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家計簿は人生を変える最高のソリューション

 あなたは家計簿をつけていますか?

「めんどくさいからつけてない~」

「家計簿って意味あるの?」

 つけてないという方!はっきり言ってもったいない!家計簿をつければ人生は豊かになるのに!

・いまの生活に満足できていない…。
・貯蓄がまったくできない…。
・将来に対する不安が大きい…。
・収入がなかなか増えない…。

 これらの悩みが無くなるだけで人生は好転すると思いませんか?そうです。家計簿をつけると上記の悩みは解消するんです。嘘だと思うのなら最後まで読んでください。

 大量のレシートを片手に毎月欠かさず家計簿をつける特級家計簿師のわたしが、家計簿の素晴らしさ、尊さを領域展開しながら説きます。

 記帳するのがめんどくさい~という方は終盤のパートで誰でもかんたんに家計簿をつけることができる方法を書いたので、興味のある方はこちらもどうぞ。

 では参りましょう!

家計簿は人生を変える最高のソリューション

家計簿でできる5つのこと

 家計簿をつけることによってわかることや効果を5つの項目に分けて解説いたします。

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①生活支出がわかる

 あたり前の話ですが、家計簿を記帳すると生活支出がわかります。

 コツはなるべく長い期間を記録すること。なぜなら記録する期間が短いと突発的な出費が反映されないためです。記録する期間が長ければ長いほど実態に沿ったデータになります。

②余剰資金の算出

 支出がわかると余剰資金を把握することができます。

 一般的には有事の備えとして必要なお金は、月の生活費の6~12か月分と言われています。これだけの金額をキャッシュで持っていればある程度の突発的な危機は乗り越えられるという基準です。

 それ以上の貯蓄は余剰となります。はっきり言って余剰資金を預金口座に眠らせておくのはもったいない。銀行の利息は基本的に年0.001%しかありません。これは100万円預けていても1年間で10円しか増えないということを意味します。

「まあ増えないけど減るわけじゃないんだからいいんじゃない?」

 といった意見もあるかと思いますが、インフレリスク(お金の価値が下がる)や自己投資・資産運用などの機会が損失してしまうことを考慮すると、お金をひたすら貯めていくことが最適解とは言えません。

 自己投資や資産運用は資産を増やす有効的な手段。これをやるかやらないかでは、目的地まで徒歩で行くのか、車で行くのかくらいの差があります。

 つまりわたしが言いたいことは、みんながやっているからと脳死状態でただひたすら預貯金するのではなく、余剰資金を把握し、有意義な物事に使用してください!ということ。そうすれば人生はいまよりずっと豊かになります。

 こういった判断ができるのも家計簿をつけているからこそ。ここがわかっていないと一生不安が付きまとい、ゴールの見えないマラソンのようにいつまでも苦しい思いをしながら走り続けなければなりません。

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③無駄な出費の削減

 なににお金を使っているのかを見える化することで、無駄な出費が判明し対処することができます。とくにスマホの通信費や生命保険などは比較的かんたんに改善できるので真っ先に見直しましょう。

エンゲル係数

 エンゲル係数という言葉はご存じでしょうか。エンゲル係数とは生活水準を計るひとつの指標で、食費から消費支出を割ることで算出することができます。この数値が高いほど生活水準は低くいとされます。

※消費支出は「ローンや借金の返済」「保険料」「税金」「貯蓄」は含まれません。

 計算式は以下の通り。

【エンゲル係数(%)=食費÷消費支出×100】

2人以上の世帯は25~26%が平均値です。エンゲル係数を基に支出の見直しを検討するのも良いのではないでしょうか。

④やるかやらないかの基準

 何か欲しいものがあったとき、何かをしたいときなど迷ったときに必要な判断基準ができます。

 先ほど説明した”有事の備え”が確保できているのであればやる、できていないならやらない、といったことです。

 例えば転職活動。次の就職先がなかなか決まらないとき、数か月間は無収入でも生活できるという備えがあれば、焦って妥協することなく納得感を持った転職ができますよね。備えがあるからこそ思い切ったアクションを起こすことができます。

 どれくらいのお金が有事の備えになるのかがわかっていないと過剰に節約してしまったり、やりたいことができないストレスを抱えてしまいます。

 そして、ひとは実態が見えていないものに対して実際のものより大きく不安を感じるようにデザインされています。

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 想像してください。あなたはいま、自分の背の高さほどある植物が生い茂るジャングルの中を歩いています。そんなときに草むらから物音が聞こえたらどうしますか?かなり警戒しますよね。なぜなら獰猛な肉食獣が飛び出して来るかもしれないからです。

 そういった過剰なまでの警戒心と想像力を持ち合わせていたからこそ人類は今日に至るまで繁栄しました。これは石の槍を持ってマンモスを追いかけていた旧石器時代から続く生存率を高める本能です。

