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こらむちっく

「こらむちっく」というタイトルでつらつらと本や映画などの作品の紹介などをしている記事のまとめです

4 本

「著・有川ひろ『倒れるときは前のめり』」 〜こらむちっくno.1〜

はじめにもう少し定期的に文章を書かないとな、なんて思いつつ、就活始まるしな、なんて言い訳をしていたのだけれど、結局就活でも文章は書かなくてはいけないし、その先もずっと書き続けたいのならどんな時も書き続けた方がよかろうということで、今日から「言葉探しの旅をしている」というタイトルで、程々の頻度で(具体的に明示しないあたりが逃げですね…)文章を書いていきたいと思う。自分の大学での専攻などなども相まって最近触れた作品(やアーティストなど)の中から何か一つを皆さんに紹介する、みたいな

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最果タヒ展in渋谷PARCO 〜こらむちっくno.2〜

さっそくコラムの第二弾を投稿(no.1は書きだめていた文章だった) 東京での開催が決まって、ネットでの発売日当日に前売りまで買ってワクワクしていた最果タヒ展にようやく行くことができた。 ちょうどコロナの自粛期間のころに最果タヒさんの詩集に出会って、まだまだ詩も、最果タヒさんの作品に関しても初心者で少しずつ作品を読み進めているところなのだけれど、詩のインスタレーションというものがどのようなものか、そして最果さんの言葉がそこでどのように描き出されるのか、とても興味があった。

貴志祐介『新世界より』 〜こらむちっくvol.4〜

おはようございます。レポートに一区切りがついたのでしばらくはちまちまと更新できるはず、うん。 今日は貴志祐介さんの『新世界より』についてつらつらと書いていこうと思う(この「こらむちっく」は気軽に5分くらいで読めるような文章を目安にしている、今回からだけど)。2008年に日本SF大賞を受賞しているこの小説をはじめて読んだのは10年近く前、中学生の頃だったのだが、相当の衝撃を受けたのを今でも覚えている。どうしてこの小説を今頃になって紹介するかというと、ずばりレポートの題材で使わ

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YOASOBI原作小説応募作品 〜こらむちっくvol.3〜

お久しぶりです。今回は自分で書いた夜遊びコンテストvol.3の応募作品について。 お題は「おはよう。」。大賞作品はYOASOBIによって楽曲化され、めざましテレビのテーマソングになるとのことです。今回初めて僕もこのコンテストに応募してみました。YOASOBIのことを考えながらだったからこそ書けた作品になったと思います。 10分ちょっとで読める短編なのでお時間のある時に読んでいただけたらとても嬉しいです。 背中を押す、というよりはそばにいてくれるような、そんな作品になって

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sonohigurashi

ソノヒグラシの音楽やそれに関連する記事のまとめです

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「永遠を夢見て僕らは眠る」リリース!詩・歌詞カード無料公開

スタジオソノヒグラシ最新作「永遠を夢見て僕らは眠る」、本日ついにリリースされました! 詩、及び歌詞カードのデータはこちらから無料で閲覧、ダウンロードしていただけます。テキストにも拘った作品となっているのでぜひご覧ください。 PDFファイルはこちら↓ また、楽曲もsound cloudから無料でダウンロードしていただくことが可能です。YouTubeでは再生リストからイラスト、詩などとともにお楽しみいただけます。 sound cloud (楽曲無料ダウンロードはこちら。ダ

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8月1日公開『永遠を夢見て僕らは眠る』

今日は公開予定の作品について、少しだけ。 自分の作品にメタ的なこととかを忍び込ませるのは好きだけれど、他の人の作品を全てを全てそうやって受容していくと疲れてしまうからあまり好きではない、というわがままな人間なので、僕自身も僕の作品についてこう受け取れみたいなのは言いたくない、と思う。だから僕がこうやって作品について話をするときは「あーそうなんだねー」ぐらいで聞いてもらえたら嬉しいし、聞いてもらえなくてもいい。それに、僕が偉そうに自分の作品の含意について語っていても後付けだっ

