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デジタルマーケティングの力でSDGsに貢献。DI本部の「人を育てる」しくみ作りとは?(後編)

トランスコスモスのSDGsの取り組みについて、各部門に聞いていく本シリーズ。前編では、デジタルインタラクティブ事業本部(DI本部)の松久直広さんに、DI本部で実施している取り組みについてうかがいました。後編ではリモートワークやバーチャル出社、社内セミナーなど、働きやすさや仕事のモチベーション向上につながる取り組みについてお話いただきました。
(前編はコチラ

■リモートワークをいち早く推進

−-現在はリモートワークがメインとのことですが、リモート導入の経緯などをお聞かせください

実はDI本部では、コロナ禍前からリモートワークを推進していたんです。渋谷のオフィスもDI本部が設計しているのですが、このときに、オフィスを「働く場所ではなく、皆でアイディアを出し考える場所」と再定義しました。この場所で作業してほしいわけではなく、一人ひとりの考えやアイディアを価値に変えたいと考えています。

■バーチャル出社アプリでコミュニケーションを手軽に

−-リモートワークはコミュニケーション不足が生じやすいという話もよく耳にしますが、コミュニケーションを密にするために工夫していることはありますか?

Slackなどの文字ベースのやりとりだけでは、どうしてもコミュニケーションに不足感が生じるので、バーチャルオフィスの『oVice(オヴィス)』を昨年から導入しています。

oViceでは、画面上に表示された仮想のオフィスにログインすると、それぞれの社員がアイコンで表示され、近づくと会話が可能になります。「今、話かけてよいかどうか」をアイコンで示すこともでき、画面共有やビデオ通話も行えます。

−-実際、oVice内で会話をしている方は多いのでしょうか?

朝9時に全員がoViceに出社するというルールになっているのですが、毎日実施される朝会のときなどは、いろいろな人が各々集まって会話をしている様子がみられます。新卒とそれをサポートするエルダーのなかには、勤務時間中ずっと音声をつないでいる人たちもいますよ。

■立候補型の社内セミナーを実施

−-そのほかに、DI本部ならではの取り組みがあれば教えてください

社員それぞれが持っている細かいノウハウを共有していくための施策として、Slackに約2000人のメンバー全員が参加する「よろず相談室」というチャンネルを設けています。「クライアントからこんなことを聞かれたけれど、どう対応すればいい?」「今こんな状態だけれど、ここから売上を上げるにはどうしたらいい?」など、業務のなかで起きる困りごとや悩みを投稿して、回答できる人が回答しています。

−-セミナーも積極的に開催しているとか

自薦型の社内セミナーを実施しています。何かしらの分野で知見を持った人が「こんなセミナーができます」という提案をSlackに投稿し、それに一定以上の「いいね」が集まったら実施するというルールで、きちんと講師料もお渡ししているんですよ。

やはりメンバーが2000人もいると、どうしてもスキルやノウハウが散らばってしまうので、それをいかに集約して共有していくかのしくみづくりは重要だと考えています。

■デジタルマーケティングの力でSDGsに貢献したい

−-このnoteはトランスコスモスのSDGsの取り組みをテーマにしていますが、DI本部がSDGsにもっとも貢献できる、貢献していると感じているのはどのような部分でしょうか?

SDGsという観点でいうと、DI本部は「デジタルマーケティングの力でSDGsに貢献すること」をめざしています。働きやすい環境を整えて無駄な業務を減らすこと、人を育てるためのしくみ作りをすることなどもその一部だと考えています。

−-最後に、松久さんご自身の夢やビジョンがあればぜひ教えてください

人々の生活をもっと便利にしていきたいと思っています。トランスコスモスに入社するときに、どんな仕事をしたいかを聞かれて「Suicaみたいな便利なものを作れる人になりたい」と答えたことを覚えているのですが、その思いは今も変わっていません。

Suicaが登場するまでは、皆、切符を買って電車に乗っていましたが、今はそんな必要なく簡単に改札を通ることができて、しかも買い物もできる。これはすごい発明だと思っています。そんなふうに、人の生活をグッと便利にするようなものを作れたらいいなと思っています。やはり、社会を便利にしたいというのが一番の願いですね。


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