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【Story of MOVIES】Episode3: "Asteroid City"

こんにちは!
今回はウェス・アンダーソン (Wesley Anderson) 監督
による2023年公開のコメディ映画、
Asteroid City (邦題:アステロイド・シティー) です!
ユニークで色鮮やかな映像と、
笑顔になるコメディシーン、
そして人々の温かさを感じるストーリー、
そんな "アステロイド・シティー" の魅力を一気にご紹介します!


あらすじ

時は1955年、アメリカ最盛期.
舞台は "アステロイド・シティー".
ネバダ州の砂漠の真ん中にある、人口87人の小さな町だ.
隕石によるクレーターが観光名所であるこの田舎町に、
科学賞の受賞者である5人のギフテッド
その親達が招待される.
賞と多額の奨学金の授賞式の最中、
まさかの宇宙人が到来し、隕石を盗んでいってしまった!!
目撃者たちは情報統制のため、町に隔離されてしまうが、
天才的な受賞者たちは、
どうにかアメリカ全土にそれを伝えようと奮闘する.
そんな中で、町と人々は新しい可能性に突き進んでいく…

魅力

この映画を1文で表すなら、
"ユニークすぎる世界観に懐かしさと切なさ、温かさを感じる映画"
だと思います.
ストーリーこそ、複雑で深いようなものではありませんが、
"アステロイド・シティー" の持つ魅力は数知れず.
その魅力を数個に分けて、詳しく解説します!!

ユニークな設定

実は作中における大部分は、
有名な劇作家が作ったであるという設定です.
この映画は、"アステロイド・シティー"
という劇の制作秘話を紹介する、
モノクロのドキュメンタリー番組から始まるのです.
そのため映画は、
番組のシーンと劇のシーンが混ざり合って構成されています.
俳優たちの対話や悩みが、
本編である劇に強く影響しているため、
物語の内側外側二つの視点から楽しめる作品です.

優しく美しい色彩

初めて "アステロイド・シティー" の予告編を見たとき、
パステルカラーに溢れた、
懐かしくてユニークな世界観に、
一瞬で目を奪われました.
ターコイズブルーに染まり無限に広がる青空
自然の穏やかさと無骨さを感じる砂漠の岩肌
個性あふれる登場人物の鮮やかな衣装など、
スクリーンは隅から隅まで
この美しい色彩満たされています.
芸術作品のように、
見ているだけでうっとりできるような
そんな鮮やかで優しい色彩の世界観が、
"アステロイド・シティー" には広がっているのです.
ドキュメンタリー番組のモノクロが、
このカラフルさを引き立てているようにも感じます.

世界観をもっと色づける豪華キャスト

映画好きならきっと知ってる
トムハンクス
スカーレット・ヨハンソン
ジェイソン・ シュワルツマンなどの有名俳優たちが
パレットに置かれた優しいたちをを
鮮やかな演技でスクリーンに塗り広げてくれます.
登場人物たちの心情が浮き上がってくる、
彼らによるそんな名演技をきっと楽しめるはず!

さいごに

私個人の感想として、
"アステロイド・シティー"
セリフや言葉を深く考えるべき作品という感じではなく、
映像音楽など、
ダイレクトに届いてきた感覚を受け止めて
その余韻に浸るような鑑賞スタイルがあっていると感じます.
ぜひ "アステロイド・シティー" のもつ、
思わず引っ越してしまいたくなるような、
異国感の中にある
懐かしさ温かさ切なさを体験してみてください!


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