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札幌の旅の移動の拠点になる2つの空港のちがい

結論

  • 丘珠空港は、こじんまりとしており、北海道内を中心に12の空港と結ばれている。

  • 新千歳空港は北海道の玄関口で、北海道のお土産、グルメが集まる。

  • 2つの空港とも、自衛隊の基地に隣接している。


2月4日~11日はさっぽろ雪まつり

札幌市では、2月4日(日)〜11日(日)の1週間、札幌雪まつりが行われています。大通公園、すすきの、つどーむ(丘珠空港の近くにあり、栄町駅が最寄)の3会場で開催されています。目玉は、細部までこだわった196基もの巨大な雪像。国内だけではなく、海外9地域から結成したチームが創ります。

10年ほど前に札幌市に行って雪まつりを観たとき、巨大かつ繊細な雪像の技術には、驚かされました。

雪像だけではなく、スベリ台などのアトラクション、北海道内から集まったグルメもそろいます。観るだけではなく遊んだり食べたり飲んだり、楽しめます。

札幌近郊にある2つの空港

今回は、北海道、札幌近郊に行くときに利用する空港の話をします。

札幌近郊には、「丘珠空港」、「新千歳空港」という2つの空港があります。丘珠空港は、札幌市にあり、道内各地を中心に12の空港を結びます。新千歳空港は、札幌市の南、千歳市にあり、日本各地だけではなく、世界各地を結びます。

今回は、2つの空港に行った話を書きます。


丘珠空港

札幌の玄関口。元々、陸上自衛隊の専用飛行場でした。1961年、公共飛行場として指定され、民間機も乗り入れられるようになり、開業しました。

北海道内は、函館、釧路、中標津、女満別、奥尻という北海道内6つの空港を結ぶ航路が中心です。本州とは、三沢、秋田、新潟、静岡、松本、小牧という6つの空港とも結んでいます。

2023年5月、お昼に松本で味噌ラーメンを食べてから、松本空港で丘珠空港へ向かい、夜、札幌で味噌ラーメンを食べて、ちがいを比べました。

こじんまりとしたターミナルビル

丘珠空港ターミナルビル

丘珠空港のターミナルビルは新千歳空港ターミナルビルより、こじんまりとしています。2階に小さなお土産屋さん、レストランがあります。2階の休憩スペースには、札幌の歴史を知ることができるパネル展示が特長です。

札幌駅へ便利でリーズナブルに行く方法

タクシー、バスでも札幌駅に行くことができ、札幌駅までのアクセスが便利です。地下鉄を利用すれば栄町駅まで20分かけて歩いて地下鉄でさっぽろ駅まで行って地下街を歩くと、たった250円で札幌駅まで行くことができます。

バスを利用すると30分で札幌駅へ行くことができます。(片道700円)

空港から道に出ると、最初に現れるのは、セイコーマートです。北海道のコンビニといえば、セイコーマート(セコマ)。セコマについて、詳しくは、こちらの記事をお読みください。

20分ほど歩くと、栄町駅のそばに、イオン系列の安いスーパーマーケット、ザ・ビッグエクスプレス栄町店があります。実は、2023年6月4日に投稿したローカル調味料についての記事。これらは、ビッグで買いました。

新千歳空港

北海道の玄関口。1988年に開業しました。国内線ターミナルビル、国際線ターミナルビルがあり、日本有数の利用者数を誇ります。2022年の乗降者数は、羽田、成田、福岡空港に次いで、4番目に多いです。

千歳空港(現 千歳飛行場)の民間機専用空港として誕生。

航空自衛隊千歳基地の旧千歳空港は、1934年に開業し、南千歳駅が最寄りでした。南千歳駅は、国鉄初の空港につながる駅として1980年開業しました。民間用のターミナルビルが歩道橋でつながっていました。

当時の千歳空港は、自衛隊機と民間機が一緒に利用しており、民間機の利用の増加により、自衛隊機の緊急発進が難しくなるほど、自衛隊機との併用が厳しくなったため、民間機専用の空港として新千歳空港が誕生しました。

