【早起きは三文の徳】札幌の2つの市場で味わえる贅沢な朝食
市場は朝早くから開いており、贅沢な朝食をとったり、新鮮な食材を購入して朝ごはんを作るという早起きの楽しみ方に出会えます。セールスなど活気も感じられ、朝から元気をわけていただけます。今回は、札幌にある2つの市場で朝食を食べました。どちらも市民の台所として愛され、にぎわっていました。
札幌二条市場
大通駅から徒歩5分で行くことができます。青いトタン屋根が印象に残る市場です。南2丁目にあるため、二条市場と呼ばれています。明治時代初期、石狩浜の漁師たちが石狩川を上って、魚介を販売したことが始まりです。当時の二条市場は、西1丁目〜東2丁目に市場が並んでいました。現在では、範囲が東1〜2丁目に縮小されましたが、海鮮だけではなく、青果店、居酒屋なども集まっています。ちなみに、札幌ラーメンの原型と言われているだるま亭も二条市場内にあります。札幌駅、大通駅に近いという立地の良さから地元の方々だけではなく、観光客も訪れ、連日賑わっています。
茹でたズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ、花咲カニなどカニが目玉です。イクラ、塩水ウニも販売されていました。アスパラが旬で多く並んでいました。北海道のアスパラは太いです。一般的なグリーンアスパラだけではなく、ホワイトアスパラ、パープルアスパラも販売されていました。ちなみに、フランスでは、ホワイトアスパラが春の味覚の代表とされています。メロンは出始めでした。メロンは夕張市などかつて炭鉱で栄えた街が、石炭の後の収入源として力を入れたメロン栽培。メロンは単価が高いため、注目されました。夕張で出荷されるメロンの特徴は、中がオレンジの実で甘いことです。
朝食
二条市場の「でめきん」でホッケ焼き定食を注文しました。羅臼産という言葉に惹かれて入りました。ホタテの稚貝の味噌汁、お浸し、大根おろしもついて2280円。大きなホッケ１匹が提供され、ボリュームのある朝食でした。この時期のホッケはあっさりしていました。
二条市場
営業時間 7:00~18:00(飲食店は6:00〜21:00)
※店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
アクセス 地下鉄大通駅から徒歩5分
JR札幌駅から徒歩20分
めしと純米別邸 二条市場でめきん
営業時間 6:00~15:00
定休日 不定休
アクセス 二条市場内
札幌場外市場
札幌市営地下鉄東西線二十四軒駅から徒歩7分のところにあります。札幌市中央卸売市場の隣りにあります。セリの後、残ったものが販売されていて、一般の方でも新鮮な海産物、農産物を購入できます。札幌市の中心街から少し離れているためか、二条市場より安く感じました。定食もお店によって二条市場よりリーズナブルにいただけます。
店内の水槽で生きている、タラバカニ、ズワイガニ、毛ガニ、ボタンエビ、北寄貝(ホッキ)、牡蠣、バイ貝がいました。カニは、発送日に合わせて茹でていただけます。貝類など魚介類が大きいことが北海道の印象だと思います。どれも本州でみるネタよりも大きく感じました。二条市場と同じく、メロンが出始め、アスパラは旬を迎えていました。
朝食
場外市場にある「北のグルメ亭」で朝食をいただきました。カニ丼に4種類のカニが食べられることに惹かれて注文しました。ホタテの刺身、カニ汁(鉄砲汁)もつけました。
カニ丼から感じたことは、カニは、毛ガニが一番甘いように感じました。タラバガニは筋繊維が太いから一番食べごたえがありました。ズワイガニの味噌は臭みを一切感じませんでした。花咲ガニは、北海道南東にある根室市花咲町で盛んにとれるカニのことで、甲羅全体をトゲで覆っていることが特徴です。ズワイガニより濃厚な味わいでした。
ホタテは天然物の出荷量は北海道が日本一です。口に入れて噛むと、甘みを感じました。
鉄砲汁は、根室地方の漁師料理が発祥です。箸でカニの足をつついて食べる姿が鉄砲に火薬を詰める様子ににていたため、「鉄砲汁」と名付けられました。昆布だしの効いた味噌汁に、長ネギとカニだけというシンプルな調理法で、出汁だけではなく、カニの旨味も感じました。
札幌市中央卸売市場 場外市場
営業時間 7:00~18:00(飲食店は6:00〜21:00)
※店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
アクセス 地下鉄東西線二十四軒から徒歩7分
JR桑園から徒歩10分
北のグルメ亭
営業時間 6:00~17:00
定休日 不定休
アクセス 札幌市中央卸売市場 場外市場内(JR札幌駅から無料送迎あり)
美味しい海鮮が集まり、味わえることが市場の魅力。市場のある街に引っ越して魚介を捌いて料理する、きまぐれクックかねこさんのような生活にますます憧れを持ちました。
札幌場外市場に行こうと決心した動画
数学で考える二条市場と札幌場外市場の位置関係
参考文献
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