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部下の大切にしていること、知っていますか?

さっそく質問ですが、企業においての多様性(ダイバーシティー)と聞いてどんな職場が思い浮かびますか?

国籍、性別、年代、家族構成、働き方などが様々である職場の場合、
「多様な意見、考え方があって当然である」という認識は少しずつ根付いてきているのかもしれません。

その一方で自分と働く環境やバックグラウンドが似ている仲間が多く集まる職場では、相手との違いを意識しにくく、個々の価値観(大切にしていること)を見落としがちではないでしょうか。

ダイバーシティには深層的と表層的の2つに分けられると言われています。

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表層的ダイバーシティ・・・国籍、人種、性別、年代など

深層的ダイバーシティ・・・パーソナリティ、考え方、価値観、習慣、趣味、職歴、スキルなど
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一見してわかりやすい「表層的ダイバーシティ」に対して
外からでは分かりにくい多様性を「深層的ダイバーシティー」というそうです。


表層的には似た仲間が集まっている環境でも、当然ながらそれぞれの価値観(大切にしていること)などは違っています。

それなのに

「相手は自分と同じ気持ちであるはずだ、同じであるべきだ。」

という思い込みのもと接してしまい、コミュニケーションミスをしてしまったことがある人は少なくありません。

また「相手は自分と同じであるはず」という前提で接すると、自分自身も相手との「違い」がとてもストレスになるものです。

世代間ギャップ調査によると「上司と部下の価値観が合わないことを諦めている人」は、約7割にもなるそうです。

https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-10264.html
(出典:【詳細版】新生活スタート!企業の世代間ギャップ調査_龍谷大学.pdf)


以前あるリーダーからこんな話をうかがうことがありました。

ずっとチームには‘問題‘と思われるようなことはなく、会社の方針をそれぞれが理解し、そのリーダーからも、他のチームからも一見とてもうまく機能しているように見えていました。

しかしある時チームメンバーとの会話の中で大変ショックを受けたそうです。

それは仕事をする上での価値観(大切にしていること)に「自分と大きな違い」があったことでした。

もしかするとチームメンバー自身も

「仕事とはこんなもの」
「会社に言われた通りにやるもの」

という固定観念があり、自分の価値観を理解して貰えていない状況を疑問に思うこともなく、言われるがまま仕事をしていたのかもしれません。

リーダーとしては当たり前のように

「部下も自分自身と同じ思いで仕事に向かっている」

と思っていたのですから、
部下と自分の「価値観の違い」に気付くことも難しかったのです。


この一件以降、メンバーの話を「自分とは違う思いがあるかもしれない」という視点を持って聞くようにしている。と話していました。


それでは、相手に「相手との違い」を否定することなく伝えなくてはいけない場合はどうしたら良いでしょうか。

先日、フィリピン人の英語講師へ「フィリピン人と日本人の仕事に対する姿勢の違い」について伝える機会がありました。

その時、仕事をする上でフィリピン人の英語講師が大切にしている価値観を認め、その上で日本人とフィリピン人の違いを良い悪いとジャッジせずに伝えました。

終わった後、彼女は「こんなふうに肯定的に言われたのは初めてで嬉しい。」と言っていました。

これまで彼女は多くの日本人と関わる中で、日本人からの「仕事とはこういうもの」という決めつけを感じることが多く、自分たちが否定されている様に感じていたそうです。

この「相手の大切にしていることを大切にする」という視点は私がコーチングを学んで得たとても大きな考え方の1つです。

ただ、相手の大切にしていることを掴むのは容易いことではありません。

「あなたは何を大切にしているの?」

などと率直に聞いて、得られるものでもありません。

本人でさえも大切にしていることをきちんと認識しないまま仕事に向かっていることもあるかもしれません。

だからこそ、これからのリーダーには相手の大切にしているものを日々の何気ない会話の中から感じとり、相手のことをより深く聴くことが出来る、そんな力が不可欠なのではないでしょうか。

文責:竹谷美和

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この記事を書いた人

竹谷美和

短大卒業後、大手航空会社を経てクルーズ会社へ転職、チームリーダーとして年間8カ月余りを船上にて過ごす生活を送る。様々なバックグラウンドの部下を抱え、それまでの指導・育成が通用せず悩みながらもコーチングを活用したマネジメントを学び管理型のマネジメントから任せるマネジメントにシフトしたことで、チームの活性化に繋がる。また、社員育成を評価され、他部署にて伸び悩みのある社員を受け入れるとともに社内での新たなキャリアの構築をサポートするようになる。一方で自身のキャリアを考える中で、結婚・出産という経験をしてみたいと強く感じるようになり結婚を機に退職。2017年よりマザーズティーチャーとして活動を開始。次男出産後トラストコーチングにてコーチングを学び会社員時代に自身が求めていた「リーダーがともに走れる存在」を目指し、法人チームにも参画、主に接客業界のコーチング普及に取り組んでいる。

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