YOASOBI原作小説応募作品 〜こらむちっくvol.3〜

お久しぶりです。今回は自分で書いた夜遊びコンテストvol.3の応募作品について。

お題は「おはよう。」。大賞作品はYOASOBIによって楽曲化され、めざましテレビのテーマソングになるとのことです。今回初めて僕もこのコンテストに応募してみました。YOASOBIのことを考えながらだったからこそ書けた作品になったと思います。

10分ちょっとで読める短編なのでお時間のある時に読んでいただけたらとても嬉しいです。

背中を押す、というよりはそばにいてくれるような、そんな作品になって欲しいと思いながら書きました。

そしてこの「ファンタジー」というタイトルには「行って帰る」という意味が込められています(多くのファンタジーはこの「行って帰る」というある種形式のようなものを持っていることが多いのです。『指輪物語』や『ナルニア国物語シリーズ』などはものすごく顕著)。エンターテインメントは、ただ現実から目を背けてしまうためだけにあるのではなく、また現実へと向き合わなくてはいけない私たちがいったんそこへ逃げ込んでもう一度歩き出せるまでそばにいてくれるような、そういうものだと思ったから。そして毎朝、そんな音楽がテレビから世界へ届けられるのだとしたらそんな素晴らしいことはないと思いました。

このエンタメに関する考え方は、ある時SEKAI NO OWARIがライブで言っていたことから影響を受けていたりします。ここは永遠に現実から目を背けるためにある場所ではなくて明日また現実世界へ向き合って頑張ろうと思えるような場所であって欲しい、というようなことを言っていて、それこそが音楽や文学などのエンターテインメントが持ちうる大きな力のひとつなのではないか、と思いました。

これからもそのようなエンターテインメントをたくさん生み出していけるように、少しずつ頑張っていきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?