田澤由利

北海道北見市在住。時々奈良県生駒市。テレワーク歴30年。 就職、起業、経営、転勤族の妻…

田澤由利

北海道北見市在住。時々奈良県生駒市。テレワーク歴30年。 就職、起業、経営、転勤族の妻、3人の子育て、親の介護、地方在住、いろんな経験で構成されています。 https://www.facebook.com/yuri.tazawa/

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テレワークゆり物語 (1)テレワークは夢物語?

「テレワークなんて、夢物語。事業とは言えません!」 融資担当の銀行員は、冷たくそう言い放った。 「テレワークは、日本に必要な働き方です。国も推進しています。今は厳しい状況ですが、テレワーク事業を進めて業績を挽回させます。」 私の言葉は、担当者には負け犬の遠吠えのように聞こえたかもしれない。 私が株式会社ワイズスタッフを設立したのが、1998年10月(写真)。1997年 楽天、サイボウズ、1998年 サイバーエージェント、1999年 ディーエヌエー という名だたるIT企

    • テレワークゆり物語 (187)育児・介護休業法の改正をわかりやすい図で解説! 2025年4月施行

      2025年4月1日から順次施行される「改正育児・介護休業法」の一丁目一番地は、『テレワーク』である。(と、私は思っている) これが、「働く」ことにこだわり、長年テレワークを推進している私が、「休む」ことが中心の「育児・介護休業法」をわかりやすく解説したいと思った理由だ。 「休業法」だが、改正目的は「仕事との両立」「育児・介護休業法」は、その名称だけ読むと、育児や介護にたずさわる人が休みを取れるようにする法律のように思える。 2022年4月1日から施行された「育児・介護休

      • テレワークゆり物語 (186) 「自民党総裁選」と「虎に翼」と「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」

        2024年9月27日は、忘れられない日になった。 NHK朝ドラ「虎に翼」が最終回日本で初めて弁護士、判事、裁判所長を務めた三淵嘉子をモデルにしたNHK 朝の連続テレビ小説「虎に翼」。 今年の前半は、新しい事業に取り組んだり、スイスでワーケーションしたりと、忙しい毎日だったが、NHKプラスやNHKオンデマンドのおかげで見続けることができた。 基本「法律」とは無縁の人生だが、40代後半でその「チカラ」を知った私にとって、忘れられないドラマのひとつとなった。 最終回。 主人

        • テレワークゆり物語 (185)駅名標でことば遊び 第2弾 ポストコロナ編

          鉄子さんじゃないけど「乗り物」と「ことば遊び」は好き。 2018年以来、気が向いたらFacebookで投稿してきた「駅名標でことば遊び」。厳選10作をnoteでまとめた『テレワークゆり物語 (95)駅名標でことば遊び』から2年半が経過した。 コロナ禍を経て、移動も増えてからの新作(?)をまとめてみた。 第1弾は北海道中心だったが、第2弾は関西中心。親の介護で実家の奈良にいることが多くなったのが、その理由。 阪神電車 尼崎駅南海電鉄 春木駅 近鉄電車 生駒駅 大阪メ

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          テレワークゆり物語 (184) 九品寺の彼岸花の思い出

          「あれは毒花やから、興味あらへん」 毒花? なんてこと言うねん。 娘がせっかく、満開の彼岸花を見に連れったる言うてんのに。 奈良の御所市に彼岸花が咲き乱れるお寺があると聞き、体調のすぐれない母の気分転換にと誘ったのは、2022年秋のことだった。 彼岸花はこどもの頃の秋の思い出母にはバッサリと断られたが、 実は、私が見に行きたかったのだ。 私が奈良の生駒で育った幼い頃、やんちゃ娘だった私は、近くの田んぼや川で元気に遊んでいた。 たんぼの黄色い稲穂の中、ひときわ映える、真

