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004 「コミュニティの中心と遠心」

今日の一品は「ヘルシーなボンゴレスパゲティ」

材料は、アサリ、キャベツ(外側の葉)、プチトマト、たまねぎ、石垣の塩、こしょう、ニンニク、オリーブオイル他。今日のポイントは、アサリの口が開いたら面倒臭がらずに一旦取り出したところ。トマトソースを投入してボンゴレロッソにしようか悩みましたが、キャベツを消費すべく今回のかたちになりました。アサリの出汁が染み込んで、アサリだけにアッサリと仕上がりました(正月に99.9を見たせいやわ)。

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社長&専務:新年あけましておめでとうございます。寅年最初の社食ランチ、いただきます♪

専務:いよいよ、新年ですね。今年はこれまでの研修やワークショップの仕事に加えて、私たちで新しい取り組みにも挑戦するんよね!?

社長:そうなのです!北野商会は「商(組織・事業・仕事)」の叡智を探究するための実践的な「会(ワークショップ・研修・プロジェクト)」を創造する専門家集団。今後ともよろしくお願いいたします。今年は「組織の学校」「事業の農園」「仕事と志の学校」という3つの主催事業を軸に、実践する仲間達のコミュニティを作っていきたいと思うねん。過去に取り組んで失敗したことにも再挑戦したい。

専務:組織の学校では、新しく「組織設計士」という資格講座も立ち上げるよね。実践を通した学びと出会いにワクワク期待大やわ!!

社長:おお、ありがとう。自分らしい世界観を大事にして人生の冒険を楽しんでみようと思います。

専務:素晴らしい!軽やかに進んでいきましょう!

社長:おお〜!

専務:ところで、コミュニティってどんなコミュニティなの?まさか友達をつくるサークル的な感じではないよね?

社長:いやいや、コミュニティにも色々な種類があるけど、ここでは実践を中心に据えて集まった人々のコミュニティのこと(実践共同体理論 Communities of Practice を参照)

専務:テーマに関心がある人たちが継続的に学び合うコミュニティね。私たちは、過去も現在もすでに色々なコミュニティに属しているね。有資格者の集まりとか、趣味の集まりとか。

社長:そうね。みんなそれぞれ様々なコミュニティに属しているからね。ある学びのテーマで知り合った人が、別のコミュニティでも繋がっていたりとか。昔の学校とか地縁的なコミュニティに比べて、コミュニティが重層的に絡み合っているね。

専務:でもさ、ある時期に熱心に参加していたコミュニティもだんだん疎遠になっていったり、逆に、何かのキッカケで急に頻繁に参加するようになったりするよね。

社長:そうね。人は成長するからね笑。実践共同体理論では、コミュニティの中心に行くほど学びが多いと言われているよ。つまり、中心の位置で「参加する」ほど学びが深まる感じ。

専務:確かに、「参加するほど学びになる」ってことか。

社長:うん、たとえば、私が学生の頃、まちづくりワークショップの参加者から始まって、だんだん事務局を手伝うようになって、たまにサブファシリ(テーブルファシリ)をするようになって、、、、みないに徐々に中心に向かっていく感じ。

専務:ちなみに、ど真ん中まで行ったらどうなるの?

社長:うーん、、、そこでの学びは一旦卒業やな笑

専務え、せっかく中心に登りつめたのに、、、そこに居続けたらいいのでは?

社長:私の経験上、中心に特定の人物が居続けると、たいていそのコミュニティは崩壊へ向かうねん。そもそも、組織階層みたいな上下関係ではないから「登る」わけではないし。平たく言うと、中心人物が「ぬし」になってパワーを持ってしまうと、「新しい人が入りにくくなる」現象が起きるねん。

専務:それ、めっちゃ分かるわぁ。コミュニティに入ろうと思っても「ぬし」がいると「え、ぬしに媚び売らな参加できひんの?」ってなる笑

社長:そこがコミュニティづくりの難しいところでもあり面白いところ。中心がないと新しい人が入ってこない一方、中心が固定的になるとパワーや階層が生まれて新しい人が入ってこない。

専務中心と遠心をどうデザインするかですな。常連さんと一見さんの両方にとって居心地のよい居酒屋とは!?!?

社長:実践共同体の話はけっこう誤解されているようだけど奥が深くて面白い。詳しくはまたの機会に。組織設計士でもこんな感じで理論と実務を横断する学びをたくさん仕込んでおりまっせ。

専務:おお、楽しみでっせ!!

社長:そう考えると、私たちがすでに中心付近にいるコミュニティからはそろそろ退くこともありかもね(他の人が学べるように)。あるいは、スゴイぬしがいるコミュニティからは遠心へちょっと退いてもよいかもね(なーんて)。

社長&専務:ではでは、今年もよろしく。ごちそうさまでした♪

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古風な名前の「北野商会」。北野が家業の志を継いで立ち上げた、「商(組織・事業・仕事)」の叡智を探究するための実践的な「会(ワークショップ・研修・プロジェクト)」を創造する専門家集団です。

株式会社北野商会では、研修やワークショップ、プロジェクト等の実践の場づくりを通して、人・組織・事業の問題解決を行っています。「組織の学校」「仕事と志の学校」「事業の農園」という3つの学校も主催しています。

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