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ティール組織を目指す会社が自己紹介の代わりに本を紹介する②

こんばんは。ティールバンクの桃井です。
①を書いてから、すっかり間が空いてしまいましたが②を書きます。
「ティールバンクの中の人達はどういう価値観で働いているのか」、「どういう会社になりたいのか」が伝われば。
逆に、下に上げた本っぽくない働きをしていたらご指摘ください。

開発編

みんな大好きリーンスタートアップ。
開発の本ではないけど、スタートアップに携わる人、新規事業に携わる人は一度は読んでいただきたいです。
雑に言うと、トヨタのカンバン方式を新規事業開発に当て込んだのが本書です。カンバン方式はJust in timeでムダをなくすことができますが、本書も時間、労力、資金をなるべくムダにせずに新規事業を始めることを提唱しています。不確実性が高いVUCAな世の中では正解がわからないので、小さくスタートして、実行→計測→学習のループをすばやく繰り返して、事業成長につながる学びを最大化する方法が書かれています。超大切。
今の「計画と実行」「予実管理」に代表されるような事業や企業の運営とは一線を画す物事の進め方が提示されています。時代のスピードと不確実性が増し、予算や計画通りに物事が進まなくなっている世の中における新しい取り組み方法と言えるでしょう。

話はそれますが、リーン・スタートアップは従来の予実管理と相性が良くない側面があるのもまた事実。つまり上場(とか上場審査)とも相性が良くない側面もあると思っています。そんな中、著者のエリック・リースがアメリカで始めたロングターム証券取引所(LTSE)がそのギャップの解消に取り組んでいるらしくとても気になっています。誰か教えて。

自社プロダクトを運営している方は必読です。第1部の1~7pまで本屋で立ち読みするだけでも十分良さがわかります。頷きすぎて首がもげます。

組織で開発をしていると、はじめは顧客のニーズに答えることからスタートしたサービスも、いつの間にか機能の追加数やリリースの数が経営上の目標になってしまい不要な機能が増えていく。それを著者は「ビルドトラップ」と呼びます。そして、不要な機能が増えたサービスはユーザービリティが下がるとともに技術負債を蓄積していきます。ごちゃごちゃしていて原型が分からないけどなんか動いているハウルの動く城のようなサービスの出来上がりです。リリースした機能の数(アウトプット)ではなく、顧客のために実現した価値(アウトカム)の量にフォーカスした開発が大切です。

タイトルは「正しいものを正しくつくる」ですが、内容的にはいかにして「正しくないものをつくらないか」「作る前に正しいと確かめるか」が書いてあります。極端に言うといかにつくることを減らすか、すなわち作る前に検証するかとその段取りが書いてあります。ユーザーインタビューや事前の実地検証はとても大切。また、いざ開発する場合でもウォーターフォール的なやり方ではなく、アジャイル開発(スクラム)で行うことで開発途上の不確実性に対応しやすくすることが書いてあります。

営業編

営業を科学した本。営業にまつわるものを可能な限り定量化することで、営業を計測可能かつ反復(再現)可能なものにする取り組みが素晴らしい。
最近は少し古いとも言われますが、セールスフォースの下記も有名ですね。

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当時はアジャイルの概念に出会う前に読んだのでそうは思わなかったが、営業の概念をアジャイルに当てはめるとこんな感じになるのかもしれない。
「営業は人によるから~」とか「営業は数字じゃない!」って言っている人にはオススメ。手法もそうですが、物事の結果と因果関係を科学的に数字でとらまえようという姿勢を学ばねばなりませんね。

営業は他にもオススメの本があれば教えてください!

全般

運営で困ったときや、やり方で悩んだときに読み返しています。イラストが豊富でわかりやすい。ただ、読み物というより辞書的な扱いになってしまっています。

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