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農業・漁業の技術

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#開発

都市部の植物、赤く進化

都市部の植物、赤く進化

道ばたに生える「カタバミ」という植物がヒートアイランド現象で猛暑の続く、都市圏を生き抜くために、赤い葉を茂らすことを突き止めた。

高温下では葉に赤い色素があると、葉にあたる過剰な光の一部を吸収したり反射したりするため、緑の葉よりも生き延びやすかったと考えられる。

高温化で栽培される農作物の開発につながる可能性がある。

『参考資料』

https://www.chiba-u.ac.jp/oth

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植物の成長を抑制する

植物の成長を抑制する

九州大学などの研究チームは、植物の成長を抑える新しい物質を開発した。この物質を植物が吸収すると、根が浅く張るようになり、水や栄養分の摂取量が減り、生育状態が悪くなるという。

多くの植物の根は本来、重力方向に沿って伸びていく。今回開発した物質を与えると、根が伸びる方向がかく乱され、浅く張るようになる。重力を感知するのに関わる植物ホルモン「オーキシン」の流れが根の中で変わり、伸びる方向が混乱するとみ

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牛用防寒コート

牛用防寒コート

牛は暑さに強く、寒さには強いと言われている。
しかし、野生動物のように寒い時期に外に野放しにしていると風邪をひきます。
昔の人は、「牛に草を食わせるより床に食わせろ」と言っていたようです。
床に厚く敷いたワラは空気を含み、とても暖かいのです。

USIMOは、そんな寒さにデリケートな牛のために防寒コートを開発した。アルミ素材の生地で、電気は一切使わず保温できる。お腹を冷やさない。

犬、猫、牛

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植物を使ったワクチン開発

植物を使ったワクチン開発

動物原料と比べて安全性の高さなどのメリットがある植物からのワクチン開発に取り組む。

植物を利用してワクチンを作ると、動物原料のワクチンと比べ、管理やスケールアップがしやすく、ワクチン開発のコスト低下にもつながると考えられています。

ワクチンの主成分の候補となる重大な感染症の病原体ウイルスの抗原をタバコで増殖させ、抽出して、精製する研究が行われています。

『参考資料』

https://www

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