見出し画像

何がマリンだ!

私は困惑している。大いに困惑している。
というのも先日、参加した企業のインターンにおいて、同じグループの就活生が「オレ・・・マリンも気になってるんだよね」と言ってきたからだ。

企業名に疎い私は一瞬、??となった。
「マリン・・・とは」何なのか。


調べてみるとマリンとは、保険会社大手の(株)東京海上日動のことをさすらしい




いや、知らんがな
マリンって言うな!東京海上日動と言え!!

保険業界に勤めている人がマリンというなら百歩譲って分かる。
業界内に限らず、何かのくくりの中での呼称は別称で呼ばれることもあるからだ。

しかし、あんたは別だ。別に長年保険業界に勤めているわけではないだろう

最近、ちょっと恰好よさげな英語で呼ばれるビジネス用語は少なくない。独自資源はアセットだし、相互作用はシナジーである。

もうビジネス用語に疎いものからしたらどんどん横文字があふれてきて訳が分からない。何よりも自分がこれらの用語を使うように意識しないと世間の波についていけなくなるのが辛い。
「独自資源が~」となれば「あ~はいはい」となるが
「アセットが~」と言われると「アセット・・・独自資源のことね」とワンクッション置かなければならなくなってします。

もちろん、私は横文字すべてを否定しているわけではなもなければ、日本語復興運動の先駆者でもない。日本語の文化圏の中にはない概念によって生み出された言葉というのが外国語にはあるし、グローバル化の波の中ではそれらの概念を受け入れていくことが必ず必要になってくる。

しかしあれもこれも横文字で表そうとする傾向には辟易してしまう。
もう次はどんな横文字が来るのかと思うとうずうずしすぎて夜も眠れない。

まあまあ皆さん、無理に横文字使わなくてもいいんじゃない?

と思った人肌恋しくなる冬の夜。

「マリンって言うな!東京海上日動と言え!」と言いたくもなってしまう。


この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?