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オリジナル曲『夏の雪』×オリジナル小説『雪のように』

一昨日、新たな作品をYouTube及びmonogataryにて公開させていただきました!今回は音楽と小説が相互につながっている形となっています。 せっかくなので一つにまとめて公開できるnoteでも公開させていただきます!前半にオリジナル曲『夏の雪』、その後にオリジナル短編小説『雪のように』を掲載しています。 『夏の雪』という曲が先に生まれたのですが、これはSEKAI NO OWARIさんのスノーマジックファンタジーという曲に出てくる雪の精がきっかけとなって生まれた曲です。夏

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たくさんのものをくれた

僕は中学生の頃に音楽を始めた。 それまではピアノなどの楽器はおろかカラオケにすら行ったことがなかったし、(嵐は好きだったけど)正直音楽は退屈だと思っていたし、いつか自分が楽器を始めたり、バンドで歌を歌ったり、曲を作ったりするなんて考えもしなかった。 それでも、人生には劇的な出会い、というやつが本当にあるみたいで、僕にとってのそれは中学生で訪れた(もしかしたらこれからもそういうことが一度か二度くらいはあるのかもしれないけれど)。 それはSEKAI NO OWARIというバンド

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文学 by Tatsumi (sonohigurashi)

小説や詩などの記事まとめです

11 本

オリジナル掌編小説『少しだけ』

 あれ、なんでこんなことになっているんだっけ。僕は燃え盛る炎の中で、そんな間抜けなことを思っていた。  たぶん人が死のうと思うのは、ほんのちょっと魔が差すみたいなものなのだと思う。駅での飛び込み自殺って電車は止まるし残された家族に多額の損害賠償請求がされるわけだし、なんでそんな迷惑なことできるのだろうと思っていたけれど、その答えが今、なんとなく分かった気がした。たぶん彼らの多くも、「よし、死ににいくぞ」と決意を固めて駅に向かうわけではなく、いつも通り会社や学校なんかに向かう

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オリジナル曲『夏の雪』×オリジナル小説『雪のように』

一昨日、新たな作品をYouTube及びmonogataryにて公開させていただきました!今回は音楽と小説が相互につながっている形となっています。 せっかくなので一つにまとめて公開できるnoteでも公開させていただきます!前半にオリジナル曲『夏の雪』、その後にオリジナル短編小説『雪のように』を掲載しています。 『夏の雪』という曲が先に生まれたのですが、これはSEKAI NO OWARIさんのスノーマジックファンタジーという曲に出てくる雪の精がきっかけとなって生まれた曲です。夏

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掌編小説『目には見えない』

咲とはぐれた。 正確に言うと、咲がはぐれた、の方が正しい気がするけれど、この際どっちでもいい。夕刻、夢の国の中にもだんだんと灯りが点っていく頃、僕がボップコーンを買いに行った隙に咲は姿を消した。 ポップコーンを持ってベンチの前で立ち尽くす僕。キャラクターの耳をつけて楽しそうに行き交う人々の目にはさぞかし滑稽に見えているだろうか。いや、もはやその目には僕など映っていないか。視界の隅に、陽気に振る舞うキャラクターがちらつく。 一体どこにいるのだろう。さすがにこんなにたくさんの

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monogatary始めてみました

こんにちは、 今回はタイトルの通り、monogataryというのをはじめてみました。せっかく小説を書くならより多くの人に読んでいただきたいと思い小説専用の投稿サイトに手を出してみた、という感じです 最近YOASOBIさんの「夜に駆ける」で話題になっている小説「タナトスの誘惑」が投稿されたサイトで、毎日お題が出されてそれに沿った物語や詩などを投稿する、というサイトです。 お題は毎日変わるということで、なかなか短時間で文章を書き上げるのが得意ではないので少し遅れ気味の提出にな

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