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エネルギーの技術

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#設置

防潮堤と潮流発電

防潮堤と潮流発電

東京工業大学の高木教授らは潮の満ち引きのエネルギーで発電する潮流発電と、災害時の津波や高潮を食い止める防潮堤機能をあわせ持った港の設置シミュレーションを行っている。

これまで、地上に高い壁を築くタイプの防潮堤は船が接岸しにくくなったり、景観を損ねるため、建設が進んでいない。

高木教授が着目したのは可動式の防潮堤だ。海上に設置して電気で駆動する。普段は船の往来のため水面下に格納する。高潮や津波発

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ねじると発電する繊維

ねじると発電する繊維

テキサス大学の研究チームは、機械的な動きを電気エネルギーに変換できるカーボンナノチューブ「Twistron(ツイストロン)」の研究をしている。

電解液にひたした状態で伸ばしたりねじったりすると、発光ダイオード(LED)をわずかに点滅させる程度の電気エネルギーを取り出せる。

海水中に設置すれば、波の動きからエネルギーを取り出せる。変換効率が高まれば、新たな発電方式になる可能性がある。

『参考資

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路面太陽光発電

路面太陽光発電

日本国内に太陽光発電を設置するには、最適な場所・土地が限られてしまう。

そこで、日本のベンチャー企業が、道路に設置できる太陽光発電を開発している。日本国内のすべての道路に敷き詰めれば発電能力は原発300基分以上という試算もある。

道路に設置する太陽光パネルは、シリコン製で頑丈な硬質プラスチックを採用。一般に道路は10年を目安に補修工事をするが、それまで寿命が持つという。滑り止めの加工をして、車

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