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#13【解説】月100万タクシードライバーの1日の流れ(後半)

みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェントの活動をしています。

前回の「【解説】月100万タクシードライバーの1日の流れ(前半)」では、
下の図の緑色の部分である休憩時間の取り方やタイミングについて、また出庫前の準備や帰庫してからの作業や、通勤や帰宅についてを中心に書きました。

私の1日の流れ

こちらにも前回の記事「【解説】月100万タクシードライバーの1日の流れ(前半)」を張っておきますので、もし良かったら覗いてみてください。

今回は上の図の赤色の部分である仕事中の時間ごとの考え方を書いていこうとおもいます。基本的な平日の晴れの日を想定して書きます。


■仕事中の時間ごとの考え方(平日)

①8時00分~12時00分

基本的には通勤時間のお客様を狙うのが中心になっていきます。また大きくは郊外から都心という需要が多くあり、郊外では特に無線も鳴りますですので基本的には都心に頭を向けて、都心をゴールにするように流していくと良い思います。また郊外から郊外の無線や自宅から近くの最寄り駅の無線など比較的ショート案件も発生し、郊外から出れないなんてこともありますが一組一組がショートでも間のロスが少なくオーダーがすぐ入るような場合には郊外で捕まっていても稼げたりしますので、個人的にはそれはそれで無理に都心に行かなくても良いのではないかとは考えてます。ただ郊外で捕まっているような形でも基本は都心に頭は向けて常に流すようにしています

②12時45分~16時00分

一番暇であるこの時間。通勤ラッシュでもなければ帰宅ラッシュでもない。私はこの時間はつけ待ちを他の時間より取り入れて過ごすようにしています。もちろんお客様を降ろした場所から最短でお客様をお乗せするという行った先営業を心がけてはいますが、私は頭を病院に向けて流していることが多いです。各会社様の専用乗り場などにもよってはきますが、弊社では病院がいくつか専用乗り場として利用できますので、病院でつけ待ちをして退院のお客様や通院で帰られるお客様をターゲットにしてつけ待ちをしています。かなり郊外から通院されているお年を召した方も多数いらっしゃいますし、午後になると病院から自宅に帰られるお客様も多数現れますので、私はその需要を意識しています。また一番暇であるこの時間に目と頭と体力とメンタルをなるべく使わないようにつけ待ちをして体力温存も兼ねています。

③16時15分~19時20分

16時台はまだ病院を意識しています。病院の需要はおよそ17時くらいで止まり17時になると一気に順番待ちの回転スピードは遅くなり、お客様をお乗せするまでにかなり時間を要してしまいますので16時台のラストチャンスの病院は近くに自分がいたら狙うようにしています。

そして17時台になると帰宅が早いサラリーマンから順次、帰宅ラッシュが始まります。ですので私はなるべくサラリーマンが多い、西新宿、大手町、紀尾井町、丸の内、神田、新橋、虎ノ門、銀座、日本橋などに頭を向けるように意識しています。しかしながらこの時間はホストの方やキャバ嬢の方の出勤時間になっていたり、これから飲みに行くであろう若者の移動や、買い物をしたお客様の帰宅の需要、サラリーマンの1次会への移動などいろんな需要が一気に生まれる時間なので、今いる場所から最短でお客様がいるであろう場所に移動することだけを意識して実車率を上げ、無駄がなるべく起きないように走るようにしています。またこの時間は朝とは真逆で都心から郊外への移動が大まかな人の流れになっていますので、場所にもよりますがあえて都心から離れる向きに大通りを流していると手が上がることが多かったりします。

④20時10分~22時00分

この時間は飲み終わりが早い層がいらっしゃるエリアを意識して流すようにしています。会社の役員さんや経営者さんがわかりやすいターゲットです。若者みたいに終電逃して飲み歩いてるケースは少ないのが特徴です。明日も大事な仕事があり、明日のパフォーマンスを下げたくないので比較的早く帰る傾向があります。また比較的、年収も高い層になってきますのでロングの案件が普通に出てきたりします。具体的には銀座、神楽坂、新橋などです。私は神楽坂が好きで神楽坂の平日のピークタイムが21時前後ですので神楽坂に狙いに行くことが多かったりします。ただこの時間も自分が恵比寿や目黒にいる場合でしたら渋谷や六本木、西麻布などを意識して流しますので、どの時間帯にも共通して言えますが場所に固執しすぎない行った先営業が大事になってきます。

⑤22時45分~27時00分

終電が終わる24時30分くらいまでは比較的に暇になりやすい時間だったりします。ですので私は終電が終わるまでくらいは休憩時間が消化できていなければ消化する時間にあてますし、終電後にがっつりと働くことができるように眠気を感じていたら仮眠をするようにしています。とはいえ、終電はまだ残っているものの飲み会が終わって帰宅される層や、先ほどの時間の層にいらした経営者様や役員さんたちもまだこの時間にも帰宅されるので、引き続き銀座や新橋等も狙い目になってきます。また1次会から2次会への移動の需要もあるので、そのような送迎もこの時間は多かったりします。

24時30分前後から終電が各駅で終わり重要がピークになります。終電を過ぎて25時30分くらいは繁華街や駅含めてタクシーをご利用の方はあらゆるところにいらっしゃいます。私は池袋と歌舞伎町が得意ですので、近くにいたらどちらかを流すようにしていますが、結局はこの時間帯もその先の時間帯も行った先営業で、それが六本木なら六本木を回ります。目の前に人をお乗せすることだけを意識しています。猛者の方はより単価を意識して単価が比較的高いであろうエリアで仕事をしていたりと、より単価の差が出やすい時間帯にもなってきます。

今回はざっくりとした解説になってしまいましたが、
いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上です。
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