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第一話佐渡上陸~佐渡日帰りさんぽ~

日本海側最大の島、佐渡島へ上陸

 面積、人口ともに日本海側最大の離島、佐渡島。新潟市の西45kmのところにあります。面積は、長野市に匹敵し、人口は49817人(2023年7月31日時点)。車で海岸線に沿って走っても5時間ほどかかる広い島です。以前は両津市、相川町など10市町村ありました。しかし、平成の大合併により2004年3月1日、佐渡市という一つの市にまとまりました。

佐渡の足、佐渡汽船

 佐渡汽船は佐渡と本州をつなぐ唯一の交通手段です。直江津(上越)と小木(佐渡南西部)(小木航路)、新潟(下越)と両津(佐渡東部)(両津航路)の2航路を結びます。小木航路はカーフェリーで1日2往復2時間40分。両津港路はカーフェリー1日5往復1時間、ジェットフォイル(高速船)1日5往復2時間半で行くことができます。
 現在は、両津航路が主要なルートです。かつては、新潟県中越地方にある寺泊港と佐渡市南部にある赤泊港を結ぶ航路がありました。しかし、2019年5月1日に廃止されました。現在は、年に数日、不定期で試験運行されています。
 佐渡汽船の航路は国道350号線になっています。国道350号線は上越市から佐渡島を経由して新潟市を結びます。カーフェリーには、佐渡汽船の航路が国道であることを示している標識が観られます。「一般国道の路線を指定する政令」より、起点と終点間に海上区間があっても、フェリーなどによって結ばれることにより、一本の路線として機能があると判断されたときは一般国道の路線として指定されます。
 ちなみに、国道350号は田中角栄の力を借りて指定されました。佐渡島内は、小さな町が集まっており、佐渡島内だけでは、経済、文化的に主要な都市(重要都市)を結ぶという条件を満たさなかったため、航路で結んでいた新潟市、上越市を結ぶことによって、国道に指定されました。

佐渡汽船新潟港フェリーターミナル

 新潟駅から佐渡汽船ターミナル行のバスを利用するか、新潟駅から20分歩きます。待合室の座席も多く、Wifiも整っているため、待ち時間ものんびりできます。初めてフェリーターミナルに来たため、今回は探索しました。

お店

 新潟市の佐渡汽船ターミナルには、コンビニとお土産売り場がセットになったお店があります。7時から、しおさいという食堂が開いていました。佐渡、新潟名物を味わうことができます。佐渡ならではのグルメは、ナガモ蕎麦、天然ブリカツ丼。佐渡は海藻が豊富で、ブリの漁獲量も多いです。本州側は、新潟名物タレカツ、長岡氏栃尾地区名物の油揚げも食べることができます。

アート

 フェリーターミナルには、アートも展示されていました。
 フェリーターミナル内に、ゆうゆうと泳ぐイルカの壁画が展示されています。これは、佐渡出身の金属工芸家、宮田亮平さんの作品。宮田亮平さんは、佐渡近海に泳ぐイルカをモチーフにした作品で知られています。東京駅にある銀の鈴も代表的な作品の一つです。

 佐渡といえば、トキ。日本の国鳥にも指定され、日本産のトキ最後の生息地でした。ペットボトルキャップを使ったアート作品にトキが描かれていました。今回の佐渡の旅でも、「トキは見られるか?」が、注目です。

Go to 佐渡島

 今回は、新潟港からジェット汽船を利用しました。1時間の船旅。新潟港を出発すると、新潟港の貿易拠点が見られました。本州から離れていくにつれて、新潟市街地のビル群が離れていき、弥彦山など、新潟県の山々が見えていきます。真っ青な海と空が広がる大海原。運河良いと、イルカを見ることができます。特に5、6月はイルカが見られる可能性が高まります。今回は、イルカを見ることができませんでした。
 30分走行したところで、佐渡島が見えました。佐渡南部は小佐渡と呼ばれる山地が広がります。小木、赤泊など集落も見えました。両津港が近くなると、平野が広がり、街が見えていきます。両津港は、佐渡の2つの山地に挟まれた平野の東側にあり、佐渡島最大の玄関口です。

佐渡汽船両津港フェリーターミナル

 佐渡島へ上陸。ターミナルには、食堂、カフェ、お土産と小さな商店街が広がっていました。ターミナルとビルがつながっており、佐渡土産が充実していました。佐渡土産について、最終回に書きます。

 上陸後の佐渡の旅は次回へ続きます。

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