Tagayasu K

ライター。真面目なことと趣味のことを半々ぐらいで書いてます。 尊敬する人は宮武外骨と徳…

Tagayasu K

ライター。真面目なことと趣味のことを半々ぐらいで書いてます。 尊敬する人は宮武外骨と徳本栄一郎。

最近の記事

【背振山系風力発電事業】とある取材者の整理

これまで二度にわたって唐津市七山で計画されている風力発電事業について記事を書いた。 (こちらは風力発電事業の計画急増を考察したもの) (1月下旬に行われた事業者による唐津市内での説明会レポートと所感) 唐津でも今回の件で動きが出始めた。糸島で今回の事業の周知に努めている「唐津^糸島の山の未来を考える会」という団体の唐津支部ができるという。 「現状、賛成か、反対かはひとまず置いて、この事業について市民が知るべきだ」と唐津の同会関係者。活動が先鋭化し、市民感情が離れること

    • 【書評】日本語の壁に開かれた窓【ガメ・オベールの日本語練習帳】

      日本語ではわからない世界がある、ということを最初に感じたのはいつのころだっただろう。 それは11歳で地元の集団旅行で韓国に渡って向こうの少年たちと会ったときだったかもしれないし、中学校で英語圏からやってきたELTと喋ったときだったかもしれない。あるいは、もっと最近で、大学生の頃にモスクワの半地下の劇場で、薄暗い舞台の上に街灯のように現れる俳優たちが演じた『かもめ』を観たときかもしれない。 これだと確信を持てる瞬間は、2016年に、日本の社会に壁を感じて、ワーキングホリデー

      • 最近飲んだクラフトビール「ノンアルコールビール ブラック 0.00%」【小樽ビール】

        COVID-19の流行による影響は、クラフトビール業界にも当然現れている。 そもそもクラフトビールメーカーの多くは収益として瓶や缶による一般消費者向けよりも樽による飲食店向けの販売のほうが大きい。メーカー自身が飲食店を経営するなど自分で生産から販売までを行うところも多い。 クラフトビールメーカーは購買機会の減少と外食回避の両面から攻められているのだ。 そういう中で、自分の好きなメーカー(正しくは醸造所なのでブリュワリー)がなくならないようにと時々通販で買ったりしているが

        • 風力発電の住民説明会で住民間の溝を見た話

          1月22日の夜に唐津市の七山公民館で行われた風力発電事の住民説明会に行ってきた。 これは大阪の大和エネルギーが昨年から計画している風力発電事業についての説明会で、計画地は会場のあった七山地区の北部に位置する女岳の山頂付近になっている。そこに8~10基の風車が建設するという。 風力発電所は環境影響評価(環境アセスメント)なくして建設することはできないので、同事業者は昨年からそのプロセスに入っている。ところが昨年は感染症の流行から住民説明会は行われず、区長への説明や資料の配付

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        【背振山系風力発電事業】とある取材者の整理

        • 【書評】日本語の壁に開かれた窓【ガメ・オベールの日本語練習帳】

        • 最近飲んだクラフトビール「ノンアルコールビール ブラック 0.00%」【小樽ビール】

        • 風力発電の住民説明会で住民間の溝を見た話

        マガジン

        • ビールの話
          2本
        • エネルギー関連
          2本

        記事

          地元軽視の風力発電所計画が乱立するワケ

          筆者の故郷で風力発電所の計画が明らかとなり、波紋を広げいてる。 背振山系は福岡市に近く、登山などレジャーとしても親しまれている。しかし、こんな重大事に想定事業区域に隣接する糸島市、立地自治体となる唐津市の市民のほとんどは知らされていなかった。 実は今年に入って、同じように、風力発電所の計画が立ち上がっては、住民から反感を買う、ということが日本各地で起きている。 なぜこのような事態になっているのだろうか。 再生可能エネルギーと地方日本で再生可能エネルギーの導入が本格化し

          地元軽視の風力発電所計画が乱立するワケ

          中曽根康弘閣下を顕彰する~マスコミは「教育改革の先駆け」を讃えよ!

          文部科学省が国立大学に故中曽根康弘閣下に弔意を示すよう求めていたことが取り沙汰されている。 全くもって嘆かわしい。メディア記者諸賢は中曽根閣下の偉業を不勉強とみえる。国民を扇動するマスコミに代わって、卑小な一物書きではあるが、御方の大業をここに記すこととする。 教育改革の先鞭中曽根康弘閣下は改革の人である。その大望は首相となる前から自民党の内外で発信され、就任された時には行政改革と「戦後政治の総決算」をひっさげ、意気高らかに職務に励まれた。 しかし、時の状況は自民党にお

          中曽根康弘閣下を顕彰する~マスコミは「教育改革の先駆け」を讃えよ!

          【飲む書くポチる#1】赤くても、ビール【忽布古丹醸造・ハシカプ】

          クラフトビールの話がしたい私はクラフトビールが好きだ。大学時代にクラフトビール・バーに入ってから、その風味に、奥深いビール作りの担い手たちの情熱に、魅了されてきた。 そうやって飲み始めてから10年が経とうという今、日本のクラフトビール業界にも新型コロナウィルスの感染拡大が暗い影を落としている。クラフトビールの供給先だった飲食店の営業が難しくなっているからだ。そして、業界各社は家庭向けへの供給拡大としてネット販売に注力することになった。 今回から始める連載は、そんなネット販

          【飲む書くポチる#1】赤くても、ビール【忽布古丹醸造・ハシカプ】

          施設名公表にガイドラインが必要なワケ

          大阪府が休業していないパチンコ店を公表すると報じられていました。 最初にニュースを聞いたとき、「本当かな?」と思いました。内容よりも、最後に付け加えられた、「コロナ特別措置法に則って」という部分です。 「本当に法律で出来ることにしてあるのか?」 もちろん、行政が行うことは法律に則って行われますし、それは正しく行われているはずです。ですが、今回のような「粗っぽい」ケースが、本当に法律で許されているのか、というのがひっかかりました。 法律には解説がつきもの法律が正しく運用

          施設名公表にガイドラインが必要なワケ

          私がnoteに綴ること

          フリーライターをやる、ということに決断はあまりいらない。 もちろんこれは、オカネが稼げるか、という点に目を瞑れば、という条件付きの話で、現実にこれで生計を立てようとすれば、会社勤めであったときに比してしゃかりきに書く必要があるし、それなりに業界内での信用とでもいえばいいか、コネクションのひとつやふたつ、持っておかないと手始めの仕事がまず来ない。 そういう類いのものがないなかでも、やるか、と決めるのは、モノを書いて公表することより他に社会と関わる方法を持たないからで、村上龍の著

          私がnoteに綴ること