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農業・漁業の技術

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2023年1月の記事一覧

カイコの研究

カイコの研究

美しいシルクを生み出すカイコは、20世紀の製糸業を支えた昆虫だ。近年では、これまでに培われてきた日本の高度な養蚕・製糸技術と、最新のバイオテクノロジーとが融合し、カイコの新たな価値を生み出し新産業につながっている。

農研機構のライブ配信では、普段は見られない実験室の様子、多様なカイコの生態、生糸の強度実験、繭からのGFP(クラゲなどの蛍光タンパク質)抽出実験について配信されます。

□日時
 令

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栗の殺虫

栗の殺虫

スーパーや店頭で売られている栗は、「燻蒸処理」を行い、虫や虫の卵を殺虫していることを知っていますか?

燻蒸処理していない栗は、時間がたつと、虫に食われてしまいます。ただ、燻蒸処理には化学薬品が使われることから、健康面への影響も懸念されています。

農研機構は、炭酸ガス(二酸化炭素)を用いた燻蒸による殺虫技術の開発に取り組んでいます。

気密性耐圧容器にクリ果実を入れ、減圧したあと炭酸ガスで30分

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植物を使ったワクチン開発

植物を使ったワクチン開発

動物原料と比べて安全性の高さなどのメリットがある植物からのワクチン開発に取り組む。

植物を利用してワクチンを作ると、動物原料のワクチンと比べ、管理やスケールアップがしやすく、ワクチン開発のコスト低下にもつながると考えられています。

ワクチンの主成分の候補となる重大な感染症の病原体ウイルスの抗原をタバコで増殖させ、抽出して、精製する研究が行われています。

『参考資料』

https://www

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腕上げアシストスーツ

腕上げアシストスーツ

桃やぶどうの栽培では長時間にわたって両腕を上げる作業が多い。腕、首、腰に負担がかかる大変な作業だ。

この労力を軽減するアシストスーツが進化している。「DARWING Agerelude」は生地の張力で上肢をサポートするため、腕上げ作業だけでなく複合的な動きが可能。作業に合わせてサポート力を調整できる。

サポート力は片腕ごとに調節ができ、腕を上げたままの状態にしたい腕はサポート力を「強」に、ハサ

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味噌フェス2023

味噌フェス2023

パルシステムは、梅干しやみそなどの手作りを呼びかけ、日本文化や和食の価値を伝えようとしている。

手作りする経験はどの分野においても大切だ。

これまでにやったことのないことを3つ以上やることを目標にしているので、さっそく味噌作りをしてみようと思います。

『参考資料』

https://www.pal-system.co.jp/campaign/sanka/misofes2023/