 では、その物音の正体が野ウサギだとわかっていたらどうしますか?警戒する必要は無くなりますよね。わかっていれば怖がる必要はないし別の課題に集中することもできます。

 それは現代の生活においても同じ。わからないから過剰に貯蓄を増やそうとしてしまうのです。お金を得るということは基本的に時間や労力を消耗するため、稼ぐ金額が大きくなるほど疲弊し、最悪の場合は死に至ることだってあります。

 家計簿をつけることによって今までぼんやりとしていた不安が明確化し、やるか、やらないかの適切な判断ができるようになります。

⑤未来のビジョン

 生活支出が見える化したことによって未来設計もできます。例えば老後資金問題。100歳まで生きることが珍しくなくなる時代がもうすぐそこまで来ています。

 さらには年金受給年齢が上がっていくと予測される中で、70歳で引退し100歳で人生を終える未来が来ると仮定すれば、引退からエンディングを迎えるまでの期間はおおよそ30年間あると予測できます。

 そして現在の年金受給額は夫婦世帯(会社員+専業主婦)で月平均21万円ほどです。受給額は今後、変動するかもしれませんが仮に現在と同じ21万円として、不足金がいくら出るのかを計算すればおおよその老後資金が算出できます。

 例えば、月25万円必要だと考えた場合、月4万円の不足金が出ますよね。これを30年間で計算すると【4万円×360か月=1,440万円】という計算になります。

 次は1,440万円に到達するには毎月どれくらい、いつまで貯蓄する必要があるのか、といったことが逆算できます。

 資産形成はどれくらい時間をかけられるかがカギとなります。期間が短いほどリスクは増大し、一方で期間を長くとれるひとは低リスクで資産を築くことができます。わかりやすく言うと1日で100万円稼ぐより、10年で100万円稼ぐ方がかんたんだよね~といった話です。

 より鮮明に未来を想像することによって現在とるべき行動がわかります。いまと未来を結び付けてくれるもの。それが家計簿です。

教育費の目安

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 お子さんがいらっしゃる家庭では同時に教育費も必要になるのでしっかり見積もっておきましょう。

 大学まで進学することを考慮した貯蓄の目安は18歳までに1人につき300~500万円。(医学部・歯学部などは除く)

 小学生の頃が最もお金が貯まる時期となりますが、お金が貯まりやすいからと言って財布のひもが緩み、無駄な浪費をしないように注意しましょう。

「こんなにお金を貯める事なんてできない!」

 という方。大丈夫です。お金を貯めることができないとわかっただけで十分価値があります。別の戦略を立てましょう。

 日本には奨学金制度があります。いくつか条件はありますが返さなくても良い給付型の奨学金もあるんですよね。できないならまず給付型の奨学金を得るためには何をすればよいのかを考えましょう。

節約はほどほどに

 実のところ、お金を稼ぐよりも生活支出を抑えるほうが何倍も負荷が少なく、日々の生活や将来に対する安心感が得られます。そもそも、月21万円以内で生活できれば老後資金なんて必要ないし大金を稼ぐ必要もありません。

 収入を1万円増やすのも、支出を1万円減らすのも結果は同じ。どちらも手元に1万円が残るわけですが、収入を増やす方は時間や労力を要します。

 収入を増やすことばかりを考えるのではなく、資産を減らさないことにも注目してください。バケツにいくら水を注いでも底に穴が開いていたら水は一向に溜まっていきませんよね。水を注ぐのと同じくらい穴をふさぐことは大切。

 ただ、毎日もやししか食べない!といった過度な節約は心身が荒んでくるのでおすすめはしません。自分の心や体、家族と相談しながら少しずつ改善していきましょう。

無料で使える高性能家計簿アプリ

 家計簿と言えば手書きを思い浮かべる人も少なくないと思いますが、時代はもう令和。かんたん便利な家計簿管理アプリがあります。

 その名も「マネーフォワード」

 スマホのカメラでレシートの写真を撮れば日付や金額などを読み込んでくれます。

 有料版もありますが、無料版でも十分に使えるのでおすすめ。

まとめ

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✅家計簿をつけると人生が好転する
✅ぼんやりとした不安がはっきりと見えるようになる
✅余剰、老後資金が把握できるようになる
✅やるorやらないの判断基準ができる
✅無駄な浪費を改善するきっかけができる
✅過度な節約は注意
✅家計簿管理アプリ「マネーフォワード」がおすすめ

 不安や悩みは脳のワーキングメモリ(短期記憶や処理能力)を占領してしまい、パフォーマンスを下げてしまいます。

 常に不安・悩みがあるひとは残りのメモリで日々のタスクをこなさなければなりません。一方で不安のないひとは100%の力を発揮できます。

 家計簿をつけ、対処することによって将来に対するぼんやりとした不安が消え、自己の能力が最大限発揮できるようになればあなた自身の存在価値が高まり、収入が増える!なんてことにもなるかもしれません。

たかが家計簿、されど家計簿

 たったひとつの行動で人生が変わる!決して大げさなんかじゃないと思っています。

 いまの生活に満足していない!という方は家計簿を記帳してみてはいかがでしょう~

以上!ではまた!



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