見出し画像

秩父(埼玉県)の湧き水をめぐる旅

人間の身体の半分以上は水でできています。
水を飲むことは、その土地の自然を自らの体内に取り込むこと。

山々に囲まれ、源流域に近い秩父は湧き水の宝庫。
その湧き水は酒造りなどに生かされています。
また、東京からも近く、湧き水を目的に訪れる人も多いと聞きます。
そんな秩父の湧き水をめぐる旅をしてきましたので、紹介したいと思います!
(訪問したのは 2021年11月 です)


秩父の湧き水について

秩父は荒川などの河川により階段状の地形である河岸段丘が作られています。そのため高低差のある崖の部分から水が湧き出しやすく、湧き水スポットが複数あります。

秩父の湧き水めぐりをするにあたって、主に次の2つのウェブサイトを参考にしました。

■ 秩父湧水(わきみず)紀行 ちょこっと改訂版
 https://www.pref.saitama.lg.jp/b0504/chichibuyusuikiko.html
湧水の由来や歴史、湧水に含まれるミネラルや硬度も記載。

■ 水汲みに行こう。湧き水マップ
 https://wakimizumap.com/
関東近辺の湧き水が豊富に紹介されています。詳細なレポートのほか、湧き水の楽しみ方なども参考になります。

移動手段は自転車です。西武秩父駅前にある秩父観光情報館でレンタサイクルをしました。道が狭いや駐車場がないなどの理由から車は使いませんでした。

それでは、訪れた湧き水スポットを北から順に紹介していきます!


妙見七ツ井戸

伝説や言い伝えのある井戸です。河岸段丘の崖に沿って井戸があります。七つある井戸のうちのいくつかで、現在も水が湧いています。井戸の近くには説明が書かれた看板が立っています。個人宅の敷地内にある井戸もあるので、訪問には注意が必要です。

四の井戸(下堀の井戸)

水路の奥のトンネルから水が出てきています。段差のある地形もわかります。

五の井戸(あらゐの井戸)

近隣住民の野菜の洗い場などとして現在も使われているそう。鯉が数匹放たれています。

六の井戸(みざわの井戸)

個人宅の敷地内にあり、所有者に見学のご了承をいただいています。大きな池もあります。


武甲酒造の水

平成の名水百選に選ばれている武甲山伏流水です。武甲酒造では仕込み水などに使われています。営業時間内であれば、誰でも水を汲めるそうです。


秩父今宮神社

平成の名水百選に選ばれている武甲山伏流水です。ここでお金を清めると万倍になるそうです。境内は御神木や青く澄んだ池もあってパワースポット感がありますね。


知知夫滝坂の御神水

森の中で入口はおろか人が歩いた跡さえ見つけられず、あきらめました💦

この写真の先にあると思われます。


野坂寺の湧水

秩父札所12番「野坂寺」の境内にあります。案内板などはありませんが、手水舎が湧き水のようです。


観音山延命水

秩父札所27番「大渕寺」境内にあります。飲むと33ヶ月長生きするという言い伝えがあります。


不動名水

浦山口駅のすぐ近くです。水量も多く、絶えず水を汲みに来ている人がいました。道路沿いの線路を挟んだ反対側にも、湧き水を汲める場所があります。


十二天水

近くにお蕎麦屋さん「和味」があります。林の中を1分ほど歩くと「のめます十二天水」という看板があります。
『空の青さを知る人よ』で出てくる場面があります。


湧き水を使っていろいろ作りました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?