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北海道のスーパーマーケットで出会ったローカル調味料

家庭でも楽しめる旅の話

 6月上旬、沖縄奄美地方では、すでに梅雨入りしています。九州、四国、本州でも梅雨が始まります。雨が続く季節は、家にいる時間が長くなりがちです。今回は、家でも楽しめるお土産について考察します。

スーパーマーケットはコスパ最高のお土産売り場

 自分へのお土産は、スーパーマーケットを利用します。スーパーマーケットは、その土地に住んでいる方の日常が見られる場所。住んでいる地域で見たことのないような商品もずらりと並んで、ワクワクします。まさに、食のテーマパークです。

北海道のスーパーマーケットで見つけたおススメの商品3選

ベル食品

 北海道を代表する食品メーカー。北海道大学農学部出身の7人の創業者が北海道のおいしいものを全国に広めたいという意思を込めて札幌で1947年に創業しました。ベル食品は市販のラーメンスープの素、焼肉のタレを初めて家庭用として商品化したと言われています。ラーメンスープ華味、スープカレーの素、ジンギスカンのタレなど、北海道ならではの調味料を製造しています。北海道の郷土料理を家庭でも食べたい方に特にオススメです。旅から戻ってきた後、料理で旅を振り返ることにはぴったりです。
 特にラーメンスープ華味がおすすめ。中華スープの素のように、スープだけではなく、餃子のタネの味付けにも利用できる万能調味料です。昔ながらの鶏ガラ醤油ラーメンの味わいです。
 冬の寒さが厳しく、積雪も多い北海道では、身体を温め、調理の手間を省くために家庭でラーメンを作る機会が多いです。そのため、ラーメンスープの素が定番になったと考えられます。醤油、味噌、塩の3種類の味があります。

めんみ

 北海道では定番のつゆ。みなさんが聞いたことのある醤油メーカー、キッコーマンが製造しています。スーパーマーケットで見かけるつゆは、鰹節、昆布など一種類の出汁を使ったものが多く見られます。めんみは、カツオ、煮干、昆布、サバ、ホタテという5種類の出汁、醤油、本みりんをブレンドしています。複数の出汁を組み合わせることにより、カツオ、サバのイノシン酸、昆布のグルタミン酸など旨味成分の相乗効果が強く感じられ、豊かな風味がします。
 値段も、大手他社のボトルのつゆと変わりません。北海道の家庭の冷蔵庫でよく見かけます。
 一本で風味豊かなつゆ、煮物、丼物などができあがります。お肉にめんみをかけて5分程度漬けてから焼くと美味しいです。

三升漬

 青唐辛子、麹、醤油という3つの材料をそれぞれ一升ずつの分量で3週間ほど漬け込んだ調味料。3種類の材料を1升ずつ合わせることから、三升漬という名前になったと言われています。熟成するほど味がまろやかになり、美味しくなります。北海道、東北地方の郷土料理です。麹、醤油の旨味、青唐辛子のピリッとした辛味が絶妙でご飯が進みます。ご飯だけではなく、冷奴、刺身の薬味にもぴったりです。パスタなどのアレンジもありますので、自分なりの食べ方を見つける楽しみもあります。
 スーパーマーケットでは、瓶詰の三升漬が販売されていました。パウチタイプの三升漬も存在します。

 今回は、北海道のスーパーマーケットで見つけたローカル調味料について書きました。雨が続く梅雨の時期。スーパーマーケットや直売所で住んでいる地域、お出かけした地域ならではの食材に出会い、その土地ならではの郷土料理や手の込んだ料理に挑戦してみては、いかがでしょうか?

スーパーマーケットのお土産シリーズ

参考文献


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