回は、2週間前に発売されたばかりの「おとな六法」について、ネタバレしない範囲で読んだ感想を書きました。法律が身近にあることがわかります。ゲーム、マンガを楽しみながら、法律の観点でツッコミを入れることも面白いかもしれません。おとな六法について、気になる方は、ぜひ買ってください。

ちなみに、岡野タケシ弁護士への質問があれば、Youtubeのコメントに投稿すると、「質問来てた」と、動画で取り上げていただけるかもしれません。

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