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「タクシー業界は変革するべきではないだろうか」JTEA会報 #9

2020年代、タクシーという移動手段はエンタメに変わっていく可能性を秘めていると思っています。
その可能性を実現するための協会を立ち上げました。

「タクシーを移動手段からエンタメに変えていく」
日本タクシーエンターテインメント協会(JTEA)
発起人 ヨナシロ
です。

本日は「タクシー業界は変革するべきではないだろうか」についてお送りしていきます。

当協会は
「タクシーをエンタメ(面白い存在)にする」ことで
「より良いタクシーの利用体験を創る」ことを目的としていて、
映画、ゲーム、漫画、. . . . 「タクシーに乗る」という新たなジャンルの確立を目指し、タクシーの隠れた面白さを全て炙り出していきます。
過去の記事
「「日本タクシーエンターテインメント協会とは?」 JTEA会報 #1」
https://note.com/taxi_driver1/n/n9242b8b5e1f5
「協会設立のきっかけ」 JTEA会報 #2
https://note.com/taxi_driver1/n/n08c1934e8476
「エピソードに特化!タクシーエピソード支部」JTEA会報 #3
https://note.com/taxi_driver1/n/n506d63f45263
「発起人挨拶を掲載」JTEA会報 #4
https://note.com/taxi_driver1/n/n9e0e790f0caa
「タクシーをエンタメにすること」とは!? JTEA会報 #5
https://note.com/taxi_driver1/n/n588f57cb1924
「タクシー運転手タレント化計画」JTEA会報 #6
https://note.com/taxi_driver1/n/n35ca310698fa
「バブル期のタクシーのはなし」JTEA会報 #7
https://note.com/taxi_driver1/n/n2d785bed1963
「タクシーエピソードコレクターという職業」JTEA会報 #8
https://note.com/taxi_driver1/n/ndf40ac469996


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「タクシー業界は変革するべきではないだろうか?」
そんなことをタイトルにしているが、僕はイノベーションを起こしたり、革命を起こしたい訳ではない。
シンプルにタクシーが良い移動手段として、エンタメとして存在した方が良いと思うし、そうするには、根本から変えてしまった方が早いんじゃないかと思っている。
その手段が結果的に変革と言うことになる。

そして、コロナウイルスによって影響を受けている今だからこそ考えるべきだと思う。

今週は、コロナの騒動もあってこんな記事を書いた。

タクシーのNetflix化によって「移動手段」から「移動×面白いコンテンツを見る場所」であり広告媒体になるといった話。
『コロナで苦しい今だからこそ考えたい、「タクシーのNetflix化」の話。』
https://note.com/taxi_driver1/n/na9c371270e20
「タクシー利用者」「タクシー運転手」「タクシー会社(業界)」「広告企業」この4方良しであり、
移動手段としてでなく、コンテンツプラットフォームとして
「移動するショートフィルムシアター」の様な存在であった方が良いんじゃないかという話
『コロナで苦しい今だからこそ考えたい、「タクシーのNetflix化」の話。②』
https://note.com/taxi_driver1/n/nd4418b56fc48

こんなアイデアを言って、そして実行しようとしたところで
年間輸送人員が14億5,200万人、営業収入1兆6,660億円(ともに平成28年)という規模の大きな移動手段であり、タクシー業界のビジネスモデルを変革するなんて「複雑すぎる」という意見によって進められない可能性もあるだろう。

今現在の状態で成り立たせていて、それを変えるには労力も資金力も相当必要となるのだから当然とも言える。
しかし、今の成り立っている状態でさえそもそも複雑で、それによって利用者の不安だって生んでいる。

タクシーの料金は主に「距離制運賃」「時間制運賃」の二種類あり、それが二つ連動しているのが利用した際の運賃となっている。

距離制運賃は、初乗り1.052kmまでは420円
その後230mごとに80円が加算される。

距離制運賃に時間制運賃を加えて連動しているのがタクシーの料金精算としてオーソドックスになる。

時間距離併用運賃は、時速10km以下で走行した場合1分25秒ごとに80円加算される。

口頭で説明すると
「走れば1.052kmまでは420円で、その後230m走れば80円がプラスされる、
あと、時間の運賃も入ってて、1分25秒ごとにも80円加算される。
でも、高速に乗れば時間制の運賃が止まって距離だけになる。」

これを聞いて理解できる人は居ないだろうし
「じゃあ、✖✖までは2500円ですね」
なんて計算を出来る人もいない。
渋滞などの不特定な要素があるのはもちろんだが、「時間」で料金価値を計ろうとするからそうなる。

ややこしくて仕方がない。

「○○まで行くには△△円になります」というシンプルな説明が出来ないせいで、料金について不安になりタクシーに乗ることを躊躇する人だっている。

こんな複雑なシステム取っ払った方が良いに決まっている。

利用者だけじゃない、運転手として不満に思うのが、
お客様が停めて欲しいと言った場所で停める時、それが料金加算の境界にいれば1m動くだけで上がってしまう時がある。
それを見たお客様は最後に料金を釣り上げたと思うだろうし、そう思われるのが嫌だからその分はこっちが負担したりする。
この差額でタクシー業界はいくら儲けているだろうなんて計算したこともある。

とにかく、今の状態で成り立たせてるとはいえ最適な仕組みでないことは
利用者側も運転手側も感じることだろう。
Uber等、ライドシェアを規制で追っ払ったりしているが
その割にはまともな仕組みを取れていないのがタクシー業界。

規制なんかで守ったっていずれ破られるし、そもそもこんな仕組みを守るなんて自分たちで首を絞めているとも言える。
規制するくらいならまず業界自身で他の方法を考えたり、実験を行わないといけないだろう。

根本から変えるべきだし「タクシー業界は変革するべきではないだろうか」と思う。



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日本タクシーエンターテインメント協会HP(仮)

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