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2000年以降個人的洋楽10選Ⅲ

2000年代最初のこの洋楽の記事で結構批判的にこの時代について書いたりしていたんですが、早くも第3弾笑。何やかんや言って、現代を一番表している年代とも言えるので、良くも悪くも今の耳からすれば親和性というのがあるのかも……。なんて言い訳から入りましたが、2000年代はまだエミネムとかレッチリ、グリーンデイなどスターが元気だったので個人的に選曲のしやすい時代でもありますね。ちなみに2009年までの洋楽で今回は構成されています。まあそんな感じで、早速どうぞ。


Without Me / Eminem (2002年)
僕が初めてエミネムを知ったのはこの曲でした。「エミネム・ショウ」っていうアルバムが世界中で大ヒットしていて、それだけヒットしているなら、と今までヒップホップとか毛嫌いしていましたが、聴きやすくて白人とかが格好良くやっていたこともスター性があって、それまでのとっつきにくい感じはあんまりしなかったですね。まあでも歌っている内容は結構ヘビーだったり下世話だったりしますが、そこは洋楽の良いところで響きが格好良ければすべてよしってことで。


By The Way / Red Hot Chili Peppers (2002年)
1990年代より2000年代入ってからのレッチリが僕は好きですね。1990年代まではまだ尖っていた感じがあるのですが、2000年代入って大人の余裕が出てきて、それがまたファンクな野性味と高いところでブレンドして唯一無二の存在になっていった感じがします。この曲の入っている「バイ・ザ・ウェイ」も聴きやすくてレッチリ好きになった名盤でもありますね。


Lose Yourself / Eminem (2002年)
この頃は何やっても格好良かったですね。時代が求めるスーパースターって感じがしてて。主演映画で自伝的要素がかなり強い「8マイル」の主題歌でもあったこの曲は新たなエミネムのアンセムとなってシングルだけでまた映画とともに世界中で大ヒットしていました。僕自身は映画は見てないのですが、めちゃくちゃ勢いがあってエミネム現象みたいになっていたのは覚えています。MV久しぶりに見ましたが本当にこの頃のエミネムはめちゃくちゃ格好いいですね。


Clocks / Coldplay (2002年)
21世紀に入って一番洋楽の進化というかそんな衝撃を受けた一曲でもあります。「なんて美しく、格好いい曲なんだ」って。21世紀最高のバンドとも言われるコールドプレイが世界的に大ブレイクするきっかけとなった一曲です。グラミー賞最優秀レコードも受賞しましたし、あの頃必ず作るMDとかに入れていたマストな曲でしたね。個人的に。2008年のサマーソニック大阪で生でこの曲や「美しき生命」とか聴けたのはいい思い出です。


Breaking The Habit / Linkin Park (2003年)
世界的な大ヒット(1500万枚)を記録したデビューアルバムからさらに進化して評価を不動のものにしたセカンドアルバム「メテオラ」からのリードシングルです。アニメーションを使ったMVも斬新で凄い張り詰めた雰囲気と滑らかな美メロがラップを封印した意外性も伴ってアルバム共々大ヒットしましたね。でもなんかここがピークだったような気もします。リンキンパークから張り詰めた雰囲気や危うい感じも少し感じていたと今となって思えるのは、リードシンガーのチェスターが2017年に自殺してしまったことと無縁ではないような感じが個人的にはしてしまいます。結構ファンだったのでショックでしたね。


Numb / Linkin Park (2003年)
「メテオラ」の最後に収録されている曲でこれもヒットしましたね。リンキンパークも2009年サマーソニック大阪で生で見れたので、この曲とかも聴けましたね。その前がB’zとかがやっていて凄い豪華なラインアップで聞けたんだなあ、と今になって思ったりします。この曲も切なくて心に刺さる一曲ですね。チェスターの運命やその後の悲劇を思うと余計にそう感じたりします。


