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車のトラブルが多い人生を送ってきました-車屋失格-㉑

東京→ハワイへ向かう

約8時間の飛行機のフライトを終え
ついにハワイに到着した。

CAさんが英語でアナウンスをして
乗客が立ち上がる。

東京に着いた時は不安ばかりだったが
隣の席にいた先輩と話をして
気持ちも変わり旅行を完全に楽しめるようになっていた。

機内を降りた瞬間
「いや〜着きましたねー」と先輩に話しかける
「お前顔ニヤニヤしすぎ」
「東京の時と顔違いすぎ」と素な表情で
自分に話しかける。

空港に着いてからもずっと話をして
自分のスーツケースを受け取る。

東京を出たのは昼頃、ハワイに着いたらお昼過ぎ。
まだ明るい外を見て少し違和感を感じながら
空港の外へと向かう。

外に出る手前に女性がいるのが見えた。
黒髮のロング、上半身は水着を着ている。
近くで見るとフラガールの格好をしている
「コンニチワ〜」と片言の日本語で自分に話をかけながら
「こんにちは」と自分も笑顔で答える。
その後、花を首飾りにしたものを自分の首にかけてくれる。

それを首にかけると生花の匂いが香ってくる。
普段じゃ花の匂いは苦手だが”ハワイ”という場所のお陰か
心地よい気分になっていた。

空港の外に出た瞬間
今までに感じたことのない日差しに驚く。
「暑っっっ」と思い目を手で覆う。

日差しは暑いが湿気がないから日本と違い
すごく快適に感じる。

少し空港を歩いていると自分の会社の旗を持っている。
どうやらここから泊まる予定のホテルまで向かうとの事だ。

リムジンバスも流石海外サイズ!
バスの登るための段差も「よいしょ!!」と言いながら
みんなが登っている。

バスも出発してようやく顔をしている先輩と会い
「パスポート忘れたけど無事ハワイ来れるんかな」と自分に話をかけてくれる。

「あー忘れてましたw」と自分が返すと
「薄情な奴だなー」と言いながらもお互い顔を見合わせて笑っていた。

「やべー綺麗!!」と前の方から声が聞こえる。
自分たちも窓の外を見ると
The ハワイと言われる
”青い海””白い砂浜””楽しそうに話す外国人”を見るだけで
ここはハワイなんだと実感させてくれる。

バスがホテルに到着をし中に入っていく。
吹き抜けのロビーが南国感を出している。

時間も12時頃ホテルに着いてすぐに宴会場に通される。
そこには全国から集まった営業マンがいた。
自分たちの席に案内をされた。

自分の隣の席には空席になっている。
パスポートを忘れた先輩の席だ。
だが、ここまで周りの人が自分を励ましてくれてたので
全く気にならず昼食を楽しんでいた。

ご飯を食べ進め1時間後ぐらいだろうか
自分の後ろから「白田〜〜〜〜」という声が聞こえる。
振り返るとそこには福岡でバラバラになった先輩の姿が・・・
「やっと着いた」「一人で大丈夫だった」と母親のように
話をしてきたが
「周りの人が気にかけてくれたので全然!」と真顔で返す。

結局ハワイの間も先輩と周る予定が
行く途中に仲良くなった先輩たちと遊んでいた。

ハワイ旅行は行く時と全然違うことになり
ある意味一生忘れることの出来ない旅行になった。



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