北海道を堪能できる国内線ターミナルビル

国内線ターミナルビルは地上4階、地下1階の構造。2階は道内各地の名産品が売っているお土産売り場、3階は、レストラン街が充実していました。子どもたちに人気のドラえもん、ハローキティなど、アトラクションも充実していました。4階には、映画館、温泉もあります。飛行機に乗らなくても1日楽しめます。

札幌駅まで快速で1本で行ける空港

新千歳空港の地下に、JR新千歳空港駅があります。新千歳空港駅の入口には、北海道の広さがわかる地図もありました。

北海道本島だけでも、東北地方+新潟県(佐渡島、粟島、糸魚川市を除く)に相当する面積があり、北海道を1週間で回ることは無謀なことが分かります。

根室市から函館市へ行こうとするだけで、茨城県の鹿島神宮から神戸市で寄り道して、奈良市に行くくらい大変な行程です。

ちなみに、根室~函館は特急を利用すれば10時間で行くことができます。一方、鹿島神宮から神戸を経由して奈良駅へ行く場合、新幹線を利用して7時間30分程度で行くことができます。

快速エアポートは12分おきに札幌〜新千歳空港駅間を結びます。小樽まで行く快速エアポートもあります。途中、千歳市、恵庭市、北広島市を経由します。快速エアポートに乗ると、札幌駅まで40分、小樽駅まで75分で行くことができます。

特急を利用して、帯広、釧路方面または苫小牧、室蘭、函館方面に行く場合は、南千歳駅で特急に乗り換えます。

北海道日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドHOKKAIDOに行きたい方は、北広島駅でお降りください。野球観戦しなくても、博物館や温泉、サウナという施設、キャンプ場、レストランなどもあり、充分楽しめます。

特に試合観戦される方は、事前にホテルに行って荷物を預けることをオススメします。エスコンフィールドHOKKAIDOにも、ロッカーがあります。しかし、数に限りはありますので、預けたほうが無難です。

試合のない日は手荷物を預けなくても問題ありません。

エスコンフィールドHOKKAIDOについて、行ったときのレポートは、こちらをお読みください。

交通費を抑える裏技(札幌市営地下鉄1日券を利用する場合に有効)

地下鉄1日券を利用する方、目的地が地下鉄沿線にある方は、交通費を抑える方法があります。新札幌駅で降りて地下鉄東西線新さっぽろ駅で乗り換えるとオトクです。

新千歳空港~札幌駅は1150円に対して新千歳空港~新札幌駅間は880円。270円もオトクです。
新札幌駅は、快速エアポートの全車両が停車します。

札幌市営地下鉄の一日乗車券は830円で販売されており、3,4回利用して、元が取れます。土日祝限定で利用できるドニチカは520円で販売されており、2,3回乗車すれば元がとれます。

札幌駅などJRの駅の最寄りに目的地がある方は、札幌駅まで行った方がオトクです。


自衛隊の基地があるという共通点

どちらの空港も、自衛隊の基地があります。丘珠空港は、陸上自衛隊丘珠駐屯地、新千歳空港は航空自衛隊千歳基地があります。

丘珠空港から最寄り駅の栄町駅まで行くとき、自衛隊の寮も見られました。

自衛隊は、雪の中の訓練の一環として雪まつりにも関わっています。巨大な雪像つくりは雪の中での行動訓練と土木作業訓練になります。雪を運んだり、雪像を作製していて、札幌雪まつりにも貢献しています。

雪像造りは、自衛隊の伝統で、ブロックを組み立ててから、削る方法で作っています。1955年、初めて参加し、マリア像を作製し、あまりのクオリティの高さから、コンテストで圧勝しました。1955年以来、毎年のようにクオリティの高い作品を創り続けています。


今回は、札幌周辺にある2つの空港のちがいを比べました。目的によって空港を使い分けるとよいと思いました。観光で2つの空港を訪れてみてはいかがでしょうか?

参考文献

東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」

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