          テレワークゆり物語 (184) 九品寺の彼岸花の思い出

          テレワークゆり物語 【183】とっさの判断を冷静に検証したら単なる関西のおばちゃんのおせっかいだった件

          危ない!私が助けなきゃ! 台風10号の影響が無くなり、ようやく通常営業の大阪国際空港。 朝7時、出発フロアへの上りエスカレーターを降りようとした時のことだった。 エスカレーター反対側の下りの入口で、6.7才の女の子がこけて立ちあがろうとしている。 ピンクのかわいいキャリーケースを抱き抱えている。 周りに親らしき人はいない。 とっさに上りエスカレーターを降り、駆け寄って、ひとりで下りないよう、女の子の体を支えた。 エスカレーターの下を見ると、お父さんらしき人が、大き

          テレワークゆり物語 【183】とっさの判断を冷静に検証したら単なる関西のおばちゃんのおせっかいだった件

          テレワークゆり物語 (182)私の「赤のビートル」ものがたり

          「由利ちゃん、怒らんといてなぁ・・・」 2011年8月。避暑で北見に滞在している母からの電話。 母が、猫なで声で「由利ちゃん」という時は、ろくなことが無い。 「じいさんが車をちょっとぶつけてしもてん・・・水が流れてんねん。」 はあ?車をぶつけた?水が流れている? すぐさま駆け付けると、そこには、無残な私の赤い「ニュービートル」の姿があった。 愛する「終(つい)の車」の赤いニュービートルが! この大惨事(?)につながる、私の計画性の無いマイカー遍歴については、以下を

          テレワークゆり物語 (182)私の「赤のビートル」ものがたり

          テレワークゆり物語 (181)マイカー&マイライフ

          私は、車が大好きだ。 免許を取ったのは、大学4年のとき。 教習所は東京・杉並、仮免は青梅街道というハードな訓練?のおかげか、 車庫入れが得意なのが自慢である。 若い頃はカーローンを組み、完済次第、次の車に乗り換えるほど。 誕生日の今日、そんなマイカーライフを、これまでの人生と共に振り返ってみた。 すると、わが事ながら、その「計画性の無さ」に驚くばかり。 無謀なマイカー遍歴は、無謀なマイライフを映し出す鏡のよう。 とはいえ、その時その時の、社会や家族とのシーンがよみ

          テレワークゆり物語 (181)マイカー&マイライフ

          テレワークゆり物語(180) ワーケーションは2週間がおすすめ

          「7月に2週間、スイスのジュネーブに行ってきます」 社長が海外へ行くのは、3度めだ。 最初は、2009年、アメリカ国務省の招へい(IVLP)で、3週間、テレワークの視察に行った。 次は、2016年、駐ブルネイ日本国大使にお声がけいただき、女性の働き方についての講演に行った。このときは、2泊3日の強行軍だった。 いずれも仕事。社員は、だからこそ、社長の不在を納得できる。 しかし、今回のジュネーブ行きは、まったくもって「プライベート」だ。 海外にすべき仕事があるのではない

          テレワークゆり物語(180) ワーケーションは2週間がおすすめ

          テレワークゆり物語 (179)「スイスで子守りワーケーション」への道のり

          「長女に会いに、スイスのジュネーブに行きたい」 その願いが叶い、私は今、2週間の「スイスで子守りワーケーション」を過ごし、帰路の飛行機の中でこの原稿を書いている。 とても充実した旅となり、書きたいことがたくさんあるが、まずはここに至る長い道のりの話をしたいと思う。(個人的な話です) スイスでワーケーションをしよう!最初にスイスに行きたいと思ったのは、5年ぐらい前のこと。 長女が、最初にスイスのジュネーブで働き始めた頃だ。 とはいえ、ヨーロッパは、遠すぎる。 移動も大変

