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015 「起業屋と起業家」

今日の一品は「羊肉のラグーソース 手打ち生パスタ」

材料は、羊肉こま切れ、プチトマト、トマトジュース少量、玉ねぎみじんぎり、ニンニクオリーブ油漬け、乾燥パセリ、パルメザンチーズ、粗藻塩(小豆島)、黒コショウ他。

今日のポイントは2つ!

★1つ目はパスタを手打ちしたところ。無印良品の「生地からつくる手打ちパスタ」を使ってみました。水・塩・卵・オリーブオイル、そして、生地をこねる手間と、生地を寝かす時間、があれば、誰でも手打ちパスタが作れます。こねるのは少し腕力がいるかもしれません。

社長の指、丸い。。

★2つ目は、羊肉のラグーソース。今回は、羊肉のこま切れを包丁で微塵切りにし、荒いミンチ肉を作りました。玉ねぎと炒めてトマトを加え、塩胡椒で味付け。ラグーソースとしては別の肉やソーセージを混ぜるともっと複雑なコクのある味わいになりますが、今回はシンプルに羊肉のみです。羊肉のミートソースではないか?と言われればそのとおり。

生パスタはモチモチ食感!ラグーソースともよく絡み、大変美味しうございました。時間があるときはぜひ麺から作るのもおすすめです。


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社長&専務:ではでは、いただきます♪

専務:今日は久々のテリーノ食堂の投稿!
そして珍しく手打ちパスタやね。

社長:春から秋は忙しいので、テリーノ食堂も閉店しがち。
ようやく時間ができたので、今回は手間をかけて手打ちしてみました。
やっぱり美味しいねぇ♪

専務:ところで、忙しい時期の中で何か新しい出会いや気づきはあった? 

社長:うん、めっちゃあったよ。
今回はその中でも、とても偏った私見を話そうかなと。
ちょっと怒りと悲しみも混じってますが。

専務:おお、面白そう!
社長は内なる心の中でよく怒ったりしてるもんね笑
で、今回のテーマは何?

社長:えっと、「起業屋」と「起業家」は違うと思うねん。

専務:ほう、何が違うの?

社長:最近の「起業ブーム」。
国、自治体、企業、大学、あらゆるところが「起業せよ!」「新規事業つくれ!」と躍起になっていると思うねん。

専務:そうよね〜。
アントレプレナー!コンテスト!ピッチ!コワーキング!イノベーション!デザイン!、、、わぁ〜、以前に話した「目新しいカタカナ語」が連発やわ。あかん、分かった気にさせられる笑

社長:起業すること(新しいビジネスや産業を興すこと)は私も大賛成。
でも、言葉にはしにくいけど、「起業屋」に近い人に出会うとちょっと残念な気持ちになるねんな。

専務:どんな人たちだったの?

社長「起業することが目的になっている人」。
「起業したい」と相談してくれる人の中には、「起業して何がしたいの?」って聞くとモヤモヤした感じになるときがある。「社会貢献したい」とか「世の中の役に立ちたい」という表面的・総論的には美しい言葉は出てくるけど、具体的に聞いていっても、その人の「志」「魂」「愛」に通じる言葉がほぼ出てこない

専務(女将)そこに「愛」はあるんか!?

そこに愛はあるんか  出典:アイフル公式Youtubeチャンネル

社長:そして、よくよく話を聴くと、
「なんか起業ってカッコいいし」
「起業して社長になった知人に憧れるし」
「会社の上から言われて何か新規事業しないと」

って感じ。
せめて「起業してとにかく儲けたい」の方がまだ何かの「志」を感じる。
あと、学生さんや若い人は「衝動的な憧れ」はキャリア上も大事だと思うので例外かもしれない。

専務:「いずれ転職したい」というのと似てるなぁ。
で、その人と話していてどうなったの?

社長:しっかりその人の話を聴きながら、想いや考えを掘り下げていくうちに、「やっぱり今の会社でもっと頑張ります!」と目をキラキラさせて終わりました。

専務:おお、いいやん!
私からすると、クライアントに寄り添った支援ができてるやん!って思う。

社長:そうなんやけど。
なんか、世の中が「起業だ!創業だ!」と躍起になっている中で、私は逆のことをしている気がした笑。起業の「数」を追い求めている人からすると、「起業の芽をつぶした」と思われそう。

専務:ははは! 私はその人のキャリア(人生)の方が大事だと思うし、社長の働きかけは素敵だと思うよ。その人だって、さらに会社で頑張ってるうちに本当の起業の「志」を見つけるかもしれないしね。「志」を持ってから起業した方が、成否はともかく納得いく人生だと思う。

社長:専務、、ありがとう!!

専務:つまり、起業屋は「起業することが目的になっている人」ってことね。

社長:そんな感じです。
ちなみに、世の中で「成功した起業家」としてメディアやシンポジウムに登壇する人たちの中にも「起業屋」のような人はいるで(全員ではない)。
以前、「私は会社を100個つくることが目標です!」と豪語している人がいたけど、、、私的にはドン引きやったわ。
「100個つくって、で、どうしたいの?」。

専務:「1年生になったら友達100人できるかな?」と似てるな笑

社長:私は友達100人つくるより、親友1人の方がええわ。

専務:そういえば、最近のニュースであったけど、学校教育の中で「起業家教育」みたいなのをやっていくってあったけど、あれはどうなん??

社長:起業なんて手段の1つだし、初見では「なんと愚かなことを・・・」と思ってしまった。でも、あえてメリット的なことを絞り出すと、「働くってどういうことか?」を考える機会になればいいなと思う(ただし、起業を目的やゴールにしないでほしい。起業せずともその人の望ましい人生はいくらでもある。)
実際には、学校の先生が起業家教育をするわけではなく、外部から専門家らしき人を呼ぶのだろうけど、、、私的には「起業屋」ではなく、せめて「志を持った起業家」がその学校教育を担ってくれることを心から願ってます。

専務:今日は起業の話かと思ったけど、意外とキャリアな話やったね。私にはとても分かりやすかったし、怒りでも悲しみでもなく、社長らしい気づきだったと思うよ。

社長:ありがとう!
もちろん、アントレプレナーシップの熟達には、何度も経験してみるのが大事だろうし、今回の内容は起業業界の人から批判をたくさん浴びそうだけど、まあ、ランチトークでの雑談ということでご容赦ください。

社長&専務:ではでは、ごちそうさまでした♪

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