Boulevard Of Broken Dreams / Green Day (2004年)
天下無敵の名盤「アメリカン・イディオット」からセカンドシングルでパンクバンド史上初のグラミー賞最優秀レコードに輝いた名曲でもあります。いやあ、本当にこのアルバムは凄かったですね。誰が聞いても一発で「いいアルバムやん」って思えるのは本当に数少ないと思いますが、これはまさにそんなアルバムです。オアシスの「モーニング・グローリー」共々、邦楽しか聞かない人にもおススメの聴きやすくて、洋楽の良さ、ロックの良いところが詰まったアルバムだと個人的には思ったりします。この曲はそのアルバムの中ではやや地味かもしれないですが、やっぱりグラミー賞取るだけあって深くて味わいのある一曲だと思います。


Wake Me Up When September Ends / Green Day (2004年)
「アメリカン・イディオット」の最後らへんに入っているバラードナンバーでシングルカットもされましたね。僕は当時このMVが映画みたいで好きで、ガラケーにダウンロードしてよく見たりしていました。このアルバム自体は当時のブッシュ政権がイラクやアフガニスタンに武力介入しようとしていることを批判したものとなっていて、昔からアメリカとかヨーロッパとかロックが政治とかに言及して批判とか出来ているのが羨ましいし、カッコイイとか思ったりしていました。日本じゃほとんどないですもんね。いろいろと問題はありますが、やっぱり向こうの方が健全な部分もあったりするのかなとか、そういう批判出来る風土とか見てると思ったりします。MVは前述したようにショートムービーみたいになっていてちょっと長いですけど、どうぞ。


Dani California / Red Hot Chili Peppers (2006年)
王道ロックって感じがして好きです。この時代ではレッチリにしかもう出来ないような分かりやすくて、骨太で、舐められないロックと言いますか。いい感じで年齢を重ねていっているロックスターの生き様が滲み出ているようなMVとかもいいですよね。過去のロックの歴史のオマージュ、コスプレも見物です。当時は好きでこのMVもよくガラケーでダウンロードして見ていました。そういや2011年のサマーソニック大阪にも来ていて生で見ました。まだそこまでレッチリ知らない時だったので、ありがたみが分からなかったですが笑。そういえばX-JAPANがその前に出ていて今思えば凄い豪華な流れでしたね。


The Turning / Oasis (2009年)
残念ながらこの曲が入ったアルバム「ディグ・アウト・ユア・ソウル」でオアシスは解散してしまいましたが、このアルバムも良かったですね。僕は特にこの曲が今までのオアシスにない感じがするさらに進化したサウンドだったので、解散はかなり惜しいなって思ったりするややにわかファンです。ライラ(2005年)とどっち入れようか迷ったのですが、やっぱり曲の格好良さではこっちの方が上ですね。2005年の初めてのサマソニ大阪の南港の会場で見た時が印象的でライラとか歌っていましたね。「ドント・ルック~」などのアンセムとかと一緒に。その年は11月に大阪城ホールのライブも観に行って結構オアシス生で観たりしているんやなあ、と思ったりします。昔で言えばツェッペリンとかを生で観たとかの意味合いがあるのかも……みたいな、そんな今や伝説的なバンドになっていたりしますもんね。


まだまだいいバンドやロックが多いですね。90年代からの進化の奇跡がまだ見えるから結構この年代の洋楽は好きだったりします。どっちやねん、って話ですが笑。でもこの年代はもうみんな今は50代とかで解散したり、往年の勢いはなくなったりしているから、ロックや洋楽がまだ元気だった最後の年代なのかも。いろいろな意見はあると思いますが。でもいい曲やバンドとかは時代を時を超えていくから、いつ聞いても心が揺さぶられますね。ビートルズももうすぐ最後の新曲出すそうですし。懐古趣味になりがちな洋楽ですが、十分もう財産はあるからそれを楽しんで生きていきたいと思ったりします。ではまた何かの10選で。

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