【 歌詞 】Flower


綺麗事が大好きな あの人と距離を置いて
急に独りになった途端 静けさに安らげた
彼はとても綺麗で 憂いすらも美化できて
いちばん辛いはずの私を 易く慰められる

涙の数が 何になるんだっけ
また こんなにも視界が滲む

彼が云う花が 一つ二つテーブルに咲いた
色んなこと思い出したなら 胸が苦しいよ
本当は あなたみたいに生きてみたいけど
私は いつも無駄に巻き込んでしまうだけ


嘘つきという自覚が 清々しいほどなくて
そんな性分に希望すら 拝ませてもらった
もしかしたら今でさえ 嘘なんじゃないか
そのくらい 声も温度も近くに感じられる

約束の日は 去年の明日だよ
まだ全部 取って置いてある

彼が云う花が また三つシンクを透かして
使い切れない広さに 二人を見てしまうよ
無闇矢鱈に詰めていたはずの 明るい未来
もう長い間 コンセントにも繋いでいない


調子いいこと 甚だしくって
また こんなにも視界が滲む

彼が云う花が 一つ二つテーブルに咲いた
綺麗に飾るから ちゃんと褒めて欲しいよ
会えない世界なら なんだかんだ恋しい人
くたびれた私は まだ何も捨てられずいる


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