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『コンサルタントの対話術』について

ミャンマー拠点の西野由花です。

現在、新卒海外研修生としてミャンマーで営業の機会を多くいただいております。

その中で、
営業の際に持つべき心構えや、
他のコンサルタントが実践している対話とは
どのようなものかを学び、
自分自身に反映させることを目的として、
この本を読むことを選びました。

この本を読み実践で反映させる前に、この本に描かれていたビジョナリーコンサルタントが自分の目指す姿であるかどうかを考えました。

もし、将来的に自分がある一定の分野において深い知見を得たとしても、ビジョナリーコンサルタントは自分の行いたいコンサルティングの姿に近いと思います。

なぜなら、ビジョナリーコンサルティングは相手のビジネスを理解しながら、相手に新しい選択肢を与える存在であり、相手のビジネスやスタイルに合わせた対応を行っていくコンサルティングです。

それは、知識を与えることが中心になりがちな先生型コンサルティングよりも、個々の企業様に合った将来を考え、支えることにつながると思います。

このビジョナリーコンサルタントについては、和仁さんのもう一冊の著書であるコンサルタントの教科書に書かれているようなので、順番が前後しましたが、次はコンサルタントの教科書を読み、改めて自分の目指すべきコンサルタントの姿とは何かを考えていきたいと思います。

そして、そのようなビジョナリーコンサルタントは、どのように考え、どのような姿勢でお客様と接しているのか。

この本を読むことで、対話を進めていく上での形式などの他にも、関係を築いていく中で必要な心構えを学ぶことができました。

その心構えとは、
お客様との関係性を意識すること、
自分自身の役割とその枠組みを意識することです。

自分がお客様にとってどのような存在であり、
どう価値を与えていくべきか。

このことを常に意識することが必要なのだと考えます。

私はビジョナリーコンサルタントであり、お客様はビジョナリー・コーチングを期待されている。という意識をしっかりと持つことで、自分本位にならず本著に書かれていた安心・安全・ポジティブな場づくりやビジョナリー・コーチングの枠組みをもとにお客様の経営のお手伝いをすることができます。

また、同時に自分自身がやるべきことはお客様の将来のビジョン達成を支えることだと立場をはっきりさせることで、たとえ期限が決まっている業務だとしてもお客様の5年後、10年後の将来を考えたアプローチを行っていくことができます。

私はまだまだ未熟で、営業の際は目の前の出来事や自分が何を伝えるかに必死になるあまりお客様の未来を考えるという余裕をなくしてしまうことがあります。

そんな時、自分の目指す姿はビジョナリーコンサルタントであると改めて意識することで、お客様の不安を取り除き理想に血がづけるための枠組みを思いだしふさわしい対応を行うよう取り組むことができると思います。

特に、ビジョナリーコンサルタントはお客様のビジョン実現のサポートをする存在であり、お客様のビジョン実現への取り組みは永遠に終わらないものであるという意識は、強く持っているべきだとおもいました。

お客様との関係はコンサルの時だけ、スポット業務のこれだけという意識を捨て、お客様のビジョンを実現するための一つの手段を今は提供しているだけであり、ビジョンを達成するためには他に何が行えるのかを考え続けていくことが必要であると思うからです。

関連記事 『「原因」と「結果」の法則』を読む。


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