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Week51 自分の名前を新種につけよう
ドイツにあるいくつかの組織や、自然科学博物館によって運営されている取り組みのBIOPAT(Patrons for Biodiversity)は、あなたやあなたに近しい人の名前を、最近発見された動植物(カエル、蝶、クモ、シダ、ランなど)の学名に取り入れる機会を、募金と引き換えに提供する活動です。
この方法であなたの生物多様性保全への貢献を永遠のものとすることができます。そして、(新種の命名によって
Week50 生物多様性に配慮してプレゼントを選ぼう
プレゼントのアイディアがもう浮かばない?生物多様性やその利点、そして保全がどう重要かについて話すきっかけになる品物を選びましょう。これは私たちが暮らす地球の健康に欠かせないトピックを持ち出す、良い方法でしょう。
DIY好きな人には自然由来の塗料に関するマニュアル本、グルメな人には食べられる花についての本、旅行好きにはエコツーリズムのガイド本、自然愛好家には双眼鏡を。
アレッポ石鹸(100%自然
Week49 薬品が自然に放流されるのを制限しよう
私たちが服用する薬品の多くの成分はトイレに排出されます。下水処理場の浄化作用をくぐり抜けて、それらは水中生物や植物が育つ川や海へ放出されます。
放出された薬品による影響はまだ良く分かっていないものの、例えばある種の魚は避妊ピルに含まれている合成エストロゲンにさらされると、雌雄同体になるようです。
では、私たちに何ができるでしょう。薬は本当に必要な時だけ服用して(抗生物質はウイルス性の感染に対し
Week48 “ロカボア”になろう
もしロカボアになりたかったら、地元で生産される食べ物に限って食べましょう。
そうすることで、食材が輸送される際に発生する二酸化炭素を制限し(多くの動植物はグリーンハウスガスの増加による気候変動で、絶滅の危機に瀕しています)、地元の固有食材を育てる生産者をサポートすることにつながります。
それは季節の果物や野菜を食べることも含みます。そうした食材はたいてい、輸入された食材(大量の化学肥料や殺虫剤が
Week45 近所の清掃イベントを計画しよう
同じ街区の人たちと一緒に、行政の助けも借りながら、近所の清掃をしましょう。
道路沿いや河川の土手、ゴミ捨て場と化した茂みなどに捨てられたごみ(空き缶、ペットボトル、バケツ、タイヤ、テレビスクリーン、塗料缶など)を拾いましょう。木にひっかかっているプラスチック袋を取り外しましょう。集めたごみは分別してゴミ処理センターに持ち込みましょう。
これによって、河川敷や空き地などの生態系が汚染されるのを減
Week44 環境サービスへの支払いを知ろう
農家の人たちが(収入が減少するにも関わらず)農地を増やすために森林を伐採することをあきらめ、逆に森林を残すことで雨水が吸収され、二酸化炭素が酸素に置き換えられ、数えきれない生物に住みかと栄養が提供できることに賛同した際に、補償金が支払われる。
これは「環境サービスへの支払い」という考え方の実践例です。
この革新的な取り組みは、その環境サービスによって生み出される金銭的な価値を確定することは難しい
Week43 会社に生物多様性のための行動をとるよう働きかけましょう
あなたの働いている会社が与える環境負荷(二酸化炭素排出や、河川沿い立地などにより)を相殺するために、生物多様性への取り組みを深めるように会社を説得しましょう。
どうやって?自然保護団体(希少なエコシステムを復元したり、絶滅の危機に瀕している生物を救う活動をしている)を支援したり、生物の目録作成や保護活動への金銭的支援をしたり、会社の利益を原料や遺伝資源を提供している第三国と分け合ったり、生物多様
Week42 生物多様性のホットスポットを見つけよう
ホットスポットと呼ばれる地域は生物多様性の宝庫です。それは地球上のおよそ60%の植物、鳥類、哺乳類、爬虫類、両生類が住みかとするエリアで、これらの動植物のおよそ半分は、特定地域にしか存在せず、それらは最も絶滅の危機に近い状態です。ホットスポットでは、少なくとも在来植物の70%がすでに絶滅し、最も絶滅に近い動物たちのおよそ75%が生息しています。
現在、34か所のホットスポットでは、緊急介入が必要
Week41 外来種を野生に放さないこと
外来種を野生に放すと、それがわざとでも、そうではなくても、問題を引き起こすことがあります。
動物によって(ネズミ科のマスクラットや、ミンク、カナダガモなど)は環境に完全に適応して、爆発的に繁殖します。植物(ブラックベリー、バイカルハナウド、ブタクサなど)も同様です。
在来の環境ならば存在するはずの、個体数を一定数に抑える野生の捕食者が不在なので、外来種はとても侵略的になり、在来種を脅かすのです。
Week39 ドライクリーニングの必要な服は買わない
ほぼすべてのドライクリーニングには、パークロロエチレン(別名はテトラクロロエチレン)が使われています。この塩素系溶剤はそれを扱う人にとって有害です。それは皮膚や粘膜を刺激し、吐き気や、頭痛の原因となり、意識不明を引き起こすこともあります。そして、その成分は体内に蓄積され、発がん性があるようです。
通常は、完結した業務環境で使われるにもかかわらず、この成分は地下水や河川からも発見されています。それ
Week38 生物多様性に対応した道路をつくろう
あなたの地域の自治体に働きかけて、道路の質とその周辺環境を向上しましょう。
そのためには、何ができるでしょうか。
環境へのインパクトが最小となるように、道路を計画し、騒音を少なくする表面素材を選択し、リサイクルの材料を使うようにしましょう。
環境に配慮した照明(アンチグレアタイプ、下向き照射、ソーラー発電付き)を設置し、動物(ヒキガエルやリス、シカなど)の通り道をつくったり、つなげたりしましょう
Week37 「地球に木を植えよう」キャンペーンに参加しよう
樹木は私たちに食物、燃料、建材、繊維や薬を提供してくれます。それと同時に多くの哺乳類、鳥類、無脊椎動物、苔類、キノコ類などにすみかを提供します。そして、樹木は二酸化炭素を吸収して酸素を放出し、土砂崩れを防ぎ、土壌の湿度を保ち、気温を数度下げ、大気中の相対湿度をあげて、大気のバランスをとることに大きく貢献しています。
しかし、樹木は増加する森林伐採に直面しています。この深刻な事態に対抗するために、
Week36 食エコを社員食堂に採用しよう
社員食堂や学生食堂、デイケアセンターや病院、ケアハウスなどのキッチンは、多くの人々に食を提供しています。
あなたの食堂の責任者を説得して、食材を地元のエコファーマーから調達し、季節の果物や野菜を提供し、肉や魚の量を減らし、穀類や豆類、卵やチーズなどを材料とした料理に置き換え、忘れられた食材(キクイモ、スウェーデンかぶなど)を再発見するきっかけをつくり、未調理食材(果物や野菜の皮や卵の殻など)のゴ