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ごご茶
2021年3月5日 07:49
おにぎりころりんすっとんとん。山で転がったおにぎりを追いかけて、お爺さんはネズミの穴の奥深くへ落ちていった。***数日後、穴から出てきたお爺さんは首からポップコーンバケツをぶら下げ、店員をキャストと呼び、金銭感覚が狂っていたという。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #昔話 #スキしてみて
2021年3月4日 07:46
疫病流行りし時。村人は我が身ばかりを案じ、薬や食料を奪い合った。その渦中、心優しき娘だけはお堂に篭り人々の為、昼夜祈り続ける。長い祈りを終え外に出た時、愚かな村人は疫病で全て絶え果てていた。娘はがくがくと崩れ落ち、二度と立ち上がる事はなかった。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #昔話 #スキしてみて
2021年2月23日 12:01
「昼間助けて頂いた鶴でございますー」…あっ、どうぞどうぞ(マジもんか、凄いな)「今から数時間はこの部屋を覗かないで下さいましー」…りょ!数時間経っても出てこないのでドアを開けてみると、室内は酷く物色され窓が開いていた。…鶴じゃなく詐欺だな! #140字小説 #短編 #創作 #小説 #昔話 #スキしてみて
2021年2月19日 08:08
パンドラが箱を開けると、ありとあらゆる悪意や災厄達が飛び出してきた。しかし最後には希望が___と思ったらそいつは一瞬ニタリと嫌な顔で笑ったように見えた。パンドラは悪い予感がした。一見いい人そうな奴の方がよほどタチが悪い。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #スキしてみて #昔話
2021年2月19日 07:59
「ねぇ桃太郎、なんで鬼退治すんのォ?」あざとい雉が彼にべったり擦り寄って問う。私と猿は雉を睨んだ。「てっぺん取る為…だな。」バカ丸出しの答え。「んな事よりお前らきび団子食えよ。」何故だろう、こんな男全然好みじゃないのに私は尻尾を振って彼に駆け寄る。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #昔話 #スキしてみて
2021年2月18日 13:59
昔々ある所に醜い娘がおった。赤ら顔にギョロついた目、くるくると縮れた髪の毛。村人達は娘の事を「鬼の子じゃ」と忌み嫌った。そんな娘が何の因果か時の狭間に取り込まれ、現代にタイムスリップしてしもうた。……それはそれはめっちゃモテたそうな。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #スキしてみて #昔話