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銀座で瞬間移動する方法とは?

結論

銀座を制すれば1日で日本全国飛び回れる

 銀座と言えば、高級ブランドが世界中から集まり、高級なイメージのある街。目的は、好きなお店に行くこと。銀座に行くと瞬間移動できます。なぜ、銀座で瞬間移動ができるか?最後まで読んでいただけるとわかります。

アンテナショップ

 アンテナショップとは、企業、地方自治体などが自社、地域の製品を通じて魅力を発信するために作られたお店。企業や地方を知ることができ、旅行に出掛けたり、その企業の製品を使ってみようというきっかけを提供しています。旅行好きにとっては聖地巡礼。今回は、地方自治体が経営するアンテナショップの魅力について語ります。アンテナショップは、旅行好きにとってはユートピアであり、アンテナショップを巡ることは聖地巡礼に値します。

なぜ、日本橋、銀座、新橋にアンテナショップが集結しているのか?

 1994年頃、バブル経済の崩壊により東京有楽町や銀座の空き家店舗が増加。地価も下がり、空き家店舗を利用して自治体が地域の特産品を売り始めました。鹿児島県、沖縄県など東京から遠い地域がアンテナショップの走りのようなお店をオープンさせました。
 さらに、銀座は世界中から多くの観光客が集まり、週末には歩行者天国も行われます。ここでアンテナショップを出せば、多くの方にPRできます。PRして観光につなげ、地域経済の活性化を導きたい。そんな思いが込められているでしょう。
 2023年3月現在、北海道から沖縄まで29道県のアンテナショップが存在します。東京都内に広げると、35道県の自治体が出店しています。

アンテナショップの活用術

瞬間移動

 例えば、高知県のアンテナショップと沖縄県のアンテナショップ。この2つは隣のビルにあります。実際に高知県から沖縄県に行く場合、最短で3時間、38000円をかけて福岡空港を経由して那覇空港へ行くことになります。しかし、アンテナショップを利用すれば、徒歩で1分もかかりません。交通費も時間も大幅に抑えられます。これが、瞬間移動です。

旅先の予習復習

 予習として、アンテナショップに売ってるものを把握します。アンテナショップで売られていないものを現地で買います。また、旅先で出会って食べたいものは、アンテナショップで買って復習。市町村レベルで街をPRしているパンフレットがずらりと並び、無料で読み放題です。パンフレットを持ち帰って旅のプランを立てる参考にします。アンテナショップに行くだけでその土地の雰囲気をつかむことができます。

お土産にぴったり

 お土産で買いそびれたとき、アンテナショップで買えばいいという発想になります。友人や会社でお土産を配る機会があれば、アンテナショップで買っても分かりません。

地方を応援できる

 地方を応援する方法は、ふるさと納税もあります。しかし、税金の控除には制限があります。アンテナショップであれば、自分の財布との相談のみで、好きなように買うことができます。さらに、買ってよかったもの、出会いをSNS、noteに発信することによっても地域を応援できます。

特に好きなアンテナショップ3選

広島県

 アンテナショップのフードコートで食べられる本場の広島担々麺。広島担々麺の特徴は、しびれる山椒の辛さと唐辛子の突き刺さる辛さ。四川の担々麺に近いです。舌がビリビリにしびれますが、これがクセになります。さらに、因島レモンなど、広島県の食材を使ったジェラートも味わえます。
 2階にはカープショップもあり、広島カープグッズが充実しています。広島カープは、親会社がなく、自社経営。そのため、黒字を出すことがノルマ。売上を出すためにも、グッズにも力を入れています。12球団の中で一番のバリエーションだと思います。

愛媛、香川県

 愛媛県と香川県は、同じビルに同居しています。同じビルで愛媛県、香川県の特産品に出会え、レストランもあり、両県の名物を味わえます。オススメは、愛媛県の鯛めし。同じ鯛めしでも、県内で2種類の食べ方があります。愛媛県は東西南北に細長いため、地域によって同じ食べ物でも違うことがあります。それをまとめた記事は、こちらをご覧ください。

離島

 日本には、本州、北海道、九州、四国、沖縄以外に、14121もの離島があります。そのうち有人島は416島。それらの離島を一気に巡ることができます。隠岐諸島、五島列島、小笠原諸島、伊豆諸島など島々の美味しいグルメをお土産、レストランで購入できます。島巡りも楽しめるのが魅力です。

 最近は、KALDI、久世福商店など日本全国から世界各地の中から厳選されたお菓子などをセレクトしたショップもあり、地方の特産に出会える機会が増えました。各都道府県の魅力をサッと知るなら、アンテナショップ。旅先のリサーチなどに活用してみてはいかがでしょうか?

参考文献

朝日新聞2022年5月6日朝刊

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