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すこーし気になる病気解説します。【耳鳴り】vol.7

「耳鳴り」がする時はありませんか?長時間イヤホンをする人が増え、特に、移動中にコードレスイヤホンを使っている人が増えています。脳からわずか数センチのところに5G電磁波を浴びているのはとても危険です。
耳鳴り程度は病気じゃないから大丈夫、と軽く考えていると、後で大変なことになるかも?国際医療福祉大学病院:耳鼻咽喉科 中川雅文部長の話をもとにまとめてみました。

耳鳴りとは


「ザー」「キーン」「ドクドク」…など、実際には音がしていないのに音を感じる感覚が耳鳴りです。その原因はさまざまありますが、約8割に難聴が隠れています。

聞こえづらくなると、脳がより多くの音を拾おうとして、これを耳鳴りとして感じてしまうのです。以前は「加齢による聴力低下」がおもな原因とされていましたが、最近は若い世代にも増えています。


その背景には、ストレスや生活環境による影響が考えられます。例えば、大音量のロックコンサートなどでの一過性のものなら、聴神経に障害が起こっても48時間ほどで修復します。しかし、大きな騒音に長時間、日常的にさらされた場合、修復ができず難聴が固定化して、慢性の耳鳴りに移行することがあります。

イヤホンで大音量の音楽を聴き続けるなどがその一例ですが、身のまわりの意外な音、「生活の中の騒音」が原因になっていることもあります。

実際にあった事例では、音の大きな高吸引力掃除機とロボット型掃除機を同時使用し続けていたケース。ふたつが重なるとかなりの騒音になります。普通に掃除機をかけていただけとはいえ、聴神経の負担は相当強かったと思われます。この併用を中止してもらったところ、耳鳴りは改善しました。

また、侮れないのがドライヤーで、耳の近くで使用するため、長時間になると耳への負担が高まります。使用は1回15分以内に抑えることが重要です。

耳鳴りには、脈をうつようなリズムのある「拍動性耳鳴り」と、リズムのない「非拍動性耳鳴り」があり、拍動性耳鳴りは動脈硬化や不整脈が原因のことが多く、非拍動性耳鳴り加齢やストレス、騒音による難聴、女性ホルモンの分泌低下などが原因と考えられています。

また、耳鳴りをおこす病気には「|耳垢栓塞《じこうせんそく》:耳垢による詰まり」「突発性難聴」「メニエール病」「耳硬化症」などがあります。

医療機関では、こうしたほかの病気が隠れていないかを検査したうえで、難聴がある場合は補聴器による調整をします。耳鳴りだけの場合は、カウンセリングや音響療法などの「耳鳴り順応療法(TRT)」を行うことも。
音響療法とは、補聴器型の装置で微量な音(ノイズ)を流すことで、音への注意をそらせて耳鳴りを改善していく方法だとか。

私たちが気をつけないといけないのは、大きな音を避け、静けさを楽しむ習慣をもつこと。ストレス過多や血流の悪さも症状を悪化させるので、ストレスコーピングや、適度な運動をすることも大切です。
また、牡蠣や小魚など亜鉛が豊富な食材や、タンパク質をしっかりととるようにすることも大切です。

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https://bityo-methods.com/5days
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