          テレワークゆり物語 (179)「スイスで子守りワーケーション」への道のり

          テレワークゆり物語 (178)40代後半で知った「法律のチカラ」

          「お母さんは生まれ変わったら法学部に行きたい」 15年ぐらい前、当時高校生の長女に、そう語ったことを覚えている。 大学ではスペイン語を専攻し「法律」とは縁のない人生を歩んでいた私が、どうして「生まれ変わったら法律を学びたい」と思ったのか。 そこに至る人生を振り返る。(また長いよ) 「語学」が合わないと気付いたのは大学時代大学進学にあたり「外国語学部」を選んだ理由は、深くない。 高校時代にあこがれていた人が英語の先生だったから。 先生に質問したいがために英語をひたすら勉

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          テレワークゆり物語 (177) 改正育児・介護休業法の意義~その1 短時間勤務の代替措置

          「すべての女性が、育児期間に『休む』こと、『短く働くこと』を望んでいるわけではありません」 2013年12月25日、総理官邸で安倍信三元総理に、そう熱く語った。 あれから10年以上の月日が流れ、2024年5月24日、『改正育児・介護休業法』が成立。感無量である。 今回の法律改正の意義について、テレワーク視点から、ひとつひとつ語っていきたいと思う。 まずは「短時間勤務制度」の代替措置にテレワークが追加される件から。 「しっかり働きたい女性」のための選択肢を三人の娘を産

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          テレワークゆり物語 (176)今日87歳になった父の話

          5月12日は、父の誕生日。1937年生まれなので、今日で87歳になった。 私は今、自宅のある北海道北見市と、実家のある奈良県生駒市の二地域生活をしている。 2022年11月に母が亡くなり、父の世話は、ひとり娘の私のミッションとなった。幸いなことに私の仕事は、完全テレワーク。どこにいても、いつも通りの仕事ができる。 気が付くと、父との暮らしが始まって1年半が過ぎ、87歳の誕生日は、次女と孫、そして三女と一緒に、父のお誕生日を祝うことができた。 そんなこともあり、今日は、

          テレワークゆり物語 (176)今日87歳になった父の話

          テレワークゆり物語 (175) 育休中のCAがプロデュースしたレンタルサロン

          苦手なことをしても、成功しない。得意な人に任せるのが、一番。 テレワークしにくい職種のテレワークスペースを作ろう! と思い立って、約1年。 2024年4月、レンタルサロン&スペース「Poco de norte(ポコ デ ノルテ)」をオープンした私が得た教訓である。 オープンしたてだというのに、4月の稼働日数率は、なんと75%! これを達成できたのは、ひとえに、次女に、プロデュースを任せたから。 とにかく、彼女がインスタで公開した、"オシャレな"グランドオープン動画をご

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          テレワークゆり物語 (174)テレワークしにくい職種のテレワークスペース⁈

          テレワークしにくい人が使えるテレワークスペースを作ろう! またまた変なことを思いついてしまった。 そこに至る長い経緯を書いてみる。 私が小学校から高校まで育った家は、生駒市「北新町」にあった。 しかし私が大学で東京へ出ている間に、生駒駅前の再開発で立ち退きに。 ただ、家は取り壊されたけど、一部の土地は手放さずに済んだ。 その残った土地に、親は、小さなアパートを建てた。 生駒駅に近いので、空き室になることはほとんどなかった。 ところが母の意志で、1階部分は貸さなかった。

          テレワークゆり物語 (174)テレワークしにくい職種のテレワークスペース⁈

          テレワークゆり物語 (173)リモート介護のすすめ(Amazon Echo Show)

          「ウチも離れて暮らす親のことが心配。リモート介護について教えて」 私は、母が亡くなってから、奈良にある実家と、北海道の自宅を行ったり来たりする「二地域居住」をしている。(比重は奈良の方が多い) しかし、コロナ禍の2021年頃は、母も存命で父と二人暮らしだったので、私は北海道北見市に居ながら、奈良の両親をリモートで世話をしていた。 このとき、一番感じたのは、 親は、子が毎日少しでも顔を見せ、声をかけてくれるだけで、うれしい。 それが決まった時間なら、生活も安定し、健康寿

          テレワークゆり物語 (173)リモート介護のすすめ(Amazon Echo Show)