キャディコーポレートの裏側:製造業DXに真正面から向き合う会社のこれまでとこれから
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キャディコーポレートの裏側:製造業DXに真正面から向き合う会社のこれまでとこれから

コーポレートの伊藤です。
先日、資金調達のリリースを出させて頂きました。

一つ節目ということで、これまでの歩みをコーポレート目線で振り返りつつ、これからの話についても触れられたらと思います。

僭越ながらミートアップも開催するので、更に深ぼった話を聞きたいという方は是非ご参加ください。

キャディのコーポレートって何が大変なの?

まず製造業の受発注プラットフォームとして、管理部に何が求められるのでしょうか?前職はウェブサービスを提供する会社だったのですが、正直入る際は「ちょっと原価計算が大変で、取引リスクが上がるくらいかな」位にみていました。考えが全然甘かったです。

他社の管理部長の方々とよく話す中でも、以下の点で違いを感じます。

①モノ動き方が複雑で、取引データをデジタルに取りに行くことが困難

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例えば経理に必要な「サービス提供日=出荷日」という情報を取りに行こうとします。

デジタル上で取引が行われていれば、簡単に必要な情報にアクセスできると思いますが、製造業の場合は実際にモノが動いている上でにサプライチェーンが複雑でデータの取得にはかなり苦労します。

キャディのビジネスはすべて自動で取引がなされていると思われているかもしれませんが、メール・FAX・電話を駆使しておりコミュニケーションの観点ではまだまだアナログです。

取引のコミュニケーションがアナログで行われている以上、管理側としても必要な情報は散らばったアナログの情報を頼りに最終確定の情報を取りに行くしかありません。
将来的には下記図のようにシステム上ですべて管理できる世界を目指していますが、管理体制を他社のテンプレ通りに構築できるものではないと認識頂けると良いかと思います(そうしないと私のように痛い目みます笑)

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②サービスを提供する際に、利用規約等で取引リスクを一括でコントロールすることができず、1社ずつオーダーメイドで取引リスクを考慮しながら契約を行う必要がある

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製造業一口に言ってもエンドマーケットによって取引リスクが全く異なります。例えば、食品機械の場合キャディが提供した部品がきっかけで食品に異物が混入した場合にどのような責任負担となるのか、空気清浄機といったコンシューマー向けの製造を行った場合に機械の不具合でエンドユーザーに身体的な危害が加わった場合にどうするのか、などあくまで一例ですが顧客が所属する業界ごとに考慮すべきことは多岐にわたります。

「一度契約の型を作って、あとはそれを使いまわせば良い」という世界ではなく、キャディのビジネスの拡大に応じて全く新しいものとして1つずつリスクを検証していく必要があります。

③取引量の増加スピードはもちろんだが、「取引形態」のパターン増加スピードが半端じゃない
会社の成長スピードにもいくつか種類はあると思うのですが、おそらく管理部的に困るのは「取引形態」の種類増加です。

同じ型で取引量が増える分には、一度構築した体制にオペレーション人材を投下していけば済む話なのですが、型が増えるとなる別問題です。新たに体制自体を作りに行かないといけないため、この型がどんどん増える場合にはより高度な人材を常に張っておく必要があります。そしてキャディの場合この型が想像以上のスピードで増えています。

具体的には、

・創業初期は取引辺り数点の部品を提供
・「装置一式」すべての部品を提供
・パートナーに対してキャディから材料の有償支給を開始
・プラント設備の製造支援提供開始
・SaaS事業および海外展開を開始

2~3年の出来事ですが、管理部観点ではデータの捉え方など全く違うものとして考えなければならないモノばかりで、(嬉しい事ですが)想像以上のスピードで新しいことが始まっていくので高いキャッチアップ力が求められます。

その他
他にも、お客様の重要な図面を扱うため高いセキュリティが求められたり、組織変更が毎四半期ごとに起こるため、柔軟に対応できる承認ルール等を考える必要があるなど様々あり、いまだに課題だらけです。

