英語勉強についてカナダ人とお話し
英語圏に住んでいて、
日本の友達から
「英語喋れるようになりたいな〜」
「英語勉強したい」
「子どもに英語だけは習わせたい」
「英語どうやったら覚えられる?」
「これからはやっぱ英語だよね」
といった声を時々聞きます。
それってどのような理由で言ってるんでしょうか?
流行り?
周りがなんとなくそんな雰囲気だから?
語学学習についてカナダ人と話しました。
元々言語に興味があって覚えることが苦でない限りは単語やフレーズを覚える事にはあまり意味が無い(これからはその必要はあまり無い)かもね、なんて話していました。
どういうことかと言うと、自動翻訳機能はかなり高性能になっていて音声再生もできますので、自分で言語を変換しなくても機械がそれを可能にしてくれます。
ggる翻訳はまだ直訳傾向にありますが、最近DeepL翻訳のサイトを利用してみて、意味をしっかり汲み取って翻訳されていることにテクノロジーの進歩を感じました。
じゃあ
「英語学習」ってやっぱしなくてもいいよね、ということではありません。
なぜなら、AIでは汲み取ることが難しいことばの意味やニュアンス、ジョークの面白さ、文化的な背景は言語から学ぶことができるからです。
そして、それが楽しいと感じたら「英語学習」は参考書を買ってそれに沿って勉強するというような受け身の勉強ではなく、自主的な学びになると思っています。
改正された文部科学省の指導要領にもAIの技術の進歩について記載がありました。
単語や文法だけを覚えても、自分が言いたいこと、伝えたい中身がなければ英語学習が活かされないということです。
「英語学習」とは
自身の考えや文化を学ぶことであり、新しい異文化を知るチャンスではないでしょうか?
何だか回りくどい言い方になっているかもしれないので、一つ例を挙げたいと思います。
「飲む」
という動詞を考えます。
飲む=drink
と覚えることで終わりでもいいですが、ちょっと遊んでみます!
ggる翻訳とDeepL翻訳を同時に使ってみます。
このような感じです。↓
文脈がないフレーズばかりなので英語表現が100%正確ではないものもありますが、それは一旦置いておきます。
大切なのは"飲む=drink"だけではないという気づきです。
そして
ちょっとだけ想像力を膨らませます。
他にも
〜そういえば、日本ではお箸を使ってお椀を持ち上げて味噌汁を「飲む」けれど、お箸を使わない国ではお皿のような浅い窪みしかないスープ皿をテーブルに置いたままスプーンを使ってスープを「食べる」なぁ〜
など。
そう考えると"drink soup"よりも"have a miso soup"と訳されるのも分かります。
実は「おっぱいを飲む」は"eat"で表現されるのでちょっとややこしいですが、細かいことはそんなに気にしなくても「面白い!」という気持ちや、間違っていても伝わればいいという図太さがあればそれでOKだと思っています。(「おっぱいを飲む」って日本語もよくよく考えると変ですけど、通じますよね〜)
赤ちゃんの定期検診で
"Does he eat well?"
と聞かれて、"eat"ということは離乳食をよく食べているかと聞かれているかと勘違いして
「あんまり食べてない」
と返事した時
"As long as he's eating, you don't need to worry too much about solid foods."(ちゃんとミルク/母乳が飲めていたら、離乳食はそんなに心配する必要ないですよ。)
と言われて、ようやく「あ、"eat"ってミルク/おっぱいを飲むって意味だったのか」と気づきました。
文化を理解しながら言語を身につける事ができると世界が広がるような気がします。
翻訳機を使いながら文化の違いを確認した私ですが、相方のカナダ人は言語は言語でもプログラミング言語に注目していました。
Deep L翻訳サイトのスクリプトを熱心に見て「お〜おもしろい〜!」とどのように翻訳されているかという仕組みに面白さを見出していました。
何年かして子どもたちに、「昔は単語帳やフラッシュカードを作って言語を覚えていたんだよ〜。」と言ったら「何それ、意味ない。」と言われるのかもしれませんね。
自分が言いたいこと、伝えたいことって何ですか?
自身の考えや文化を学ぶことであり、新しい異文化を知るチャンス?
難しく考えずに、面白いと思ったことを積み重ねていけるといいなと思っています。
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