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すこーし気になる病気解説します。【過活動膀胱】vol.6

以前よりもトイレが近くなり(汗)水の音を聞くと尿意を催して我慢できなくなってしまう(汗)という方が増えてます。加齢とともに、骨盤底筋群が弱まり、トイレが近くなることはご存知かと思いますが、まさか尿がためられなくなるという病気になってしまうこともあるかも?? ちょっと他人事ではないかもしれなくなるので(笑)日本泌尿器科学会専門医 中村綾子氏の話をもとにまとめてみました。

過活動膀胱とは


最近、急に排尿の回数が増えた。我慢できないような尿意が突然起こる…そんな症状に悩まされている女性が増えています。何らかの原因で膀胱のコントロールがうまくいかず、排尿のトラブルが起こる「過活動膀胱」かもしれません。過活動膀胱とは、尿が溜まる前に膀胱が収縮してしまうのです。

40歳以上の男女の14.1%、すなわち約1,040万人の方に症状があり、その内約半数の537万人は、尿失禁も伴うとか。40歳以上の女性の約8人に1人が症状をもつというデータもあり、特に50歳以上に多く見られます。

そのおもな症状はこの4つです。

① 我慢できないような強い尿意が突然起こる「尿意切迫感」 
② 尿意とともに、思わず尿をもらしてしまう「切迫性尿失禁」 
③ 日中の排尿回数が多い(目安は1日8回以上)「昼間ちゅうかん頻尿」 
④ 夜の就寝時に尿意を感じて、睡眠中に1回以上トイレに起きる「夜間頻尿

症状には個人差が大きく、排尿回数が増えた程度の人もいれば、我慢できずに尿失禁を起こすケースもあります。もれる量も、小さじ1杯ぐらいから、多い場合は一度に100ccももれることも。こうなるとQOL(生活の質)がかなり落ちてしまいます。よく聞く訴えとしては、仕事や家事に集中できない、友人との外出や旅行が楽しめない、人前に出るのがおっくうになる、夜眠れずに昼間眠い、などです。たかが尿…といえども、日常生活にまで支障がでるとなると対策が必要ですね。

原因としては、加齢、肥満、生活習慣病、骨盤底筋の緩みなどが考えられ、放っておいて自然に治るものではなく、どんどん症状が進行していきます。

間違えられやすい病気に、膀胱炎膀胱がん尿路結石心因性頻尿薬剤の副作用があります。特に女性の場合は「恥ずかしい」と受診を躊躇しがちですが、我慢せずに早い段階で泌尿器科の医師に相談するのがいいでしょう。

セルフケアとしては、排尿を我慢する訓練や、排尿に関係する骨盤底筋を鍛えるトレーニング。尿量を増やすカフェイン、ビタミンCや刺激物の摂取を控えることが大切です。

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https://bityo-methods.com/5days
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