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"The Songbird of Wassoulou" 西アフリカ・マリ Oumou Sangare

久しぶりに、西アフリカマリの女性歌手Oumou Sangareの「Oumou」(2002年)を聴いています。とてもいい。

最初は正直な所、良さが分かりませんでした。

ある時、好きな女性歌手の映像を YouTube で連続して観たのですが

Grace Slick


Ann Peebles


Martha Reeves

その後に、それまでそれほど好きではなかった Oumou Sangare を聴いたら、なんともいいのです。自分の好きな歌手がどんな歌手なのかを、連続して観ることによって合点がいったら、違うタイプの歌手の良さも見えて来た、ということなのでしょうか?

僕の中で、マリの女性歌手というと、敬愛する Fanta Damba の強烈な歌のイメージが大きすぎたのかもしれません。

Fanta Damba


Fanta Dambaと比べると、Oumou Sangare の歌と曲のアレンジは、僕にはとても柔らかく感じられました。それと彼女のメッセージ色の強い歌詞とがどうもしっくり来なかった。でも今は、何故かそれがすごくしっくりと来る。Oumou Sangare の強すぎない歌とアレンジが、むしろ力強く、うったえかけてくるように感じます。不思議なもんです。

Oumou Sangare 2017年の  Live 映像かっこいい!


Oumou Sangare は、その後も今に至るまで、優れた作品を作り続けています。

Mogoya」 (2017年)


「Timbuktu」(2022年)

(この記事は以前 Instagram (philosophysflattail)に上げたものを手直ししたものです。)

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西アフリカへの旅

西アフリカの太鼓 Djembe の奏者 Yaya Diallo の生涯を描いた名著「アフリカの知恵 癒しの音」 (柳田知子訳) 西アフリカのバンバラ人の生活と文化がよく分かります。

自己紹介の代わりに


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