これまでのコーポレート

キャディコーポレートの特徴を少しでも理解頂いた上で、過去どんな体制で何に取り組んできたのか書かせて頂きます。

創業~2020年:「何でも」を1~2人で回すマルチロール体制
2020年頃までは採用チーム1~2名、財務・経理・法務・総務・情シスを2~3名で対応していました。

少人数で移転や資金調達・全社イベントのプロジェクト(言えないものも多くあるのですが)に対応しながらも、特に経理体制の強化およびオンボーディング体制の強化に注力していました。

少人数で対応していたものの、余り望ましいものとは思っていませんでした。確かにコーポレートの人員コストを抑えられるというメリットはあるものの、それぞれの領域の専門家が社内にいないという状態は別の場所で負荷が上がったりします。例えば、キャディでは頻度の高い法務リスクの検討を外部弁護士に任せていたので、事業部から聞いた取引内容を詳細に説明し直す必要があったり、セキュリティリスクへの対応を本来は開発に集中すべきCTOの小橋が兼務する状態が続くなどと、生産性の低い体制となっていました。

資金調達業務についても代表加藤がかなりの工数を取っていたり、経費精算一つとっても今ほど自動化されておらず、営業のピュアセールスタイムを圧迫してしまうような状況でした。

2021年:事業が急激にグロース、コーポレート体制も大幅に強化
2021年に入り、状況が一変しました。採用チームが1~2名だったところから強化され、コーポレートも現在は経理2名(+2名入社確定済)、法務1名、労務+1名入社確定済、情シス1名と大幅に強化されました。

ただし下図のように、合わせて事業も社員数も急拡大しています。そのため、法務が充足できたからといっても新規事業の運営や総務を兼任している状況でリソース的にはまだ課題が残っています。

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これからのコーポレート

今後の課題
シリーズBに合わせてグローバル展開およびSaaS事業についてのリリースを出させて頂きましたが、まだ表に出していない新規事業の芽がキャディの中にはいくつもあります。

そのため、今後は
①既存の取引にグローバルという変数が加わること
②SaaS以外にも複数新規事業が立ち上がってくること
を念頭に管理体制を強化していく必要があります。

採用について
ここまで入ったなら充足したのでは?と思われたかもしれませんがむしろ逆で、各ポジションで専門の方が入ったことで「できていない事」が顕著になり、更に各ポジションで人が必要であることがわかっている状況です。

以前よりもやるべきことが明確になっているため興味がある方は各ポジションの担当者と面談していただければより高い解像度で話を聞くことができるかと思います。

またコーポレート組織運営の観点で管理部長の方を絶賛募集しています。各領域で専門性の高い人材が増えており、コーポレート組織全体のカルチャー醸成も含め高いレベルでマネージできる方を求めています。

おわりに

最後に、面白い例えだなと思ったエピソードを一つ紹介させて頂きます。つい先日、私の友人へキャディに入ってみないかと話をしたところ「もう責任者級の人が多くいるし、今更行ったところでやることないのでは?」と思ったそうです。それに対し「1998年のAmazonにやることないわけないやろ」とうちのとある社員がつぶやいていました。

確かに充分人が揃っているように見えるのかもしれませんが、相手にしているマーケットが巨大なため、それと比較すると全然足りていません。

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キャディではこの巨大な産業に大きな変革を起こし、AmazonやGoogleといった企業に引けをとらないだけの社会的インパクトを起こすことを本気で考えています。そのための仕組みづくりを一緒に考えてくれる方をお待ちしています。

各ポジションの面白さについては以下noteにまとまっているためこちらもお読みください!(随時追加予定)

※Brand Movieも是非Checkください!

少しでもご興味をお持ちいただければこちらからぜひカジュアル面談をお申込みくださいませ。お待ちしております。

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製造業のポテンシャル解放に取り組む会計士です。ルーティンは「OK,Google 〇〇して」で終わらせたい。 GAS/Python/SQL 監査法人(EY)→弁護士ドットコム→キャディ