中部地方が発祥のご当地ラーメンチェーン店3選
まとめ
8番らーめん→北陸地方が中心、名物は野菜ラーメン。はちかまが目印。
テンホウ→長野県のみ出店、名物はタンタンメン、餃子。間違い探しが難しすぎる。
五味八珍→静岡県周辺に展開。名物は浜松餃子、五目ラーメン。
なぜ、旅先でローカルチェーン店に注目するのか?
旅に出ると、その土地で食べられているグルメを味わいたくなります。名物料理だけではなく、その土地ならではのローカルチェーン店も楽しみたくなります。
旅先では、思い出の味になる。
旅先のローカルチェーン店は、思い出の味になります。
旅先で出会った以前、ローカルレストランとして、さわやか、フライングガーデンを紹介しました。「さわやか、フライングガーデンのハンバーグが似ている」という噂が気になって、両方のお店に行きました。実際に行って食べ比べた結果を下の記事に書きましたので、ぜひ、お読みください。
地元にあるローカルチェーン店は自分の中のスタンダードになる。
一方、地元にあるローカルチェーン店は、昔から慣れ親しんだ味です。慣れ親しんだ味は、自分の中で基準になります。旅先で出会ったご当地料理と比較対象として利用する傾向にあります。遠くの知人を誘うときに、利用するお店の上位候補としても利用しやすいです。
先日の記事では、ローカルスーパーマーケットの魅力について語りました。その土地ならではのおみやげが、お手頃に買うことができること、その土地の食文化を学ぶことができることに魅力を感じています。詳しくは、下の記事をお読みください。
今回のテーマは、中部地方のローカルラーメンチェーン店
今回は、中部地方が発祥のご当地ラーメンチェーン店、3店について語ります。
8番ラーメン
国道沿いの小さなラーメン店から始まった。
石川県加賀市で1967年2月11日に創業しました。国道8号沿いで創業したことから、8番ラーメンと名付けられました。田園地帯にポツンと建つ小さなお店から、国道8号は、新潟県新潟市と滋賀県栗東市を結んでおり、北陸地方の大動脈です。2024年10月時点で、北陸地方、長野県、岡山県に全114店舗をもつまで、成長しました。タイ、ベトナムでも8番ラーメンは展開しています。
看板メニューの野菜ラーメンを注文した。
創業以来の看板メニューは野菜ラーメンです。創業当時から、野菜ラーメンを求めて人々が集まりました。
キャベツ、モヤシ、ニンジン、タマネギなどをサッと炒めてラーメンに乗せます。麺は平打ち麺、スープは、醤油、塩、味噌の3種類から選びます。チャーシュー、かまぼこもトッピングとして盛り付けされていました。
麺の量を半分に減らしたり、麺をなくして野菜スープとして味わうこともできます。課金すれば、野菜の量を増やすこともできます。
今回は野菜大盛味噌ラーメンを食べました。平打ち麺とスープが絡みます。スープは、あっさりしており、野菜を食べるラーメンを感じさせました。
はちかまも8番ラーメンの名物
中心に8の字の書かれたかまぼこも名物です。創業の翌年、取引先から、オリジナルのかまぼこを提案された結果、誕生しました。
はちかまには、こだわりが詰まっていました。8の字を浮かび上がらせるため、真っ白なかまぼこです。真っ白なかまぼこを作るために、スケトウダラを主に使用しています。厚さも2.5mmでそろえています。
公式サイト
テンホウ
旅館から業態変化した。
長野県諏訪市にある上諏訪温泉の旅館、「天宝 鶴の湯」が発祥です。高度経済成長期、大型旅館が建ち始め、太刀打ちできないと考えた結果、1956年、食堂に業態変化することを決心しました。上諏訪駅近くに餃子菜館を創業したことが始まりです。
長野県内で33店舗展開しているローカルラーメンチェーン店に成長しました。
看板メニューはタンメン、餃子
創業当初のメニューは、タンメン、チャーメン、餃子です。テンホウのタンメンとチャーメンのちがいは、スープがあるかどうか。塩味のスープがあるのは、タンメン、スープがないものはチャーメンです。タンメンは、あっさり塩味のスープに、太い麺が絡み、食べ応えがあります。
餃子は、創業当時から西方が変わってません。八角など中華スパイスの香りが広がります。皮は薄く、ジューシーです。
ちなみに、現在の看板メニューは、担々麺です。本場のタンタンメンとは異なり、山椒のしびれる辛さがなく、唐辛子の突き刺さる辛味は抑えられています。ゴマ、肉みそでマイルドに仕上がっています。
難しすぎる間違い探し
テンホウには、待ち時間を飽きさせないための工夫として、間違い探しがあります。一目では、どこが間違っているか分かりません。のめりこみすぎると、麺が伸びてしまうほどの難しいです。写真で撮って持ち帰りたくなるほどです。
公式サイト
五味八珍
小さな餃子の屋台から始まった。
五味八珍は1970年、浜松市で餃子の屋台から始まりました。当時、手作りで餃子を生産していた。そのため、1日1000個程度しか生産できず、数時間で完売するほど人気でした。
1971年、中華ファミリーレストランも浜松市に開店しました。2024年11月時点で静岡県を中心に、愛知県、山梨県、神奈川県に全48店舗あります。
浜松餃子
看板メニューは、浜松餃子です。12個入りは、円盤型に並べられ、中央に茹でモヤシが盛り付けられています。キャベツ、豚肉を中心に作られた餡がジューシーでした。1人でもあっという間に平らげることができます。
浜松餃子について、詳しく知りたい方は、下の記事をお読みください。
五目ラーメン
ラーメンの中では、五目ラーメンが名物です。野菜たっぷりで熱々のあんかけがかけられています。細麺にあんかけが絡みます。あんかけはアツアツ、スープは、あっさりしており、飲み干したくなります。
公式サイト
今回は、ローカルチェーン店の魅力を語りつつ、中部地方のローカルラーメン店についてお話ししました。ローカルチェーン店は、その土地で親しまれているグルメを知ることができます。
他の地域のローカルチェーン店も随時、紹介する予定です。