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自分の本音

昨年、自分の所属するチームはインカレ(全国大会)で3位になった。

日本で3位。

ここ数年では、確かに1番良い成績だった。

ただ、目指していたのは日本一であり、その差は近いようでほど遠かった。

自分が入学してからチームは、リーグ戦は2部、全国大会出場無しと、日本一を目指していたものの、なかなかそれを現実的なものとして見ることができなかったというのが正直なところだ。


個人的な意見を言わせてもらう。
これは、大学サッカーというものの課題であるのかもしれないし、単に普段行き来している関東県内での開催だったかもしれないが、「全国大会感」はあまりなかった。

高校の時、一度だけ全国大会には出たことがあるが、その時とも少し違った。(その時は一回戦でぼろ負け。)

自分自身が、これまでの人生で、これといった全国経験がないというのもあってか、勝ち進んでくと同時に、「もうここまで来たか」と感じた。
勿論、応援していて、何としても勝ってほしい気持ちもあったし、勝ち進んでいくうちにワクワクと共に期待が膨らんだ。

これまで何の経験もなかった自分は、スタンドで応援する身として、何だかふわふわしていたのかもしれない。
決して傍観していたわけではない。必死に声を出して、結束力が毎試合ごとに強まっていったことも実感した。
ただ、何か不思議な感覚だった。

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そして、準決勝の試合が終わる。
悔しくて涙を流す選手、しゃがみ込む選手、そしてその横で喜ぶ相手の選手。
我々全員が力尽きた、ぶつかり合って負けた。

3位決定戦はなかったため、そのまま表彰式へ。
スタジアムの電光掲示板に出た「3位 中央大学」の文字。

悔しくてたまらなかった。

ただ、今になって思うのは、負けて悔しかっただけではない。
この言葉が正しい表現なのかはわからないが、試合に出て3位という結果を受けて、本気で心の底から悔しい気持ちにすらなれなかった悔しさが一番にあった。

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毎日嫌でも思い出す。あの日を。
そう自分で仕向けた。

でも、これっぽっちも進めていないような気がする時もある。
ずっと足踏みで。何なら思いっきり走っているのに、後ろに進んでいるように感じることも。
それでもやるしかない。その環境に身を置いた。

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考えること。楽しむこと。

この2つに押しつぶされそうな時もある。
けど、やるしかない。一喜一憂もしてられない。

「切り替えっしょ。」
チームメートがかけてくれる言葉。

何気ない、その一言に救われ何度もハッとさせられる。

絶対に逃げんな。自分。


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