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テレワークゆり物語 (175) 育休中のCAがプロデュースしたレンタルサロン

苦手なことをしても、成功しない。得意な人に任せるのが、一番。

テレワークしにくい職種のテレワークスペースを作ろう!
と思い立って、約1年。
2024年4月、レンタルサロン&スペース「Poco de norte(ポコ デ ノルテ)」をオープンした私が得た教訓である。

オープンしたてだというのに、4月の稼働日数率は、なんと75%!

これを達成できたのは、ひとえに、次女に、プロデュースを任せたから。

とにかく、彼女がインスタで公開した、"オシャレな"グランドオープン動画をご覧いただきたい。

育休を3年間いただきました
その間にダンナの転勤で馴染みのある関西へお引越し
大好きだった祖母が残してくれたモノを
母が忙しく遺産整理していた
その中の使われていない建物の一室をみて
ここが色んな人に使ってもらえたなら
祖母はうれしいだろうなと思った
休職中の専業主婦だけど、
この時間を使って何かやってみたいと思っていた
インテリアや、何かを運営することも
ど素人で右も左もわからなかったけど
半年間、悩みながらじっくりコツコツ作ってきた
築40年の一室が大改造を経て
おしゃれなレンタルスペースとして
グランドオープンします

インスタ「poco de norte」のグランドオープン動画から

無事スタートした、レンタルサロン&スペース「𝐩𝐨𝐜𝐨 𝐝𝐞 𝐧𝐨𝐫𝐭𝐞」、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

・・・と、一息ついたところで、ここまでの「道のり」にご興味いただいた方は、以下もぜひご覧くださいませ。(長いよ)


■「オシャレ」の「オ」の字も無いオバサンがしたこと

母が残した古いアパートの1階「遊休物件」をリニューアルし、
セラピスト、マッサージ師、ネイリスト、整体師など、テレワークできない人が、テレワークできるレンタルスペースにしよう
と思い立ったのが、2023年の春。

駅に近いから何とかなるかと、まずは、階段などに取り付けられた不動産屋さんの看板を外す事から。

頼まれたら断らない母は、不動産屋の看板掲示に全部OKしていたと思われる。笑

並行して、室内の断シャリとクリーニングを業者さんに依頼。
大きなトラック何杯分にもなった。

一階(2LDK)の2部屋部分がリニューアルの対象

次に外壁を、塗り替える。業者さんに何色にするか聞かれて、適当に答えたら、妙に明るい色になった。

外壁を塗り替えた。私はかわいいと思ったのだが・・・

内装も、壁紙や天井などを張り替え、キッチンも取り換えた。

壁紙・天井・キッチンなど、内装もリニューアル

問題は、3部屋(2LDK)だった1階を、父の部屋と分けること。
コストを最小限にするために、洋室の窓をサロンの玄関にした。

洋室の窓を、新しい玄関に。我ながらいいアイデア

我ながら良いアイデアだ。
さあ、あとはニトリのお値段以上家具とネットを入れたら完成かな。

ここで、次女からダメ出しが入った。
「お母さん、そんないい加減じゃ、誰も使わないよ!」

■育休中CAママの次女にバトンタッチ

次女は私に似ず、センスが良くて、オシャレで、お化粧も上手。
愛想も良くて、おもてなし精神旺盛。
それを生かして、CAという仕事についた。間違いなく、天職である。

「ネイリストとかセラピストは、若くて、オシャレなんだから」

なるほど。おっしゃる通りだ。

還暦過ぎたオバサン(いや、おばあちゃん)が、苦手なことを仕事にして、うまく行くはずがない。

「じゃ、おまえ、プロデュースしてくれる?」

この提案が、オープンまでに長い時間がかかってしまった元凶である。笑
祖母(私の母)が大好きだった彼女は、二つ返事でOKした。

ただし、当時、次女は第一子の育休中。
育児休業給付金の支給は終わっているものの、仕事ができるのか?
さっそく調べてもらったところ、次女が勤める航空会社は、休業中でも副業OKとのこと(素晴らしい!)

かくして、育休中のCAママがサロンをプロデュースすることになった。

ダンナの転勤で大阪に住む次女だが、週に数回、生駒にやってくるだけで、それ以外はテレワーク。
ほぼスマホだけで仕事をする「イマドキ」度だ。

■次女の底なしの「こだわり」に翻弄される私

ここからが大変だった。

家具はIKEA、小物はダイソーと、安くオシャレなモノを探しレイアウトする能力は素晴らしい。

しかし、それだけで、彼女のこだわりは止まらない。

電気のスイッチがオシャレじゃない
ドアノブはゴールドでなきゃダメ
押入れの中にも棚が必要
窓は二重のすりガラスね
・・・と、リフォーム屋さんを困らせる。

トイレに着替えスペースを作って、専用の洗面台
・・・と、間取りの変更。

さらには、(塗り替えたばかりの)外壁の色が適さない
・・・玄関の一面だけ外壁の塗り替え。

入口の階段と手すりに至っては、
・・・完成していたものを取り壊して、造作し直し。

こんなんで初期の投資費用をまかなえるのか⁈
不安は募ったが、徐々に完成系形が見えてくると、私の考えも変わってくる。

画竜点睛は、「階段横のオリーブの木」だ。

まいった。オシャレじゃないか!


■育休中のCAママが作ったレンタルサロンのルームツアー

ということで、彼女がインスタで公開した、"オシャレな"ルームツアーの動画をご覧いただきたい。

手間のお部屋は、単色×韓国インテリアでまとめています
奥の部屋は白を基調としたインテリアに

奥のお部屋が5.8帖、手前のお部屋が7.3帖
スイッチにもこだわりました

REST ROOMは、女性用アメニティもご用意しています

こちらのスペースは洗面台と鏡
コットンやハンドクリムのアメニティ
お着換えスペースもあります
よくお褒めいただけるスペースです

キッチンとワークスペースのご紹介です
冷蔵庫、電子レンジのご用意があります
ボットとサービスの紅茶はこちらに
グラスやコースター、ゴミ箱、掃除用品、ストック類や食品やカトラリーが入ったボックスが入っています

白いチェストには卓上ライト、マウスパッドなど、
充電器やお掃除ロボット、文房具もご用意しております

押し入れの中は備品や雑貨を収納しています
お子様連れの方向けの物やセラピスト向けのマッサージマットなど
ご利用用途に合わせてご自由にどうぞ

物撮りで使えるポストカード、備品のマニュアルたち。
施術で使える椅子や、撮影に使える小物も。

キーナーのこだわりが詰まった、今全個室のプライベートサロンです

たくさんの方に色んな用途に快適にご利用頂けますように

インスタ「poco de norte」のROOM TOUR動画から

■私は、得意な「リモート化」で本領発揮

とはいえ、私も何もしなかったわけではない。

サロンの「テレワーク用スペース」は、私なりのこだわりを施した。

テレワークスペースも忘れない!

また、サロンの管理者が「テレワーク」できるよう、リモート化に工夫をこらしている。

こちらについては、あらためて。

※冒頭の写真は、レンタルサロン&スペース「Poco de norte(ポコ デ ノルテ)のホームページから。


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