詩）　忘れられへんオカンの弁当、元気をもらったあの食事

高校時代の僕の弁当は　二段弁当

大抵は　上がおかずで下がご飯

たまに逆のこともあるけれど

弁当は楽しみの一つ

ある日　僕は朝ごはんで目玉焼きを残した

その日の昼　弁当の上の段を開けると

残したはずの目玉焼きが

寝そべっていた

僕は

「お。ひさしぶり」

と、目玉焼きに声をかけた。

僕はゆっくり息を吐いた

僕は空を見上げた

そして思った

「おかん・・・

　どうしても目玉焼き食わせたいんやな」

僕はそんな二段弁当から元気をもらう

高校時代の僕の弁当は　二段弁当

大抵は　上がおかずで下がご飯

たまに逆のこともあるけれど

弁当は楽しみの一つ

昨晩は　焼きそばやった

次の日の昼　弁当を開けると

上の段は　全面焼きそばだけやった

僕は

「またお前か」

と、焼きそばに声をかけた

下の段は　全部ご飯やった

僕は

「やっぱり」

と独りごちた

僕はゆっくり息を吐いた

僕は空を見上げた

そして思った

「おかん・・・

　手 抜いたんやな」

僕はそんな二段弁当から元気をもらう

高校時代の僕の弁当は　二段弁当

大抵は　上がおかずで下がご飯

たまに逆のこともあるけれど

弁当は楽しみの一つ

ある日　弁当の上の段を開けると

上の段は　全てチャーハンやった

僕は、思わず

「お！」

と声を上げた

「おかん、今日は気合入ってるやん！　」

そして、下の段は　全部ご飯やった

僕は思わず

「え！！」

と声を上げた

教室中のみんなが振り向いた

僕はそっと教室を抜け出した

僕は空を見上げた

そして思った

「おかん・・・

　これはもう戦争やで」

教室に戻った僕は

友達に弁当の中身を見られないように

空元気でカモフラージュした

空元気であっても元気が出たからそれでええ

僕はそんな二段弁当から元気をもらう

僕はいつも二段弁当から元気をもらう

親になって気づきますが、毎日子供の弁当をつくるのはとんでもない労力ですよね😅


今回は
#元気をもらったあの食事
を書こうと考えたときに、高校時代の弁当をふと思い出しました。

おかんは、子供３人と親父も含めて、毎朝４個の弁当をつくっていました。

それは、めちゃくちゃ大変やったろうなと思います。

そんなオカンへの感謝も込めつつも、素直ではない僕は😅、実際に経験した"おもろくて印象に残った"弁当３つの方で、詩のようなものを書いてみました。
　

今思えば、僕の弁当には煮物が多く入っていました。

全てのオカズに煮汁がうつり、毎日弁当が全面茶色になっていた記憶しかありません。

まれに入っているイチゴももちろん茶色になっていました。

かなりの頻度で、教科書まで茶色になっていましたね。
　

しかしそれも、今気づくと冷凍食品をチンするだけの方が楽だったはず。

煮物など、つくるのは余計に手間でしょう。

でも、手作りを持たせてあげようという、オカンの優しさやったんかなと思います。
　

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今日も読んで頂いて有難う御座いました😃

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